バレーボール女子の代表チームが本日リオデジャネイロ五輪の出場権を獲得した。
Vプレミアリーグ各チームの大黒柱がずらりと並ぶ姿はまさに壮観、しかしそのメンバーをもってしても五輪最終予選は厳しい戦いとなった。
形の上では勝ったがタイ戦はプレーそのものも試合内容も完全に負けていたし、アジアのもう一つのライバル韓国にはまったく歯が立たずアジア枠の一位を奪われることになった。
若手も多数選ばれてはいたものの、苦しい場面では「ロンドン組」頼りという体たらくであった。
新陳代謝が進まず五輪に手が届かなかったサッカーの代表チームとダブって見える状況、本戦出場権は得たもののライバルは非常に強力だ。
ロンドンで銅メダルを獲得したとはいえ、リオではまず12チームのうちの8チーム(決勝トーナメント進出)を必死に取りに行くのが目標というのが現状の実力から言って妥当かと思う。
それでも、次の東京五輪が開催国で予選免除となるだけに、最終予選で振るわなかった若手選手が五輪の舞台を経験できることは明るい材料と言える。
リオを決めた直後の今からもう東京を見据えた構想を練っておく必要があると感じるが、メディアの雑な扱いを許す協会の無策が続く限りは、せっかくの自国開催で赤っ恥ということにもなりかねない。
女子ですら大変だった最終予選、来週からの男子はもっと厳しいものになる。
世界を見据え大型の若手を昨年のW杯あたりから起用しているが、女子と違って男子は前回ロンドン五輪を逃しており経験値で劣る。
世界ランキングは14位で出場8チーム中では下から3番目、他チームうんぬんではなく明らかに挑戦者の立場であり、ことアジアどうしの戦いとなれば、ランキングでは上にいるイランやオーストラリアを食わないといけない。
開催国特権によりランキングで劣るベネズエラと中国を滑り出しの2試合に持ってきているが、ここで一つでも落とせば五輪への道はかなり暗くなってしまう。
私はバレーボールが好きだから、ロンドンを戦ったOGをそっちのけにしてバレーを知らないアイドルを持ち上げるような進歩のない放送や、とにかく日本に優位であれば何でも良しとする会場の盛り上げ方には疑問がある。
バレーボールにもチャレンジシステムが入り込んできたのは時代の流れと言うべきで致し方ない部分もあるが、ラリー中にもチャレンジが許されるのは選手にとってはよろしくない。
テレビ放送に配慮してラリーポイントを導入したのに、時に無意味なチャレンジによって無駄に試合時間が長くなることにもなっている。
バレーボールに限らず、スポーツの商業化はいまさら止められず、しかし最低限プレイヤーズファーストであってほしいと願うのは妄想が過ぎるだろうか。
Vプレミアリーグ各チームの大黒柱がずらりと並ぶ姿はまさに壮観、しかしそのメンバーをもってしても五輪最終予選は厳しい戦いとなった。
形の上では勝ったがタイ戦はプレーそのものも試合内容も完全に負けていたし、アジアのもう一つのライバル韓国にはまったく歯が立たずアジア枠の一位を奪われることになった。
若手も多数選ばれてはいたものの、苦しい場面では「ロンドン組」頼りという体たらくであった。
新陳代謝が進まず五輪に手が届かなかったサッカーの代表チームとダブって見える状況、本戦出場権は得たもののライバルは非常に強力だ。
ロンドンで銅メダルを獲得したとはいえ、リオではまず12チームのうちの8チーム(決勝トーナメント進出)を必死に取りに行くのが目標というのが現状の実力から言って妥当かと思う。
それでも、次の東京五輪が開催国で予選免除となるだけに、最終予選で振るわなかった若手選手が五輪の舞台を経験できることは明るい材料と言える。
リオを決めた直後の今からもう東京を見据えた構想を練っておく必要があると感じるが、メディアの雑な扱いを許す協会の無策が続く限りは、せっかくの自国開催で赤っ恥ということにもなりかねない。
女子ですら大変だった最終予選、来週からの男子はもっと厳しいものになる。
世界を見据え大型の若手を昨年のW杯あたりから起用しているが、女子と違って男子は前回ロンドン五輪を逃しており経験値で劣る。
世界ランキングは14位で出場8チーム中では下から3番目、他チームうんぬんではなく明らかに挑戦者の立場であり、ことアジアどうしの戦いとなれば、ランキングでは上にいるイランやオーストラリアを食わないといけない。
開催国特権によりランキングで劣るベネズエラと中国を滑り出しの2試合に持ってきているが、ここで一つでも落とせば五輪への道はかなり暗くなってしまう。
私はバレーボールが好きだから、ロンドンを戦ったOGをそっちのけにしてバレーを知らないアイドルを持ち上げるような進歩のない放送や、とにかく日本に優位であれば何でも良しとする会場の盛り上げ方には疑問がある。
バレーボールにもチャレンジシステムが入り込んできたのは時代の流れと言うべきで致し方ない部分もあるが、ラリー中にもチャレンジが許されるのは選手にとってはよろしくない。
テレビ放送に配慮してラリーポイントを導入したのに、時に無意味なチャレンジによって無駄に試合時間が長くなることにもなっている。
バレーボールに限らず、スポーツの商業化はいまさら止められず、しかし最低限プレイヤーズファーストであってほしいと願うのは妄想が過ぎるだろうか。