blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

近場でも

2009-05-04 20:17:11 | 旅行
GWだというのに、車に乗れないおかげで遠いところに行くことができない。
かといって自宅にばかりいても、かえってイライラして外に出たくなる。
3月頃の気持ちがふさいでいた時期からすると、ずいぶん元気が戻ってきたという意味ではいいのだろう。

ムダ使いもなかなかできない現状、外に出るといっても近場にならざるを得ない。
今日はJRで高岡に向かい、そこから「万葉線」に乗って楽しむことにした。
今まで乗ったことがなかったのも不思議といえば不思議だが、高岡近辺は親戚もなく正直あまりなじみのない土地である。
乗りテツの私としては、当然終点の越ノ潟まで行くことが目的であった。

万葉線はごく一部を除いて「ライトレール型」の車両に入れ替わった。
真っ赤な車体は遠目からでもよく目立つ。
新型だけに、乗り心地は大変良い。
今日は祝日だったから、ご当地出身の立川志の輔師匠による車内放送になっていた。
高岡駅前から約40分、車窓の変化を楽しみながら終点の越ノ潟に着いた。

越ノ潟駅自体はただの終着駅で周りには何もないが、富山県営の渡し舟が対岸の堀岡地区に向かって出ている。
船旅といってもわずか5分程度のことだが、無料なので乗ってみることにした。
あっという間に着いた対岸にも見事に何もなく、乗ってきたばかりの船にもう1度乗って越ノ潟にとって返した。
この渡し舟も、現在建設中の新湊大橋ができてしまえば廃止の運命だろう。
まだ少し先の話とはいえ、乗れるときに乗っておいてよかった。

さて、このまままた高岡に戻るのももったいないので、1駅分だけ歩いて「海王丸パーク」というところに行った。
こういう時期なので、けっこう家族連れが多かったし、フリーマーケットなども出ていて、にぎやかな雰囲気であった。
オッサン1人でうろうろするのは場違いな感じもしたが、適度にヒマがつぶれてよかった。
日中には海王丸の帆を全部張っていた時間があったようだが、それは自宅に帰ってニュースで知ったので仕方がない。

帰りは直接高岡駅まで行かず、坂下町というところで降りて「高岡大仏」を見に行った。
日本三大仏の1つのわりには地味な印象があるが、奈良や鎌倉ほどではないもののなかなかのスケールだった。
祝日でもあり、多くの人が写真を撮るなど楽しんでいた。

たとえ近場でも、今日初めて行ったところもあって、小旅行としては十分であった。
ほんの身の周りでも十分楽しめる場所がどんどん見つかれば、今の少し不便な生活も悪くはないと思えるのかもしれない。

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