blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

道険し?

2021-03-10 00:58:20 | 日記
火曜朝に仕事から解放されると、その夜は休みである。
水曜の夜までは自由だが、深夜からの仕事に備えて午後の早い内には体を休めなくてはならない。
用事や買い物は水曜日の午前中に終わるように計画して動くようにしている。

私の働く店舗ではひとつ問題が出てきていて、売り上げの多くを担うドリンク類の補充作業をどの時間帯がやるのか(夕方から夜の人か、深夜の人か)で経営も悩んでいる。
複数の店舗を抱える経営からすると、当該作業は本来は深夜の人間がやるのが原則らしい。
人繰りの都合で今の店舗以外でも働いていた時期は、実際に私の時間帯で作業を担当していたからその原則は無茶ぶりではない。
ただ、私のいる店に関しては、夕方から夜は2人態勢の日が多いこと、また20時以降の来店数から見ても、十分に深夜の人間が来るまでに作業は「できてしまうのでは」との見解が出た。

話は飛ぶが、他の店と同じように深夜の人間がドリンク売り場の整理を振られると、深夜ならではの仕事が押してしまい場合によっては食事の暇もなくなる。
深夜だから来店は多くはないが、店舗は漁港が近いため漁業関係者の来店がけっこうあり、人数的には21時台や22時台とそれほど変わらなくなる。
市場か漁師かは知らないが客同士が仲間という気色の悪い空間が一時的に発生し、同じような時間にパラパラと来ては、深夜の店舗に身内で列を作ってしまう。
全部とは言わないが、特に若い層は態度も悪いし敬語も知らないし変に威張るしで、頭にタオルを巻き長靴をはいた連中がやってくるこの時間帯は一人で店舗を守る私には地獄である。

さて、経営としてはどちらに作業をさせたいかと言えば、他の店とは違って深夜より前の時間帯というのが本音のようだ。
実際、私が今の店舗に専属になる前、前任者はやや高齢ということもあり重労働である補充作業はやっていなかったらしい。
なので、深夜の前を担う若手の某君がやることが通例であったが、来客の程度によっては完了できないこともあり、そういう時は彼の次の勤務日に回していたようである。
今は、私も作業の経験を他の店で積んできていることもあり、やり残しがあれば私が引き継いで完了させるようになった。
ところが、後ろの人間がやってくれる状況ができてから、彼の作業は少しずつ完了度合いが悪くなり、ついには作業したという言葉とは裏腹に何もやっていないという日が出てきた。
私が経営にそのことを投げ掛けた後、忙しいはずの経営が短いスパンでやってくるようになり、あらためて作業の指導、そして彼の「変化」についての聞き取りがなされているようである。

私としては、深夜帯ならではの仕事にさらに作業をオンされると毎日出ていくのが苦痛となるから、できれば人数も厚い時間帯で済ませてほしいと思うが、二ヶ月前までやれていたはずの某君の作業能力が彼自身がやらなくなったことで落ちてしまっている。
私にも同じ傾向はあるので理解はしているつもりだが、彼もやや「凸凹人間」的なところはあって、ものの得意不得意の差が極端である。
彼の場合はさらに、一つの事柄が気になると他が抜けるという特徴を抱えており、自ら作業から離れたことで覚えていたはずのことも頭から抜けていっているような状態だそうだ。
さりとて、フルタイムで週のほとんどに顔を出してくれる彼の存在は無視はできず、しかし作業に関しては間違いだらけで結局あとで手直しが必要になるという非常に難しい状況にある。

ここまでの大きなことになっている以上、結局あとは彼がどう感じてどう動くかだと思う。
彼の前である朝から夕方の人、そして後ろの深夜の人(私、もしくは店長)からも「???」が出されてきている状況を分かっていないはずはない。
店が比較的ヒマな時間帯に人を増やし、あえて下の名前で呼び何とか盛り立てようとしている経営の意図を理解し、私が来る前の動きを思い出すだけでOKだ。
今の彼にやる気があるかないかは、もう一回か二回の機会で分かるだろう。
経営から持ち上げられていることに安住していては、せっかく増やしてもらった戦力が「彼の代わり」になってしまう。
そのことを彼自身が理解するまで、時間はそう多くない。

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