blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

あきらめきれない人

2024-01-16 19:56:12 | 日記
月曜が祝日だった先週は、やはり仕事が集中してかなり時間がかかることになった。
めったに遅くならないわが職場だが、やることが多ければある程度遅くなるのは仕方がない。
今はいわゆるサビ残などは許されない世の中になったから、残って仕事をした分はしっかりと手当が付く。
残業時間などは普段からあまり関心はないしましてや前もって計算することもない。
昨年末のクリスマス前もずいぶん長く会社にいたから今回はけっこういくかな~などと考える程度である。

土曜が休みだったため先週の勤務は4日間だけであったが、会社にいる時間が長かったこともありあまり外に出る気にならず日曜には貴重な休みで日も照っていたのに昼寝をしてしまった。
15時くらいに横になって目がさめたら21時くらいになっていたから、結果的には先の週末は休むことが正解だったと言えるだろう。

休養十分で今週の仕事に向かっていったものの、思わぬ滑り出しとなった。
ミスをしたとかではないものの、不用心に私のフォークリフトの真後ろを歩く人間がいて危うく接触しそうになった。
それを見ていたベテランの某氏が一方的にこちらを怒鳴りつけてきた。
歩行者帯すらロクに整備されておらず現場ではどちらが優先なのかさえアヤフヤなままの状況にあって、運転側がすべて悪いとでも言いたげな反応には納得しかねるものがあったが、実は氏が私だけを怒鳴った背景には別の理由があった。

この件があって数十分後のこと、氏が他の社員と談笑している中で「久しぶりにやっつけてやったわ、ガハハ」と言っていた。
やっつけられたのは他でもない私であって、どうやらしばらくミスも出さずに仕事をしていた私に何か言う材料もなく勝手にウップンをためていたらしい。
ヒヤリとする事態をとっつかまえて待ってましたとばかりに怒鳴りつけてきたところを見るに、私に何か言うことをあきらめきれないで機会を虎視眈々と狙っていたようである。
まったくヒマな人間というより他はない。

当人はヘルメットを脱げば髪は真っ白の短髪で相当な年齢と思われる。
いちおうは指揮系統のひとりとしているものの、実際のところは我が現場のエース社員ひとりがほとんどの段取りを決めており当人が機能している場面はあまりないし、当人自ら現場のことはその社員の頭に描かれている線から外れられないと言っていた。
つまり、日頃の段取りは若い社員に放り投げておいて自らは考えることはしないが態度だけは指揮系統の一員という面倒くささ満載、老害そのものの存在である。
社歴はエースより短いので面と向かっては何も言えず、かと言ってエース以上のアイデアを出す能力はなく、しかし若いエースが現場を仕切る状況は実は面白くないという身勝手で屈折した感情を抱えて仕事をしているから、エースにはべたべたの敬語だが歴の浅いものには八つ当たりやイヤミっけの多い指摘をしてウップンを晴らすというわけだ。

こういう系統の人物が複数いる我が現場の雰囲気は文字通り殺伐としており、いくら若いエースが奮闘しても限界がある。
能力がないから若いエースの言うことを聞かざるを得ないのに、そのことに勝手に不満を抱いてそのウップンを下の者にぶつける。
特にエースが昼休みなどで現場にいない時は、普段抑圧されている感情が弱い立場の者に突如として降りかかることも少なくない。
自らの能力のなさ、人望のなさを棚に上げて人目の少ない時間を狙って仕掛けてくるのにはほとほとあきれるばかりで言葉もない。

今週は早番が当たっていて、雪を見越してかなり早く会社に着いた。
少し早く着いた分、カギを開けるのに一番乗りで来ていた社長とコミュニケーションを取ってみた。
入社して以来、話らしい話もできずにいたが現状を一部でも話す機会が持ててよかった。
私としては朝のラジオ体操をキチンとやる人とガン無視して一切しない人に分かれているのはどうかと思っていたので話を振ると「そうだなぁ」とのことだった。
残念ながら今回挙げた氏もラジオ体操は全くしないし、重ねて残念なことに大型のドライバーさんはちゃんとやるのに倉庫のメンバーは半分ほどはやらず、しかも指揮系統に入っている人間は全員やらない。
会社がわざわざ準備体操の時間を用意してケガの防止などに配慮してくれているというのにやらないというのはいかがなものか。
これについては長年の積み重ねで指揮系統に入っている層に根拠のない特権意識があるのではないかと踏んでいるが、具体的な考察は次回に回すことにする。

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