■炎のクリエイター日記

美味しいもの・史跡が持つ歴史のご紹介。お料理はプロ・自作を問わず鮮明な画像で、どんな素材も関西仕立てにクリエイトします。

皮ハギ ~美味しいけれど残酷な命名!~

2013年12月10日 00時11分48秒 | 魚介料理
何も好きこのんでは呼ばれたくは無いだろう‥‥‥自分の皮を剥がされるので「カワハギ」と呼ばれるお魚は。旬は本来「夏」であるが「秋から冬」にかけて第二の旬(肝編)があり、身は脂肪が少なく歯ごたえがある白身で、食するなら刺身だと思い、弾力があるので削ぎ切りにして薄造りにするのが良いようだ。



カワハギは、その淡白な身だけでなく、肝臓(キモ)も珍味として珍重される。第二の旬を迎える冬場に栄養を多く摂り、キモが特に大きく発達(脂肪肝だね)する時期‥‥‥それが今の時季となる。キモは脂肪分を多く含んでおり、こってりした旨みと甘みがあるので、醤油に溶かして「キモ醤油」で刺身を食べるのが通の食べ方。キモ自体を食べてもアンコウの肝にも劣らない逸品であるのだ。一方、キモが大きく発達すると身が痩せてしまうので、身だけを賞味するならば「夏」がよいと言う。



口笛を吹くような口を包丁で切り落とし、ザックリ皮を剥いだ「カワハギ」だが、何か裸にされたようで恥ずかしげに感じる。



カワハギは、皮を剥かないと食べられないほど、皮が非常に堅くザラザラしており、逆にザラザラとした皮は、サンドペーパーの代用にもなっていたほどで、銭瘡(ぜにがさ)をこすればよく治ると記されている。吊りあげた瞬間から息絶えるまで、ギィギギと鳴くような奇怪な魚でもあって、大量に戴いた時は煩さくて寝られなかった事を思いだした。



先日の和歌山旅行で気に入った「雑賀純米大吟醸」を合わす。いつもの好みの辛口ではないが、酒の味を主張してくるコクと、のど越し爽やかな風味が「カワハギ」の味を引き立ててくれた。




‥‥‥‥‥‥<切り取り線>‥‥‥‥‥‥

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7 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (tomato)
2013-12-10 06:51:03
おはようです^^

なんか考えた事なかったです。
皮をはがされるから、「カワハギ」なんですねー
それに、この皮が付いた状態で見たことってあまりなくて・・・
私、皮がはがされてないとカワハギって解らないかもです^^;

なんだかほんと、申し訳ないような気分になっちゃいますけど、
感謝して頂かないとですね。

でも・・超美味しそうです^^

ポチです。
返信する
Unknown (まりりんまんしょん)
2013-12-10 07:38:38
肝が大きすぎると身が痩せるというのは肝硬変という感じでしょうか?酒の飲み過ぎが心配です。それにしてもむき身のカワハギ見事ですね。若いお姉ちゃんならなおヨシ。
返信する
Unknown (.しじみちゃん)
2013-12-10 07:53:55
おはようだす

社長夫妻が富山の方に旅行に行って

かわはぎを楽しみにしてたそうだすが

時期にはもうちょっと後っていわれたそうだす

炎クリさんにであっては、かわはぎも

つるりんちょと剥かれちゃうだすね

でもおいしそうだす

ぷっちんだす
返信する
凄い、人間勝手・・・・ (炎クリ)
2013-12-10 09:12:57
>>tomatoさん
おはようです。(*⌒ー⌒*)ゞ

皮を剥いで食べるから「カワハギ」って、
調理法方が名前になっているのって・・・どうなんですかね?
えぇ~、剥いてないと判らないですか~♪^^;
これって生きているときはギィ~ギィ~鳴くんですよ。
あり難く戴かないとね。
応援(^_-)-☆ありがとうです!


>>まりまんさん
おはようです。(*⌒ー⌒*)ゞ

肝硬変までは行かないでしょうが、
またまた健康な身体に春には戻るわけだし。
最たるものがフォワグラですよね?
裸になると何故か恥ずかしそうですよね。
いつも(^_-)-☆ありがとうです。
返信する
案外・・・・ (炎クリ)
2013-12-10 09:17:38
>>しじみちゃん
おはようです。(*⌒ー⌒*)ゞ

カワハギもいいですが、富山なら寒ブリが・・・・、
って、食べることばかり考えてしまいます。
案外カワハギの皮は固く、服を着ているかのように、
ツルリンと剥けてしまいますので、
これも名前の由来に関係あるのか?と思うほどでしたよ。
応援ぷっちん(^_-)-☆ありがとうです。
返信する
カワハギ (英さん。)
2013-12-10 23:34:08
こんばんは。

確かに残酷な命名ですね。
イナバの白兎を思い出します。
あれは、さらに残酷?

それにしてもおいしそう。
雑賀の純米大吟醸にはビビりますね。

大応援団派遣\(^o^)/
返信する
イナバウわー・・・・ (炎クリ)
2013-12-11 05:20:11
>>英さん。
おはようです。(*⌒ー⌒*)ゞ

確かに皮をはがれたつながりで、イナバの白兎ですか?
きっと、このカワハギのような雰囲気なんでしょうね。
雑賀の純米大吟醸は、フルーティさは抑えてありますが、
お酒自身のコクが凄かったんで、
淡白なカワハギとは良い組み合わせでした。
大応援団派遣(^_-)-☆ありがとうです!
返信する

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