私を知る

自覚を中心に悟りのヒントを書いています。自覚とは「私」に意識を向け、一切は「私」の考えであることを自覚していくことです。

個の意識と全体意識

2014年01月20日 10時43分38秒 | 私の成り立ち
◇個の意識と全体意識◇

個、全体の両意識について、さらに書いていきます。

個、全体の両意識に目覚めると、ほぼ常にその二つの意識を捉えているので、慣れてくるにつれて自由にその二つの意識の間を往ったり来たりできるようになるようです。

最近の私の状況で言いますと、一人でいるときは全体意識が顕在化していることが多いです。
特に何もないと、自然と全体意識の方に往ってしまうという感じです。
全体意識から個の意識に戻ってくるのは、私という個の考え(典型的には分別です)を起こせば、すーっと個の意識が顕在化します。
反対に意図して個の意識から全体意識に移行するときは、私という個の考えを一歩引いて客観視するようにして手放すと、すーっと全体意識に移行します。

いまは、全体意識に自分の身体を預け、全体意識下で自分の身体を動かすことについていろいろ試行錯誤しています。
何か面白いことが分かれば、ここに書きたいと思います。

全体意識について少し書きますと、全体意識が顕在化しているときは、そこに私という意識はありません。
私という意識がありませんから、感情も分別も意思もありません。
ことがただ起こっていく、流れていくという感じです。
世界の情報は五感から入ってはくるのですが、それらを感じているのかどうかよく分からない感じです。
おそらく、私が無いのですから、何も感じてはいないのだろうと思います。
ただ、全体意識下で五感に入った情報はちゃんと残っていて、個の意識に移行したとき、その情報が個の意識の記憶に残っています。

このような書き方をすると、全体意識がさも特別なものに感じられるかも知れませんが、そんなことはないのです。
実は私たちは普通にちょくちょく経験しているのです。
典型的には、何かに没頭しているときです。
また、普通に何かをしているときや考えごとをしているときでも、私たちは気がつかないだけで、通常の意識と全体意識との間を頻繁に往ったり来たりしています。

全体意識について何となく分かっていただけましたでしょうか(笑)。

全体意識を捉えるのは、明け渡しによっても可能ですが、自覚(自分に意識を向けること)という手段を使っても可能です。
自分に意識を向け続けるうち、まずは自分の個の意識を捉えることができると思います。
そして、さらにその個の意識に意識を向け続けることにより、その個の意識、すなわち私という存在が幻であることを見破り、全体意識を捉える瞬間がきっときます。

その瞬間、あなたに経験したことのない至福が訪れるかも知れません。


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読んで頂いてありがとうございました。

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ヒロ)
2014-01-20 15:04:45
こんにちは。

>その個の意識、すなわち私という存在が幻であることを>見破り、全体意識を捉える瞬間がきっときます。

今日はこの言葉が指針となりそうです。
なにも言うことないです(笑)。
ありがとうございます。
返信する
Re: (慧空)
2014-01-20 21:10:07
>ヒロさんへ

>なにも言うことないです(笑)。

そうですか。
なんだかうれしいです(笑)。
こちらこそ、ありがとうございます^^
返信する
こんばんは (ai)
2016-09-19 22:04:53
一度お話したいです。
返信する
aiさんへ (慧空)
2016-09-19 22:54:36
コメントありがとうございます。
スカイプでよろしければ、いつでもお話しさせて頂きますよ。
どうぞメールでご連絡くださいな。
返信する

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