in a schale

シャーレにとじ込めたありふれた日常。

2016.04.30 DEZERT“Cure World Visual Festival”at 新木場スタジオコースト

2016-05-02 15:55:30 | ライブレポート


Cure主催フェス、途中離脱しちゃいましたが観てきました。4ステージで31バンド出演。

DYNAMITE STAGE:通常のメインステージ

SPARK STAGE:メインフロアの上手に設営されたサブステージ

HEAT STAGE:アゲハで言うと、ドリンクカウンター奥のラウンジ・DJブースのところ

BURN STAGE:外にあるステージ。コインロッカー奥のテント小屋みたいなところ





開場時間通りに行こうと思ったのに、案の定寝坊…。ダッシュしたら間に合うはずと、BURN STAGEのザアザアから観ようと思ったのですが、到着したらまさかの入場規制で入れず(死)。
てか、コーストは腐るほど行ってるものの、この外のステージの存在を今日知りましたわ。テントみたいな小屋なんですけど、もともとあったんでしたっけ。




しばらくザアザアの音漏れを聴きながら絶望してましたが、我にかえってメインフロアに行くことに。

上手前方の扉は封鎖されていたので、入口は後方の一か所のみ。バルコニーエリアの後方はまぁまぁ余裕があったけれど、下のフロアはかなり埋まっていて、階段も人でいっぱいでした。
バルコニーで観る場合、下手端に行くか、階段を降りて下に行くかしないと、SPARK STAGEの全体は見えない造りになってまして(第二の死)。転換時に人の流れにのって、なんとか下のメインフロアに降り、SPARK STAGEに近いところにたどり着けました。まだ1バンドも観ていないのに疲弊!



■■■DIAURADYNAMITE STAGE

yo-kaさんは最初フードつきのマントを羽織っていて、教祖様みたいでした。演奏もしっかりとバンドとしてのまとまりがあって、ワンマンライブのような貫禄。個人的な感覚ですが、DIAURAは小箱で観るよりこれくらい大きい場所で観たほうが宗教感あっていいなーと思いました。

「新木場! 新木場ー! ここは今、俺たちが独裁する!」といったyo-kaさんの宣言から「赤い虚像」。フリの話ですが、この曲のサビのテンポが上がって手扇子になるところ、ゼロ年代感があって好きかも。拳ヘドバンにジャンプもあって、トッピング全部乗せみたいな感じですよね。

ラストは「お前らのマスターは誰だ!?」と何度も煽って、「MASTER」。4曲と短いステージでしたが、定番曲もいい具合に盛り込んで、会場の熱をグンと上げていました。捌け際には、翌日の赤坂BLITZワンマンの宣伝もちゃんとしていて、いい意味で「なんて優等生なんだ~」と感動。



■■■DEZERTSPARK STAGE

先日のAREA公演同様に、転換中にSORAさんのドラムが聴こえてきて、そのまま幕が開きスタート。ステージにはSORAさんと、荒ぶるSaZさんの姿が。さっちゃんテンション高い!

SORAさんの髪がアッシュがかった金髪になっていました! 夏! 髪型自体はAREAのときと似たようなアシンメトリーな雰囲気。ドラムはハコのものだと思われるYAMAHAのセット。ボリュームは若干小さめな気がしました。

SaZさんはマスクなしで、黒縁メガネ(1曲目で外してましたが)。額にはいつものヒッピーバンド風の紐。私服なのか、背中にアディダスの赤いロゴが入ったブルゾンを着ていました。
そんなSaZさんがステージセンターに躍り出て、「包丁の正しい使い方~終息編」のイントロを奏で始める。

そして、Miyakoさんと千秋さん登場。みーちゃんは丸首の黒いシャツにジャケットだったかな。千秋さんは白シャツに緩く締めた黒ネクタイ姿でオールバック、白かグレーのカラコン。

イントロ中、いきなり千秋さんがいなくなったと思ったら、なんとDYNAMITE STAGEに立っていました(笑)。黒い幕の前に立った千秋さんに赤いスポットライトが当たっていたんですが、日の丸を背負っているような絵面でカッコよかった。

そのまま、“絶望!”の合図でフロアはWOD。ここで下がる人がちらほらいたように思います。1曲目ですが、観客をふるいにかけた感がありましたね…。バンドは意図していないかもしれないけれど、ついて来られるヤツだけついて来い的な。

自分たちのステージに戻った千秋さん、フロアへペットボトルを高く投げ入れる。「きみたちの歌を唄います」との言葉から「「遺書」」へ。アカペラになる部分では、“さぁ遺書を書こう こんな静かな夜に”という歌詞を“こんな静かなお昼に~!”と歌い、ちょっと和むフロア。千秋さん自身、素で笑ってました。

昼間のライブだからか、何度も「ハロー! ハロー!」と連呼。頼むから笑わせないでくれ!

「胃潰瘍とルソーの錯覚」では2サビだったか、千秋さんがマイクスタンドごと上手に移動して、そこで歌う場面もありました。
Miyakoさんのギターソロ時にもスタスタと千秋さんがやってきて、弦をいじってプチ妨害(血のりをつけてたのかも)。キレないみーちゃん優しい・・・。ピックも奪ったみたいで、そのあと下手に行ったときにフロアに投げ入れてました。

「後ろーー! 見えないけど!」と煽り、「大塚ヘッドロック」。この曲も序盤は上手で歌っていて、“左腕のない娼婦が泣きながら歌ってたよ”という歌詞を、フロアをガン見しつつ、“左腕のないブスが泣きながら歌ってたよ”と言っていました。泣きながら歌うブス・・・。
“偽りの午前0時の車窓”のところでは、右手の親指と人差し指で「0」を作っていました。←こんな感じのOKサイン。
千秋さんの手で魅せるパフォーマンス好きなんですよねー。

「SPARK STAGEという名のサブステージです! あーーーDYNAMITEがよかったなぁ~~!!!」と千秋さんが駄々をこねて「「殺意」」
さっちゃんが腰をかがめて上手へ突進! そのままフロアに降りる! その後千秋さんも、ステージから身を乗り出して「前に詰めろ!」と叫び、観客に支えてもらいつつグイグイ前へ。「中指立てろ! おれに!」
直後、支えきれなくなった前方が崩れてぐちゃぐちゃに。スタッフさんが介入して、千秋さんもステージに戻り持ち直しましたが。

演奏終了後、真っ先にステージをあとにする千秋さん。SaZさんとMiyakoさんも退場。が、なぜかギターを持って千秋さん再登場。ジャーン!とやって帰って行かれました。弾きたかったのか、最後キメたかったのかなんだったのか(笑)。
それを見届けたSORAさんが、片手を挙げて最後に去って行きました。

この日のライブのテンション感はすごくよかったなと思いました。こういうふうに、自分たちのことを好いている人ばかりではない、不特定多数の人が観ている場所で、がむしゃらにライブしているときこそ本領を発揮するような気がしました。そこで共鳴した人がどんどん彼らの元に集まっていっているイメージ。

【SET LIST】
01.包丁の正しい使い方~終息編~
02.「遺書。」
03.胃潰瘍とルソーの錯覚
04.大塚ヘッドロック
05.「殺意」




Dayzy Stripperはちら見したんですけども、チアリーディングみたいな女の子ダンサーをたくさんしたがえて、フロアに大きな風船を降らせていました。パリピやん…と目が点になってしまったんですが、夕霧さんが「踊れパーリーピーポー!!!」と叫んでいて、あっ…(納得)と思いました。

外に出てLONDBOYを観ようと思ったんですが、またも入場規制で入れず。少し休憩して再びメインフロアへ。



■■■Blu-BiLLioNSPARK STAGE

実は曲とボーカルの声が好きでたまに聴いているブルビリ。

序盤2曲の「S.O.S」「Miss Mermaid」では、ミケさんがインカムで歌っていました。うたのおにいさん。
手持ちぶさたになることなく、両手で動きをつけながら歌っていたのがかわいかったです。後ろやバルコニーのお客さんのこともちゃんと見ていたような。

ただ、SPARK STAGEはやっぱり音が小さいかも! 宗弥さんのギターソロ、いつもはもっと抜け感あってきれいなんですが、良さが半減していた~。

でも、キラキラしたイメージだけじゃなく、楽曲の良さもがっつりアピールできていたいいライブだと思いました。ブルビリは観終えたあとに100%幸せな気持ちになれるんです。



■■■A9DYNAMITE STAGE

「死んでくれーー! 死んでくれーーー!」

と、将さんが叫んでスタートしたA9。
この前リリースされた2nd EP「LIGHT AND DARKNESS」のダンサブルでエレクトロな雰囲気が好みだったので、ライブで聴きたいと思っていたんですが、まぁ見事に演りませんでしたね! 超会議のほうが新譜を入れたセトリだった模様。

でも、アリス九號.時代の「闇ニ散ル桜」「DEAD SCHOOL SCREAMING」を聴けました。最近の曲かと思ったくらい太くどっしりとしたサウンドで、ネオヴィジュアル系と呼ばれていた時代のイメージをぶっ壊されました。沙我様とNaoさんのリズム隊が熱かった。
ちなみにリズム隊は下手、ギター隊は上手という立ち位置で、それぞれ端にいるヒロトさんと沙我さんが縦ヘドバンしているから、フォーメーションが美しかった。

将さんが、「A9(エーナイン)です! アリスナインって言ったほうが早いかな!!?」とちょっと自虐的なMCをしていたのですが、もう正式変更から半年経つし、A9です!で押し切ってもいいような(笑)。
そんなA9の皆様、なんと前日は郡山でライブ→深夜にニコニコ超会議リハ→日中に超会議本番ライブ→そして今ここ!というハードスケジュール(しかも、これ終わったら金沢に移動らしい…)。

そのせいなのかわからないですけど、将さんがやたらハイテンションで、(中二階の観客を煽ろうとして、そこは)バルコニーって言うのぉ」「(メインフロアの観客に向かって)アリーナぁぁと叫んでいました。

いやでもホントいまのA9、自由でカッコいい。また観たい!



the Raid.はバルコニーの後ろのほうで観ていたので、ほぼ音だけ聴いてました。ヒィロさん(ex.ν[NEU])がサポートで入っていたみたいです。でも思い出そうしても、あまり記憶がない…。ファンの暴れっぷりがすごかった。拳ヘドバン首もげそう。モッシュ曲もあって、とにかく運動量がすごい。
ボーカルの星七さんは、ちょっと緊張感してるという話をしていました。あと、「どすこーい!」とみんなで言うのが定番らしく、会場をまとめ上げて全員で\どすこーい!!/。「おつかれいどー!」と元気に去っていきました。

MEJIBRAYは序盤の2曲だけ観ました。聴くというより観る。メトさんのドラムはLEDでカラフルに光ってるし、恋一さんはミッキーマウスの手をはめて出てくるし、MiAさんは貴族だし、綴さんは半裸だし。メンバー1人1人が濃い、濃すぎる…。
もう彼らは、登場するだけで人を喜ばせる力を手に入れている感すらあった。それはそれですごいことだと思うのだ。



■■■Phoenix AshHEAT STAGE

最後はまったりfrom San Franciscoのバンドを拝見。fromサンフランシスコだけど、ボーカルとベースの方はアジア系の顔立ちでした。

バンドマンも結構偵察に来てましたね。が! 4曲中3曲がカバー。なんてこったい!
LUNA SEAの「STORM」、ONE OK ROCKの「The Beginning」(実写るろ剣の主題歌)、MONGOL800「小さな恋のうた」を披露。日本語詞もそつなく歌いこなしてました。

MCは英語でしたが、簡単な言葉で話してくれていたのでそれとなーく理解。日本でライブするのは初めてなんだ、だから嬉しい!とかそんな雰囲気。メンバー紹介もあり。

ラストは、オリジナル曲をやるね!ということで、英詞と日本語詞の入り混じった楽曲を演ってくれたんですけど、こっちの演奏のほうが断然いい!
カバーは音がスカスカで、パンク路線…?なのかな?という感じだったのですが、オリジナル曲はイントロからズン!と音に気迫がこもっていて、地に足がついた演奏でした。カバー1曲で3曲持ち曲のほうがよかったのでは、と思ってしまった。5/5にはアルタ前でのフリーライブに出演するみたいです。


体力があるうちに帰ろうと思ってここで退散。入場規制で観られないバンドがあったのは心残りですが、普段なかなか観られないバンドのライブも観られたのでよかったよかったー。

2016.04.24 DEZERT“ZEAL LINK TOUR 2016”at 高田馬場AREA

2016-04-29 20:35:56 | ライブレポート


■■■ジン

女性ボーカルバンドのジンのほうが思い浮かんでしまうのですが、ヴィジュアル系バンドのジンです。「ジャパニーズ哀愁ポップ」がテーマらしく、メンバー全員和柄を使った衣装でした。

なんだかみんな同じような線の細い体型で、輪郭もシュッと面長で、メイクも似たような雰囲気だから、髪色とふとしたときの表情くらいでしか見分けがつかなかったです(汗)。ホームページのアー写も見てほしいんですけど、修正で細いのかと思いきや本物も細いんですよ。ドラマーですら女子以上に華奢なの。なんなん。

しいて言うなら上手ギターのLuyさんが、銀髪にサンバイザー、口ピアスで、若いころの雅-miyavi-さんみたいで気になりました。ロボットみたいな動きをしたり、顔芸してたり観ていて飽きない。

楽曲にも和の要素を取り入れているのですが、それがギターのフレーズとかじゃなく、打ち込みばかりなのが気になりました。同期を抜いたら、曲の突出する個性がなくなってしまいそうな。
ただ、3曲目の逆ダイ曲は、ライブの流れを変えるようなフックがあるなと思いました。

ファンが扇子で舞う曲も何曲かありました。猫モチーフの曲は謎だったなー。Rikuさんが黒猫の手袋(ミッキーマウスの手だけはめるやつみたいな)をつけて踊るという。ファンのフリもにゃんにゃんみたいな。曲名知りたい…。

ボーカルのRikuさんは、常にニコニコ笑いながら楽しそうに歌っていました。写真ではキメキメだけど、かわいいキャラなんですね。煽りは「あたまあたまー!」系。

ラストは逆ダイもある激しい感じの曲で、ベースの大蛇(おろち)さんがフロアに降りてきました。3柵あたりまで来て演奏していたんですけど、まわりの一部のバンギャルちゃんは座ったまま観ていて、その絵面がシュールでしたね…。しかも曲の最後までそこにいて、退場時までステージに戻らないという(笑)。



■■■Far East Dizain

くらべてしまうのは大変申し訳ないんですけど、こうして聴くと1バンド目とのスキルの差があからさますぎる。ちゃんとしたバンドだ!!!

FEDは初見だったんですが、Ledaさんの使っていたギターがヘッドレスの8弦で、そのフォルムにまず度肝を抜かれました。ボディシェイプも極限までムダを省きました!みたいなデザインなんです。これ↓



調べてみたらこのタイプのギターはブリッジ側でチューニングするらしい。へ~。

やっぱりLedaさんのギターとSujkさんのドラムが圧倒的ですね。でも、バンド名の通り日本らしささがあったり、歌メロが立っていたりと、メタルメタルしすぎていないからすっと耳に入ってくる。
Ledaさんはシャウトのコーラスもしていました。しかもうまい。イケメンでギター上手くて、歌もできるとか、神様に二物も三物も与えられている人は実在するんですね。

ボーカルのKeitaさんのステージは、CodeRebirth時代に一度観ているんですが、当時より堂々とした太い歌声になった気がします。MCはちょっとたどたどしかったけれど(笑)。トレーニングもしているのか腕の筋肉のつき方がすごい。
銀髪ベースのЯyuさんはヴィジュアルで華を添える。2.5次元。ベースを抱えながらダイナミックに4回転ぐらいしてました。

去年結成されたバンドとは思えないライブだったと思います。ラストの前に演った「I'm a Human Just Like you」は、Wow Wowとみんなでコーラスする曲だったんですけど、高田馬場エリアドーム来日公演みたいな感じでしたもんね。





■■■DEZERT

たぶん一番動員が多かった。

幕の後ろで楽器陣がサウンドチェックしているのが聴こえてきていて、フロアは“まだかな~”といった雰囲気で待っていたんですが、いきなりSORAさんのドラムがドンドコガッシャーーーーン!!と爆音で炸裂(音をかなり増幅させていてホントにびっくりした)。
何事かとステージに視線集中。そのまま幕が開くと、ステージにはSORAさんのみスタンバイしており、ドラムソロからライブスタートでした。髪型のせいもあるかもしれませんが、痩せて輪郭がシュッと引き締まっていた気がします。




ほかのメンバーも姿を現し、SaZさんのスラップから「肋骨少女」。Miyakoさんはホントに髪の毛パープル。カラコンもピンクっぽくて小悪魔風でした。

みーちゃん3連発。







千秋さんのヘアスタイルはそこまでウォーズマンじゃなかったです。姫カットだけど全体的に毛先を散らしてたからかな。ワイン色?っぽいシャツを腕まくりして着ていました。左手首に髪ゴム。

「infection」はSORAさんのツインペダルがお腹に響くくらい効いていて、テンション上がりました。「「追落」」もバスドラが鼓動みたいで良かった。みーちゃんのギターもディレイ深めできれいな感じ。

千秋さんはマイクスタンドを立てて歌っていました。“踏み出す白は今日も汚い”のところは、左手でフワッとなにかをつかむような仕草をしていたんですが、“塗りつぶす黒は今日も混ざらない”のところでは、右手を前に伸ばしてギュッと握りつぶす動作をしていて、対照的に見えました。

あと、ラストサビ前の“さよならを掴む空が遠ざかる”からのパートは全部歌わずハミングしていたり、“言葉が”とか、“追いかけても 追いかけても 君は… ”とか、“追いかけてみても”といったことを断片的に歌ったりしてましたね。
投身自殺を彷彿とさせる歌詞だなとは思っていたのですが、それを遂行する理由は「君」なのかな?とか、もしかして後追いだから「墜落」ではなく「追落」なのかな?とか、新たに気づきがありました。

演奏後、シーンとするフロア。そこへMiyakoさんのストロークが鳴り響き、“もうこれ以上に泣いたって無理だよ”と千秋さんがゆったりと歌を重ねる。サビを1フレーズ歌ったところで、通常のテンポで「「ここにラブソングを」」。アコースティック風のアレンジからいきなりヘドバンが始まったので、ほかのバンドのファンの方が、!!?という反応だったような。

「通路~! 通路~!」とセンターで千秋さんが謎の煽りをして、照明さんに灯りを落としてほしいと指示。真っ暗になるステージとフロア。そのまま「包丁の正しい使い方~実行編~」の演奏が始まり、パッと赤い照明がつく。

このあたりで千秋さんが前髪を掻き上げて一瞬オールバックに。「生きてますかー? 生きてますかー? 生きてますかー! …そうか、生きてんのか」と、ちょっと残念がる素振りから「「不透明人間」」「「教育」」。演奏前にも、声を出すなら出せといった煽りをして、“お前が嫌いさ”と観客に叫ばせていました。

でも千秋さん、声が出ないのか、気分じゃないのか、全体的に曲の後半部分はあまり歌ってなかったですねー。みーちゃんもチラチラ千秋さんを見ていた(ように見えました)。

「「宗教」」は、序盤の譜割や一部歌詞を変えて歌っていました。
“唯一の宗教です”→“僕の宗教です”、“黄緑の声が”“君たちの声が”といった具合。この曲に関しては、なにについての歌詞なのかいまだにまったくわからないんですけど、音楽やシーンに対しての皮肉なのか?説が自分の中で新たに浮上してきている。

“ふたつにして”のところは、2本指を立てて前に突き出して、「ふたつ」を表現してました。曲後半も歌詞通りではなく“ふたつにして”を何度も繰り返し歌っていて狂気。しかも千秋さん、ニヤっと笑うんですよね。SaZさんもヘドバンしながらめちゃくちゃに荒ぶってました。

ズガーンと暗い穴に突き落とされたような状態のまま終演。千秋さんが歌わない箇所があったせいか、若干不安定な印象のあるライブでしたが、ドラムソロ始まりだったり、弾き語りからのバンドインだったりと実験的な要素もあって、もっと観たいなと思わせるライブでもありました。

【SET LIST】
01.肋骨少女
02.「あー。」
03.infection

04.「追落」
05.「ここにラブソングを」
06.包丁の正しい使い方~実行編~

07.「不透明人間」
08.「教育」
09.「宗教」






■■■Kra

3曲だけ観て出ちゃったんですが、さすがの安定感といった印象でした。プロ。たとえ自分の体調管理が万全でなくとも「絶対に楽しませる」という精神でライブをやるんだろうなと感じさせるステージだったんですよね。

ひさびさに聴きましたが、景夕さんの歌唱力もすごかった。ファルセットも、どこから声出てるの?ってくらい自然だしきれいだしで感動しました。





対バンライブ、4バンドがくらいがちょうどいいなぁ。ZEALツアー来月も観る予定でいるんですが、6、7バンドとか体力的にもつんだろうか!

2016.04.23 sukekiyo 二〇一六公演“桜肌、夢締め跡と優越の詩”at 京都劇場

2016-04-28 00:10:59 | ライブレポート
昨年11月の大阪公演以来に観たsukekiyo。
(大阪の感想を書いていないのは、なぜか交通手段を昼バスにしてしまい、スーパー早起き&1時間もバスが遅延したため京都で途中下車して電車でギリギリに大阪入りし、公演の半分は睡魔との戦いで、ラストのSMショーしか記憶がないからです!)
今回も睡魔との戦いだったものの、それなりにちゃんと観ました。


過去に京さんが「後味の悪い映画が好き」という話をなにかの媒体でしていたと思うのですが、今回の公演はそれに近いなと思いました。


京都劇場は駅直結だし、座席はフカフカ、どの席でも観やすいので好きです。


スタンプ。御朱印帳もっていないのでノートに。


開演前アナウンスの際に流れていたBGMが、ちょうど吉川晃司さんの「モニカ」で、そのミスマッチ感に笑ってしまった。

ブザーが鳴り暗転。スクリーンには、映画泥棒を模したスーツ姿のスケキヨさんによる新作情報CMと、文明堂のCMをパロったグッズ売ってるよのCMが流れました。「スケッとさわやか!」とのシュールなキャッチコピー。

そして、詩の朗読とダイジェスト的映像による「前回のあらすじ」。赤いフィルターをかけた海の映像にsukekiyoの文字が重なっていく。東映のオープニング映像みたいでニヤッとしました。



メンバーの立ち位置は、ゆるやかな弧を描くように下手からUTAさん、未架さん、匠さん、YUCHIさんの順。青い照明の逆光の中、いつの間にか定位置についていました。

4人で軽くセッションしてから「hemimetabolism」へ。修道女風の衣装をまとった京さんが登場。足元はローヒールのブーツ。逆光でそのヒールのシルエットが浮かび上がって綺麗でした。
スクリーンには色とりどりの蝶が舞う映像。後半は色を失って蛾のように見えました。

「elisabeth addict」「mama」まで聴いて、未架氏がすごく変化しているように思えました。ドラミングがこれまで以上にしなやか。緩急のつけ方を曲のイメージに合わせているから、つい目を奪われてしまいます。それに、ちょっと痩せてフェイスラインがシャープになったかもしれません。リエント時代のヴィジュアルカムバックも近い?

匠さんもカチカチカチカチ忙しくしているばかりではなくて、楽しむ余裕が出てきたのかなと思いました。顔を上げて、メンバーとアイコンタクトを積極的にしていたのがいいなーと。ピアノを弾くときは映像もちらっと見ていたり。新曲の「anima」のたくみんパートが、まさかの全編ピアノだったので驚きました。この日のセットリスト、匠さんがピアノやアコギを担当する曲が多かった気がします。

UTAさんはその時々の直感的な演奏に見えるけれど、音の始末や間が丁寧。センスがいいからニクい。ところどころ歌詩のワンワードを口ずさんでいるのですが、京さんの放つ言葉を縁取るような感じで、“あっ、こんな歌詩だったのか!”とUTAさんを見て、改めて言葉の意味を認識させられることが多かったです。「mama」の“道化師手を振る 売買”のところで、京さんが下手に行ったのですが、その後ろで“売買”と歌いながら目を見開くUTAさんは強烈でしたが(笑)。

YUCHIさんは、やはり一番パフォーマンスがアグレッシヴで漢! エレキベースを腰に下げながらアップライトベースを弾いている姿がカッコよすぎです。1曲目の「hemimetabolism」から音の気迫がすごかった。
なにかの曲で、ピアノを弾く匠さんと向き合ってベースを弾く場面も。アップライトは弓で弾いたりもしていました。



詩の朗読を挟み、4曲目の「latour」から中盤の「maniera」くらいまで、また夢の世界に飛んでしまっていたので記憶があやふやです…。sukekiyoのライブ、毎回うつらうつらするか眠ってしまう。つまらないんじゃなくて、心地よすぎて。リバーヴのかかったUTAさんのギターとか催眠術…。



「304号室 舌と夜」は、イントロからガラッとアレンジが変わったので、これが新曲かと途中まで勘違いしてしまいました。これまでは第三帝國楽団時代の原曲に近くシンプルだったけれど、作り込まれて音数が多くなり怪しさが増した。

このあと京さんが下手袖にいったん捌けます。
スクリーンには白い階段を登る京さんの足元の映像が映し出され、詩の朗読が重なる。階段を登り切ると、目の前に首吊り縄。縄の輪っかに顎をのせ、ふと体重を預ける。衝撃音とともに暗転、ぷらぷらと揺れる足が映し出される…という流れでした。朗読の最後の詩は“自我の開放へ 『おかえり』”だったかな。
これ、結構精神的にキツかった。グロとか虫とかは平気なんですけど、自死モチーフはつらい。しかも京さん自ら演じるというのが。「開放」とか「転生」のメタファーだとしても、映像がダイレクトだったからなー。


そんな状態だったので、そのあとの匠さんの繊細なピアノソロがレクイエムみたいで苦しかった。最新アー写や「anima」のMVと同じく、花魁?のような姿になった京さんがステージに戻ってからの「focus」も、聴いていてキリキリと締めつけられる印象でした。
でも後半の未架さんのツーバス聴いて高まった! 楽器陣はお互いに合図を送りあって演奏してましたね。UTAさんはうつむいて自分の世界に没頭気味でしたけれど…。

新曲の「anima」は、YouTubeのトレーラーを聴くかぎり、サビの開けたイメージから匠さん原曲かな?と思っていたのですが、中盤の間奏でまさかの変態的展開に。UTAさん原曲かも、と思い始めました。でもメロディーラインのきれいな曲を書くYUCHIさんの可能性も…。わからん。

1サビは淡白な声色で歌う京さんでしたが、2サビはハイトーンボイスになってパワフルでした。京さんのボーカル、全編通して、これまでのsukekiyo公演より深みが増したように感じました。シャウトもなにかに憑依されているような、この世の者じゃないようなジャリっとした声で迫力があったし、語りかけるように歌うところは感情がこもっていて言葉に説得力があった。

たしか「雨上がりの優詩」では、スクリーンに西洋の教会内のような映像が映し出されていました。
「鵠」の“貴方の優しさ? 救いの手は?”を歌いきったところでは、京さんが客席に背を向けて両手を広げて、そこで黄金色のライトが客席まで照らすという神々しささえ感じる演出も。桜の木?も映し出されていました。

「12時20分金輪際」はUTAさん原曲だと思ってます。はずれたら悲しいけど、THE UTAさん節だと思うんですよねー。途中で何拍子になってるのかまったくわかりません(笑)。未架氏は途中ツーバスを踏んでいて、キレキレなのにリズムを保っているのがすごかったです。
京さんがワンフレーズまるまるファルセットで歌う箇所もありました。途中下手で四つん這いになりそのまま数歩徘徊したりも。

京さんのみステージを去り、楽器陣のみで「烏有の空」。しかし、スクリーンには、京さんがバックステージのような通路を通り、真っ白な部屋へ入っていく様子が投影されています。部屋の中には、昨年行なわれた前編のライブで登場したレザーマスクの女王様と、百合の花束を持ち、フルフェイスのラバーマスクを着けたM嬢がいるではあーりませんか!

アンティーク調のソファに京さんがドサッと腰かけると、下半身リップするM嬢。女王様は束ねた赤い縄で京さんの頬を撫でたあと、両手首を縛って腕を上げさせる。目を細めて恍惚の表情を浮かべる京さん。

なんだか文字にすると官能小説みたいですけど(笑)。カメラワークも1カメで寄ったり引いたりと、生々しい感じだったんですよね。M嬢のプリケツも真後ろからアップになりますし。
京さんの演じている(?)人物もやっぱり女性なのかな。

そんな中、楽器陣はステージでスーパープレイを繰り広げているからどっちを観れば~!と大変でした。このときは目玉もう1セットほしかった。

“自分の股で切り開いた未来に 愛を込めて
おやすみ”
との朗読後、赤縄で後手に緊縛された金髪?のドールがステージ天井から宙吊りで降りてきました。真っ暗になったスクリーンに「完」の文字。
そして映画のエンドロールのような映像が流れます。ドールのアップの写真や、手首緊縛写真も差し込まれていました。

これを観ているときは、うわ~後味わるっ!だったり、ポカーン…だったり、怖!だったりな感情が渦巻いてました。実際、会場全体もシーンと静まり返っていました。

最後に最新情報との文字が踊り、「anima」のフルMVがオンエアされました。正直このMV上映で現実に戻ってきた感じ。終演後BGMは「anima」のピアノバージョンでした。



【まとめ】
ストーリーは……つかめたようでつかめないですね(苦笑)。「女」「子供」「禁欲」「開放」「サディストとマゾヒスト」「転生(生まれ変わる)」「愛」「偽り」あたりがキーワードかなぁ。

・修道女→禁欲の象徴。主人公の少女のサディズム(自分を縛っている)

・花魁(遊女)→性の開放の象徴。主人公の少女のマゾヒズム(自分に縛られている)

・修道女は「不思議の国のアリス」でいう白ウサギの役割も担っている。いわゆる案内人。マゾヒストの扉を開放する(こちらが本来の姿?)

・少女は「貴方」に愛されることが、唯一の願い

・それが叶わないことから、生まれ変わりを願い、成就を目指す。「愛されたい」ということが少女にとっての業のようなもので、何度も転生?を繰り返している

・修道女は西洋、花魁は日本。国境も人種も超え、願いに執着している?

・SMショーは「貴方」に愛されないことから行なっている「自分自身の慰め」の表現ではないか(だから全員女性)

・しかし結局願いは叶わず。自分に縛られ雁字搦め、人形のように空っぽのまま宙ぶらりんの少女(最後に吊られていたドール)


かすってもいないかもしれませんが、今思っていることを書き出してみました。半分くらいはこうだったらおもしろいな~って感じです。タイムリープもの、タイムパラドックスものの映画が好きなので…(笑)。
人種、性別、時代を超え、親子となったり、夫婦となったり、敵同士になったりしながら愛の成就のために輪廻転生を繰り返していく『クラウド・アトラス』とか、元は女性だったと語る孤児院出身の青年が、タイムトラベルを重ねて、出生の秘密にたどり着く『プリディスティネーション』とかが、なんとなく近いかなと思いました。


おそらくファーストアルバムの『IMMORTARIS』のころから、前編・後編ライブのだいたいの構想はあったんじゃないかなと思うんですよね~。あまりにも楽曲のひとつひとつが、ハマりすぎている。匠さんがsukekiyoの曲を作り始めたのは、それより5年ほど前だったはずだから、言ってしまえば構想7~8年の超大作ですよホント。
7月には前編・後編を一度に味わえる完全版公演を行なうそうなので、また観られたらいいなーと思います。



【SET LIST】
01. hemimetabolism
02.elisabeth addict
03. mama

04. latour
05. nine melted fiction
06. dunes
07. maniera
08. 304号室 舌と夜

09. focus
10. anima
11. 雨上がりの優詩
12. 鵠
13. 12時20分金輪際

14. 烏有の空

2016.04.16 gibkiy gibkiy gibkiy“1st one-man live “avantgarde barbarian””at 高円寺HIGH

2016-04-19 22:55:43 | ライブレポート

例えるならば、4人の殺し屋によるレクイエム。



ギブキー×3のワンマン観てきました~。ひと言で言うと最高でした・・・。もっと取っつきにくいかと思いきや、空気感はものすごくロックで「静」よりも「動」ですし、THEライブバンド。


ブルーのライトに照らされた薄暗いステージ。サンプリングされたkazumaさんのうめき声をSE代わりに、ふらりとメンバーが登場。定位置についたそのシルエットを観て、

うわ!殺し屋みたい!

と思った。

sakuraさんはドラムのスティック捌きが力強くキレが良くて、ナイフとか鈍器でサクッと殺しそうなイメージ。aieさんはライブ中ずっとガムを噛んでいたんですが、そうやってクチャクチャやりながらニヤッとして拳銃でパン!と一発殺りそう。kazuさんはなるべく血を流さない殺り方で、毒殺とか絞殺とかトリックめいた方法。kazumaさんはそんな3人に指令を与えるボスといったところ。

なに言ってんだ?って感じでしょうが、さらっと人を殺しそうなオーラだったんです・・・。


ライブの途中で気がついたんですが、kazumaさんは顔の左半分を黒く塗っていました。長い髪を振り乱したときにそれが見えて、うわ!怖!!と。漫画だったら絶対“その左眼を見た者は死ぬ”ってやつだわ。黒い塗料はライブが進むにつれて、kazumaさんの左手にも付着していく。

1曲目の「掌る肉」は、sakuraさんがドラムセットではなくステージ下手に座っていました。後方にいたので観えなかったのですが、タブラというインドの打楽器を叩いていた模様。叩いているところちゃんと観たかった~。ただ、民族的なポコポコした音はしっかり聴こえました。

↓このkazuさんのツイートに添えられているドラマーaie写真にタブラが写っています。


sakuraさんがドラムセットに座り、「劇中劇」へ移行するとステージが赤く染まる。ドラマティックに曲を紡いでいく4人を観て、まるで葬送曲のようだなと思いました。殺したのは張本人なのに、その死を悼んでいるような儀式っぽさがあった。

barksのインタビューで、aieさんが「kazumaさんが言っていたのは、「傷で言えば、血だらけでベトベトなものがいい」ということだったんです。その言葉で、なるほど!ってピンと来た」と語っているのですが、このインタビューを読んだとき、わたしはあまり理解ができなかったんですよね。でも、ライブを観たら、たしかに血だらけでベトベトだった。身体を後ろに反らして、両手で握ったマイクを祈るように頭上に掲げるkazumaさんは、瓶に入った血をドバドバと浴びているように見えた。


kazumaさんはパフォーマンスがダイナミックでよく動くんですが、それを間近で目にする最前列のお客さんもスゴイと思った。スタタタッとkazumaさんが目の前にやって来て、サッと目線の高さにしゃがんだと思ったら、ものすごい眼力で「▲*∞〓†%$~~~!!!!」とか叫ぶわけですよ。

たぶん新曲?だったと思うのですが、イントロ中しゃがみ込んでいたkazumaさんが歌入り前に突如スクッッ!と立ち上がったのに驚いて、思わずヒッと叫びそうになってしまった。“I love you”と繰り返す歌詞だったんですが、優しい愛というよりかはドロドロした愛のように思えてなりませんでした。「管」では、三白眼で前を見据えるkazumaさんが“呪 込めて、”と歌うので、ホントに呪い込められた感が・・・†

kazumaさんの語りから始まる「嫋嫋たる対象」や、変拍子炸裂の「箍を外す場合、穴に群れる具合」あたりだったと思うのですが、sakuraさんがハイハットにシャンシャンと鳴る鈴のようなものをつけていました。帰って調べてみたら「ジングル」というものみたい。違ったらゴメンナサイ。


「形の無い、何よりも、愛したのは、お前だけが」は、やっぱり一番好きな曲だなあと思いました。ライブで聴いたら、これは意外と明るい曲なのかもと感じたり。曲後半のだんだんと高揚していくような楽器陣の演奏が最高で、トリップできそうでした。sakuraさんのドラムもこのときが一番派手だったかも。千手観音のように両手を大きく広げつつも、キレのあるショットを繰り出すので引き込まれてしまった。ちなみにコーラスもsakuraさん。

ツアーの福岡公演時の映像がその曲です。



音源で14分もある「蟻は血が重要である」はどんなふうにプレイするんだろう?と思ったら、アドリブを挟みつつ本当に10分以上に渡る演奏でした。
音源で聴くとちょっとクドいんですが(スミマセン)、ライブで聴くと緊迫した空気感がスリリングで楽しかった。kazumaさんもブレイク~キメのときにドラムセットのほうを向いて、フロントメンバー全員がsakuraさんの元に集まるようなフォーメーションだったんですが、それがまるで一騎打ちのようで。kazumaさんは声を楽器として使っているようにも見えました。

この曲ではsakuraさんがバンマス的雰囲気なのですが、aieさんはブレイクのときに、弦をこすってノイズを出して、sakuraさんを微妙に煽っているような(笑)。反対にkazuさんはタイミングを逃さぬよう集中している感じでした。

歌モノパートに入ったときに後方のギャラリー席から黒い風船が降ってきたのには、ちょっと笑ってしまった。風船というと、どうしてもポップなイメージがあって。

自分を含めファンの年齢層が高めなので、記念に持ち帰る人は少なく、終演後フロアや出口前の通路に取り残される黒風船・・・。


でも30代後半~40代のおじさまたちが、「風船降らせましょう」なんて会話をしたんだと想像するとたまりませんね(?)


ラストは「脳内に」。じっとりとしているけれど、広がりのあるサビでふっと解放された感覚になりました。アウトロでaieさんがギターのストラップを外してエフェクターを強めにかけ、しゃがんでいたkazumaさんに手渡す場面もありました。

手拍子による無言のアンコールがかかったんですが、「本日の公演は以上をもって~」のアナウンスがあり終了。あたたかい拍手に包まれて終演。

棒立ちで観ている人も入れば、曲に合わせて体を動かしたり、手を挙げたりしている人もいるのでわりと自由な雰囲気もいいなーと思いました。また観たい。



2016.03.21 HOLLOWGRAM×STEREO.C.K Coupling Tour “HOROSCOPES 2016” at 新宿LOFT

2016-04-09 16:05:57 | ライブレポート
この日はHOLLOWGRAMとSTEREO.C.Kのカップリングツアーのファイナル公演を観てきました。





ユアナさんのお誕生日だったんですね、おめでとうございます!




■■■HOLLOWGRAM

何回か観ているのにヘンな例えですけど、絵画みたいなライブだな~と思いました。
と、このブログの下書きに書いていたのですが、この間ryoさんがgibkiy gibkiy gibkiyのツアーの感想を「呼吸する絵画のようだった」とツイートしていて、ちょっとしたシンクロにおお…となりました。

でもHOLLOWGRAMに対して個人的に思ったのは、その絵の背景を知れば(曲を聴き込めば)楽しめそうだけれど、そうでないと難解な感じがする、ということなんですよね。

ファーストミニアルバムの『Quallia』しか持っていないせいもあるのですが、セットリスト前半の流れは難しかったなあ、と。ピカソの良さがわからない、みたいな感覚。
ライブ中盤でポエトリーリーディング音源が流れ、そこからはわりとキャッチーなミドルナンバーが続き、そこでやっと「いい曲だなー」「印象的なメロディだなー」とライブに入り込んでいけた。パッと見でもとっつきやすいフェルメールっぽい。なんだそりゃ。

『Quallia』からはラストに「Don't cry for the knell」「Preasance Liddeli」の2曲が披露されました。縦ノリのアッパーチューンである「Preasance~」を、ライブ中盤の起爆剤としてではなく、シメにもってくるというのに驚いた!

激しいバンドか、聴かせるバンドかと問われたら、今のHOLLOWGRAMは前者だと思いました。ryoさんもなんだか人間らしくあった。いや元から人間なんですけど、立ち居振る舞いは優美ながら世界観にとらわれすぎていなくて、自然体で、純粋に楽しそうだった。

持っていたステッキを銃のようにかまえたり、ハンドマイクと合わせてマイクスタンドのように見せたり、時に蛇のように客席を睨んで圧倒させたりと、魔界の人!みたいに魅せるところは魅せるんですが、ふとした瞬間の雰囲気はずいぶんやわらかいというか。なんだかいろいろと、ある種の意外性を感じたステージでした。




■■■STEREO.C.K

今年初めて観るステレオさん。演奏に隙がなくてカッコ良かった。LOFT似合うな~と。
亜門さんのドラムに重みというか、パワー感がプラスされていたように感じました。上半身に筋肉がついて、少しガッチリしたようにも見えた。

瀬音さんは頻繁に人差し指を舐めてました(笑)。「生温いんだよ!」と叫んで、ステージ上手端までするするっと移動してフロアを煽っていたのも熱かったです。あと、「in secret」~「Station」の少し昭和歌謡チックなドロッとした流れが印象的でした。「Station」ではいつも瀬音さんが化粧をする女性のパフォーマンスをするのですが、この日は指でファンデーション(?)をつけるような仕草が荒々しくてトチ狂っていた!

「Fly」を披露する前には「ステレオの中で唯一、『光』のある歌詞の曲です」といった話もしていました。“嘘に傷ついた誕生日”の歌詞のところで瀬音さんがユアナさんの肩をポンポンと軽く叩いて、ユアナさんがハッ!とした顔を向けていたのがハイライト。




アンコールではHOLLOWGRAMチームも登場。ユアナさんがお誕生日ということで、イチゴののったホールケーキが運びこまれ、ryoさんの先導で「Happy Birthday to You」を合唱。
ユアナさん、歌が終わると当時に赤いロウソクをババババっと抜き去り、客席にケーキを投げ込む素振りを見せ(ひるむ上手フロア!)、そのあと顔からケーキにかぶりついてました。飛び散るイチゴと生クリーム! 口まわりにクリームがついたままドヤ顔のユアナさん…さすがです。

そして「Psychopath Circus」「残響」を、ryoさん、瀬音さんのツインボーカルで披露。コラボシングル「GLIMMERING」はボーカルチェンジで収録されているので、ツインで聴けるのはライブならではでした。
「Psychopath Circus」はryoさんが先行で歌っていて、1フレーズ歌い終えて瀬音さんにバトンタッチする際に、「Sena…!」と囁くように言っていたのが、さりげなくてカッコ良かった。大人の余裕。

「残響」で盛り上がり、終演…かと思いきや、鳴り止まないアンコール。まぶたに目玉、頬に渦巻きマークなど落書きメイクを施された一也さんが出てきて、締めの挨拶(といってもホワホワした感じ笑)をしたものの、フロアは一致団結でアンコールをかける。若干悪ノリ。
てか一也さんの声、高いんですね。落書きのようなメイクをしているから、腹話術人形みたいでした(笑)。

ここでkazuさんが長髪を手ぐしで梳かしながら登場。女子かな?

kazu:一也に締めてもらおうと思って出したのに! もうやる曲ないからさー。(止まないアンコールに対し)普段そんなことしないじゃん(笑)!

でも、結局フロアの声が勝って、ほかのメンバーも登場。亜門さんが黒いタンクトップ姿で出てきて、アイドルばりに歓声を受けてました。
もう1曲だけ演ってくれることになり、沸き立つフロアに向けてryoさんが一言。

ryo:きみたち、っょぃ!(一同爆笑)


披露されたのは、この日3回めとなる「残響」。たしか攸紀さんもボーカルをとっていたかな?
最後にryoさんが「HOROSCOPESでした!」と、ひとつのバンドだと言わんばかりの粋な挨拶をして幕を閉じました。




このツアーでリリースされた2バンドのコラボシングル「GLIMMERING」も購入して聴いたのですが、瀬音さんの歌うHOLLOWGRAMの「Don't cry for the knell」が良かった。あーそうだ、こういうシャウトなしのキレイな曲、得意でしたよね!!!みたいな。
“何気ない仕草で~”の力を抜いた自然体な歌いまわしとか、少しトラちゃん時代を彷彿とさせるんですよ。Sel'mのバラード「オリエンタルリリー」がすごく好きだったんですけど、それに近い印象でした。

これを聴いて、それまで思っていたモヤッと感が晴れた部分もあった。完全に個人の感覚ですが、瀬音さんって、闇か光かで言うと、光の人だと思うんですよね。繊細なところもあって、一見闇っぽいんだけど、陽のオーラをもっているというか。
STEREO.C.Kの瀬音にもようやく慣れてきたけれど、こういう優しい曲を歌うのも似合うんだよなぁ~とハッとさせられました。


ryoさんの歌うSTEREO.C.K「Psychopath Circus」はTHE妖艶。かつコーラスでアレンジも加えられていて、曲をモノにしている印象でした。“メリーゴーランド”というワードをここまで妖艶に歌えるのはryoさんだからこそだろう…。

2016.03.12 DEZERT“ONEMAN TOUR 2016 楽しい食卓ツアー”at 新潟 GOLDEN PIGS RED STAGE

2016-03-21 05:50:00 | ライブレポート
DEZERTのワンマンツアー5本目!

GOLDEN PIGSは、新潟駅から徒歩30分(!)の立地にあるハコ。頻繁にバスが出ていたり、駅前で自転車が100円でレンタルできたりするので、アクセスに困ることはないのですがちょっと遠いですね。わたしはチャリで来た。





5階がRED STAGE。上の階のBLACK STAGEにはドレスコーズが来てました。


REDは、公式HPによるとキャパ300人なんですけれども、低いステージ(後ろだと弦楽器陣の手元がまったく見えない)、下手側ステージ&フロアにある太い柱のせいでちょっと窮屈な印象。音のバランスもよいとはあまり言えない気がしました(汗)。初日のMACANAが新しくきれいだったから、余計にそう感じてしまったのかも~。


開演時刻の17:30を15分ほど過ぎたころに暗転。楽器陣が直前までサウンドチェックをしていて、そのまま板付きで始まるという流れでした。
SORAさんの髪は7:3分けのダウンスタイル、SaZさんは全眼カラコン。Miyakoさんはツンツンヘアーでいつも通りなヴィジュアルでした。

Miyakoさんがハウリングを掻き消すようにリフを刻み、「「あー。」」からライブはスタート。MVと同じくらいのタイミングで、水玉シャツに黒リボン、黒ジャケット、ツインテールの千秋さんが登場。今日のマイクはワイヤレスでした。
「「君の子宮を触る」」ではMiyakoさんも歌詞を口ずさむ。そして千秋さんの「しんじゃえーー!」という叫びとともに「「殺意」」へ。最前列の柵に足をかけて前のめりに歌う千秋さん。後方でも結構距離が近く感じました。

「「不透明人間」」では千秋さんの煽りもあって、モッシュ中にオイ!オイ!と声が上がる。「歌おうか!」「きみたちの歌です」との言葉から始まったのは「「遺書。」」。ラストの“明日を諦めますか??”という歌詞は“明日に追いつくために”と変えて歌っていました。

ここまでの熱をはらんだまま披露された「「追落」」は、ブルーとイエローの照明で彩られる。「「排泄物」」は同期のスクラッチ音がやたら大きくて、ミクスチャーバンドみたいでした(笑)。“変形を満たして”“変革はメルト”の部分を歌わず、客席に歌わせるような素振りも。

たしかこのあたりで千秋さんが床に貼ってあったセットリストの紙をベリベリッと剥がし、数秒見つめてなんか言ってました。遠くて聴こえず見えずだったのですが、流れを変えたのでしょうか?

「包丁の正しい使い方~思想編~」では千秋さんがいつのまにかギター(黒のグレッチ)を手にしていました。で、最前列のお客さんに向かって、荷物を持ち込むなと本気でブチ切れていた。不謹慎だけども、グレッチを片手にキレてるのはカッコよくもあった。

途中ギターを置いてフロアに降り、真ん中あたりまできた千秋さん。わたしのいた位置からもめちゃ近くかったので、身長170cm前後かーとか考えていた。我々が曲に合わせて折り畳みをしてる間、千秋さんはピョコピョコその場で跳びはねていました。

千秋:SaZくん見えへんやん! SaZくんどこーー?

SaZ:(バンザイして手を振る)

千秋:あ、おったおった。その頭に着けてる紐、サッカー選手~?

そのあともお客さんに跳べやコラ的な感じでキレたり「後ろを見るなー!」と叫んだりしつつ、フロア後方へ。その後ステージに戻ってきた千秋さん、登場時と同じく黒のジャケットを羽織っていると思ったら……

「後ろにダウンジャケット着てる人いたんだけど! おれらもナメられたもんだよなー!? おれたちのせいかな!!? 後ろでさぁ、ダウン着てんだよ、涼しい顔して!」

まさかのファー付きダウン。しかもお客さんの(笑)。デザインからしてたぶんメンズのかな。それを着たまま「暑いーーー!」なんて言いながら逆ダイを煽る。最前の子の髪の毛をつまんでねじって、アンテナみたいに立てたり、前に詰め寄る観客にマイクを向けたりもしていて、ずっとお客さんで遊んでましたね。ダウンは袖にいたスタッフに「返しといて! 後ろにいるからね!」と預けてました。

途中、お前のほうが声デカいだろ!とSORAさんを煽って、オイ!オイ!と叫ばせる場面も。SaZさんのことも煽っていたんですが、さっちゃんはベースをベンベン弾いて応えてました。

「「死刑宣告」」からのラストスパートは熱気がすごかった。「「包丁の正しい使い方~終息編~」」では千秋さんがイントロ部分でベースを奪い、SaZさんがその後ろで手持ち無沙汰になっていてシュールでした。しかもフロアではWODで左右に分かれたときに、どこかからシュルルルルッ!とバンギャルお立ち台(小さい折り畳み踏み台)が床を滑ってきて、不覚にも笑ってしまった。カオス。千秋さんが荷物関係で叱るのもまぁわかる。
終息編が本編ラストだとブツッと途切れるような終わり方で、荒々しい雰囲気だなと思いました。



アンコールでは一番にMiyakoさんが登場。名前を呼ぶ声に手を挙げて応えたあと、せーのっ!と言って、\みやこ!/と声を揃えさせるみーちゃん。
続いて千秋さんが姿を現す。あまりヘアメイクは直していないみたいでした。ワンマンなのに「こんばんは、DEZERTです」と律儀に挨拶。そしてロングMCに突入。

順番とか口調とかはうろ覚えですが、記憶に残っていることを書いてみます。
ちなみにこのツアーでは喋るって決めてる、アンコールの声が起こらなくても出る!と言ってました。

「このツアー、新潟で何本目? いち、にい、さん……5本目? でも、ツアーって感じがしないんだよねー。帰ってるし、東京で過ごしてることのほうが多いからさ。新潟…まずこの柱ね! なんで柱あるの!?」

ほかの階のライブの音がうっすら聴こえてきていて、なんか音しない!?と落ち着きのない千秋さん。そんな感じのゆるーい雰囲気で滑り出し、ツアーの組み方と新潟の話へ。

「新潟と金沢、好きなんです。でも、ツアーで隣同士の県に行くのって嫌やねん。岩手と青森!とか、仙台と長野!とか。新潟と金沢!とか。だから、今回のツアー、金沢と新潟どっちにしよ!?ってなって、おれは金沢!って言って。だってメシがうまい! 魚介とか」

↑これ冷静に考えると岩手&青森しか隣り合ってないですね(笑)。

「新潟はねー、前に対バンライブで出てて。それでドンキの上の……みそカツ? (客席:たれカツ!) あ、たれカツ食べに行ってん。そしたら隣の人が、すごいおれたちの悪口言ってるの! しかも、『キモっ!』とじゃなくて的を射ていて(苦笑)。『もっと歌をうたえ!』とか『こわーい』とか」

それで新潟より金沢がいい、と思ったのがどうやら本音のよう。

「今日、おれはちょっと事情があって新幹線で来たんだけど、マネージャーと。なんかお酒のイベントやっていて混んでるみたいですよーとか言われて。朱鷺メッセ? なんやねん朱鷺メッセて。で、駅着いたら、酒どうすかー? 米どうすかー?って。どこから来たのー?って聞かれたから『群馬っす』って言って。『へぇ~群馬』って感じだったから、たぶん新潟は群馬を下に見てる!

新潟と長野だとどっちが上なん? (客席:新潟!) あー、長野ね!! だって長野はオリンピックやってるじゃん~」


さらにお客さんに問いかける。

「新潟の人いる?(客席で手が挙がったのを見て)あー新潟っぽい顔してるもん。米くさい! ダウン着てる人もいるしさぁ。もうこっちでも季節的にいらないんじゃない? ……ダウン着てる人いる?」

もうやめたれや…って思うくらいダウンいじりすぎ(笑)。明日はみんなダウン着てくればいいよ~とも言っていたので、ホルモンの地獄絵図を思い浮かべてしまった。

千秋:今日はこのあと移動で。クルマで4時間かかるらしいねん。到着(夜中の)2時とかで。でも、お酒飲まなくちゃいけないから……居酒屋開いてるんかな?

Miyako:開いてるっ。

千秋:開いてるて、きみお酒飲まれへんやん。ホッピーとか頼んでさ(笑)。2杯くらいでこんなんなっとるやん(ベロベロに酔う真似)。

からの前方のお客さんに向かって、荷物持ち込みに対するお説教。

「きみらね、荷物ロッカーに預けなよ! 敬意を見せてよ。ここから(ステージと最前列の柵の間が)見えるの。踏んでいいの? 盗るよ? 壊していいの? (髪の毛をいじりながら)さっきお茶かぶったからお茶くさいし! いけるやろて思ったら濃いお茶だしさ~」

全然気づかなかったのですが、おそらく思想編で荷物についてブチ切れていたときに、最前の子のペットボトルを奪って頭からかぶっていた模様。何茶か忘れちゃったけれど、味?が薄いお茶だと思ってかぶったら濃いやつだったらしいです。

「荷物踏むと、『いくらなんでも女の子に対してヒドイです!』とか言われるけど、関係ないから。人間として見てるから。ロッカー空いてなかったら、スタッフに言って! 預かるから! 嘘。預かれない(笑)。
後ろの人は関係ないねん。見える? (最後列の子に向かって手招きしながら)ちょっと来てみ(笑)?

もしね、きみらがバンドやってて、荷物置いてるの見たら嫌でしょ? カッコ悪い、って思うでしょ? だから荷物はしまいましょう 」


なんかお母さんみたいな叱り方でした。ここまで言うバンドマンも貴重ですな。
このあたりで、2時間話すやつだーと千秋さんが時間を心配していたんですが、結局まだ話す。

「あとさー、『おれらは自由だ!』っておれも昔は言ってたの。でも自由なんてないじゃん! おれらも縛られてるし、きみらも縛られてるでしょ。(手扇子やりながら)こういうのとか、こういうのとか決まってるし、モッシュもこっちからとか。もう組織やろ。でもそれでいいと思うねん。縛られてるから。自分の(独自の)フリとかやる人はおれの目に入らないところでやって?

おれもマイクね、これ自分のじゃなくて30万のやつなの。なんか(アンテナ)ついてるし。だから今日、超気をつかってんの。気づいた? いつもは(ゴトッと落とす真似をしながら)こうだけど、今日は(コトッ)って!」


そのあとも「自由とは」みたいな演説をしていたのですが、途中で自分の言ってることがわからなくなって、ん?ん?となっていた千秋さん。
お客さんに対しては、ライブ中のマナーが悪いのは別にいい、みたいなことも言ってました。あとは、さっき思想編で後ろまでいく途中に殴られた、イラっとしたけどおれが最初に「殴れ」って言ったからガマンした!という謎の報告、後ろで「私はここで観てるんです」みたいにノらないのもしょうがないと思ってる、でもおれが後ろまで行く!といった感じ。

千秋:「「秘密」」とかもさぁ、ウォールオブデスとかさー。SaZくんはこれやるの嫌がるの(←おそらくSaZさんが言ったことにしようとしている)。 最初はファンの子が始めて、『おっ、それいいやん』って感じやってんけど、だんだん(オタオタ左右に分かれる真似をしながら)こう…とかなって。(フリとか)知らん人は『えっなに!?』みたいな顔しとるやん? ちょっとサビ歌ってみて。

Miyako:ジャー!ジャー!ジャッ!(イントロ)

千秋:違う! そこからじゃなくてサビ!

客席:(笑)

千秋:てかきみ、今日めっちゃ間違っとったやん。

Miyako:~♪(ちゃんと弾けるよ!といった顔でイントロのギター披露)

千秋:…おう。じゃなくて、サビ歌って!

Miyako:ん゛ん゛っ! ジャジャージャッ!ジャジャージャッ!ジャジャージャッ!ジャッジャー!

千秋:だからギターじゃなくて!

Miyako:僕はギターで歌うから(キリッ)


なんなんだこの2人のやりとりは(笑)。


千秋:てかなんで(Miyakoは)出てきたの? あいつら(SaZとSORA)はメイク直したりTシャツ着たりしてるんやろー?

Miyako:(ニコニコ)

千秋:出ちゃったの?
………出ちゃった!? 出ちゃった…。


千秋、アウトーーーー!
あと、どのタイミングだったか忘れてしまったけれど、千秋さんにそそのかされたみーちゃんが紙コップの水をかぶって(そのまま帽子みたいに紙コップを頭にのせていた)、千秋さんに「その中のどれかハチミツ入ってんで?」といじわるされてました。

ここでSaZさんが登場。


千秋:あ、サトウくん。(←ものすごくナチュラルに)

一同:(ん???)

千秋:あ、サトウくんって言っちゃった(笑)!!

SaZ:………。

千秋:くっ……(笑)。秘密な!?
違うよ、サトウかスズキだから!! ……おれは西園寺!

客席:ざわざわ……(サトウの衝撃で千秋さんのボケにかまう暇がない)

千秋:あれ???


そんな中、大川くんことSORAさん登場。


客席:そらそらそらそらぁぁぁあ!!!

千秋:うるさい!
あっ、そう言うとまた声出さなくなっちゃうから……1人じゃなくてみんなで声だせよ!

客席:\そらぁぁぁあ!!!/

千秋:(SORAに向かって)投げキスしなよ!

SORA:(ドラムセットに向かう途中だったので振り向きざまに投げキス)

客席:(笑)

千秋:(笑)! もう1回!!

SORA:(投げキスというより、チッス!みたいなジェスチャー)

千秋:普通、やれって言われて投げキスする!?

客席:(笑)

千秋:………くっくっくっ(←みんなの笑いがおさまったあとも1人で横向いてめっちゃウケてる)


なんか、SORAさんは千秋さんの無茶な要求にいつもとまどうことなく応えますよね。反対にMiyakoさんは天然なのか、千秋さんと同様に天邪鬼なのか、ちょっと反発するっていう(笑)。
そして、そういうやりとりを見つめるわたしたちファンは、クラスでアホなことをしている男子を生暖かく見守る女子の目線な気がする。


「ワンマンでライブハウスとるの難しいねん、今。ね? ほかのバンドとか1年2年先のことまで考えてるらしいで? きみたち(ファン)はファイナル決まった、わー!って言うてるけど、その次の次のツアーとかもう決めてるから。……って制作の人が言ってた!

(土日にハコ押さえるのが難しいから)次は平日にやる? きみら仕事してないやろ? 親のスネかじってたり、男から金もらってんねやろ? (客席:失礼…!) 失礼!? あ…失礼やね。男からは金もらえんな、うん!!

明日も来る人いる~? もう、今日ここであと2時間やっていい? Oさーん(おそらくハコのスタッフ)、延長料いくら~? 15万!!! ん~…………イケる!!
(袖のスタッフが)ホントにダメって顔してた(笑)。おれらも移動だしね~」



そのあと、アンコールは出ないつもりだったんですが…と最初と真逆の発言をした千秋さんが、SORAさんとみーちゃんに耳打ちをして、「「遭難」」へ。イントロ演奏中に千秋さんがボソッと「同期ないけど」と言ったので、気分でやった模様。たしか千秋さんもギター弾いてました。同期なしだとアコースティックっぽい雰囲気。

「「遭難」」のあと、客席後方で倒れた人がいてちょっとてんやわんやだったんですがステージは続行。
照明がグリーンとブルーになり、千秋さんが「「宗教」」と静かにタイトルコール。“なぜ生きるの?息をするの?目を開けるの?”という歌詞を、“なぜ生きるの?なぜ歌うの?なぜ歌うの?”と変えていて、すごく吐き出している感じがしました。

じっとりと終わったかと思いきや、千秋さんがSORAさんに向かって「同期とかどうでもいい! はやく!」と急かし、SORAさんがパッとみーちゃんに目配せして同期なしの「脳みそくん。」。激アツ。No Synthesizer最高だよ・・・。

テンポアップした「doze.」を畳みかけ、たしかこのあとに「大塚ヘッドロック」を演ってます。千秋さんが「ラストー!ラストー!」と言っていて、ピクトグラムさんやらないのか!?と焦ったので。SORAさんのセトリブログには書かれていなかったけれど、たぶんこの位置なはず。
この脳みそ→doze.→大塚の流れがすごくアッパーで、メンバーも観客もランナーズハイみたいな状態。

モッシュ前のライブアレンジしたイントロ部分で千秋さんが「おれがバンギャだったら! こっち(下手側)からモッシュするけどね! おれがバンギャだったら! 後ろまで走って行っちゃうけどねー!」と煽る。が、結局我らバンギャル組織はいつも通り上手側からモッシュ。千秋さん笑ってましたね(笑)。代わりに(?)、MiyakoさんとSaZさんが立ち位置を入れ替わって弾いていました。

千秋さんがまたもラストー!と叫んで、最後のMC。

「きれい事を言うのは嫌なんやけど。新潟半分しか入ってないから……チケット一番悪い(捌けてない)らしいで。だから言っちゃおうかなー」


そんな前置きをして、すごくぶわーっと喋っていたんですけど、ランナーズハイ状態かつ、そのあとのピクトグラムさん演奏中の衝撃が強すぎてあまり覚えていない(苦笑)。

ほかのメンバーの間をうろうろしながら、「いろんなバンドがひとつになれるかー!とか言う気持ちもわかる。ひとつになろうぜ!これからもお前と一緒にやっていきたい!愛してるぜ!とか。でもそういうことはDEZERTにおいては違う気がしている」みたいなニュアンスだったような。
「ファンメールとかでアルバムについて「千秋くんらしくない」とか言われて、全曲好きですとか言われたことないけど、このアルバムは真剣に作った」みたいなことも話していました。

そして、ひとつだけ言いたいことがあるとのことで、この一言。

「音楽は! なにも救えない! でも、それをやってるおれたちは、救われる!はず! だから、唯一の宗教であるきみたちも、救われる!はず!」

“唯一の宗教”とは「「宗教」」に出てくる歌詞でもあるのですが、それがまさかファンのことを指している(?)とは考えていなかったので、後頭部を思いっきり殴られたような、目から鱗のような感覚でしたわ…。衝撃。このMCにおいての“唯一の宗教”と楽曲内の“唯一の宗教”は、まったく別物かもしれないけれど。現に、MCを聞いたときは、そうかそういうことだったのかー!と思ったのですが、今冷静に考えるとよくわからないですもん(笑)。

これを言い放ったあとの千秋さん、急に恥ずかしくなったのか、SORAさんとMiyakoさんに「では、どうぞ」と妙にかしこまった振り方をして、「「ピクトグラムさん」」へ。

わたしの聴き間違いでなければ、“言葉にできないならピクトをあげるから”を、“希望をあげるから”と歌っていて、ここでも強い衝撃を受けました。さらにMiyakoさんのアルペジオだけになるパートで、千秋さんがアドリブで歌い続けていて、“不安定でいい おれもそうだから”と。第三の衝撃。ラストの“意味を探す朝なんて”“夜なんて”に変えていました。

ツアーファイナルか?と錯覚するような、いい「「ピクトグラムさん」」でした…。ファイナルはこれを超えられるのか?ってくらい。


この曲をライブで聴くと、“苦しみで吐いて喜びで跳ねて それでいいんだよ みんなそうだろう?”という歌詞のところで胸がギューっと苦しくなるんですよねー。器用そうに見えてめっちゃ不器用じゃないですか、この主人公は。まわりに合わせることを選んで、生きづらそうな。

でもこの日のライブでは、そんな自分でも、音楽とそれを聴いてくれる人を少しだけ信じてみる、少しだけ希望を探してみる、といったイメージが浮かびました。最後の最後にホロッとさせられた。


「また逢いましょう」と千秋さんが言い残して終演。20時前くらいに終わりました。
次に観られるのは4月かなー。




【SET LIST】
1.「あー。」
2.「君の子宮を触る」
3.「殺意」

4.「不透明人間」
5.「ここにラブソングを」
6.「遺書。」

7.「追落」
8.「排泄物」
9. 脳姦少年

10.「おいしい脾臓は笑わない」
11. 包丁の正しい使い方~思想編~

12.「死刑宣告」
13.「セイオン」
14.「秘密」
15. 包丁の正しい使い方~終息編~


-EN-
16.「遭難」
17.「宗教」
18. 脳みそくん。
19. doze.
20. 大塚ヘッドロック(たしかこのあたりで演っていた)

21.「ピクトグラムさん」

2016.02.14 DEZERT 『最高の食卓』インストアイベント at little HERATS.仙台店

2016-02-18 04:15:00 | ライブレポート

DEZERTワンマン翌日は、リトルハーツ仙台店でのインストアイベントに参加してきました。
フォーラスというショッピングビル内に店舗があるんですが、バンギャル専用控え室があってたまげた! 閉店した店舗の跡地を利用していたみたいです。


左からSORAさん、千秋さん、Miyakoさん、SaZさんの順に着席。登場時に千秋さんがガムかなにかを噛んでいてガラの悪さが倍増していました、オールバックですし(笑)。

 




メイクはしているものの、メンバー全員私服。Twitterの写真には写っていないけれど、千秋さんの靴は『PHY』の撮りおろしでも履いていた、足首のところで折り返してあるスニーカーでした。あとから気づいたのですが、メンバー内で服がちょいちょいかぶっているのが、なんかかわいい。

SaZさん & SORAさん→デニムジャケット
千秋さん & Miyakoさん→ディズニーキャラのプリント
千秋さん & SaZさん→裾に紐のついたダボっとしたパンツ

それと全員、ツアーグッズのラバーバンドを色違いで着けてました。




トークなしで、サイン&握手オンリーのイベントだったため、メンバーのテンション感がわからずにちょっと緊張。でも話してみたら、威圧感はなくみんな気さくでした。バンドによって違うとは思うのですが、DEZERTはメンバーと話せる時間が結構長いんですね。1人あたり1分くらいは余裕でOKみたいな。インスト自体久々に行ったので、今はどこもこんな感じなのかな?


サインは私物OKだったため、Zeppベアブリックの台紙にしてみました。
これ。


メンバー全員食いついてくれたので、会話に困らず助かった。

【SaZさん編】

SaZさんはベアブリックを集めているらしく、「見せて見せてー」と言ってくれて、テーブル上でフィギュア鑑賞。からの、「(サインを)どこに書く~?」と、マイペースでほんわかしていました。

昨日のライブに行ったことを伝えて、あれがよかったです!みたいな話をしたら、笑って照れている感じだったので(かわいい)、仙台はZeppなくなっちゃいましたねー。「でも仙台PITっていうのができるみたい」、PITでライブやりましょうよー!みたいな世間話を。個人的にはSaZさんがいちばん話しやすい空気感でした。

握手は両手で。関節がゴツゴツしていなくてふわっふわ。

 

【Miyakoさん編】

Miyakoさんは挨拶も丁寧にしてくれて、目を見て集中して話を聞いてくれるしっかり者な雰囲気。
声が小さめであまり聴き取れなかったんですが、昨日のライブの「追落」が良かったと伝えたら、弾くのに慣れてきた(?)というようなことを話してくれました。握手でもずっと目を見てくれていて、ええこやーと思いました。こんな弟がほしい…。

 

【千秋さん編】

千秋さんはホント、よくも悪くも小学生みたいなテンション。黙っていても話を振ってくれそう。
気になっていたことを聞いてみました。

――『最高の食卓』の初回盤のジャケットに書いてある、『CA104P』ってどういう意味なんですか?

「あ! それ聞いちゃう!!??」

――はい!

「おしえなーーーい!」←すんごいいじわるな声で


予想はしていたのですが、案の定ヒミツらしい。ちょっと押してみたけどダメでしたねー。
でも「教えない」ということは、まったく意味のない文字の羅列ではないということかな?

このほかにも話をしたんですが、基本いじわるなことばかり…笑
「あんちぜっぷ!」とドヤ顔でサインを渡してくれましたよ!

 

【SORAさん編】

SORAさんも話かけてくれるタイプ。同じく地元が埼玉だと話したら、「え、どこ? 俺の地元は千葉方面で、大宮方面はよくわからないんだよねー。でも高校は◯◯のほうだった!」と、自分のことめちゃオープン笑

握手は一度普通に握ったあとに親指をグイッとのせるようにして組み替えて、がっちりと。結構昔の話ですが、Sel'mのMANJ゛さん(from群馬)もこういう握手なんですよね。ヤ◯キースタイル!




千秋さんの題字のおかげで、ものすごくパンクなクマになった。※一部自主規制。




そんなDEZERTの“楽しい食卓ツアー”のファイナル公演は、6月5日(日)Zepp Tokyo!


2016.02.13 DEZERT“ONEMAN TOUR 2016 楽しい食卓ツアー”at 仙台MACANA

2016-02-16 18:30:00 | ライブレポート
うおおおおおお
DEZERTの“楽しい食卓ツアー”初日、仙台MACANA! マカナって、アーケードの中にあるんですね。商店が立ち並ぶ通りに、さりげなくある。



ホールは地下なのですが、天井が高くて音が良かった。ステージも高いので、後方でもドラムまでばっちり見えました。
スタッフさんも土地柄なのか、気さくで穏やかな雰囲気でしたし、いいハコだなーと思いました。

開演前のBGMは、THE BEATLESの「Hello Goodbye」エンドレスリピートでした(これまでは「Yesterday」)。
18:44ごろ暗転。

シンフォニック要素のあるSEが流れ、メンバーが1人ずつ登場。SORAさんはターバンスタイル復活。Miyakoさんはツンツンヘア。千秋さんも全体的に髪を立たせていて、黒シャツ、ハーフパンツにハイソックス。SaZさんはヒッピーバンドを着けていました。
ちょっと話が脱線しますが、ツアー特設サイトのURLがこれ→ http://dezert.hippy.jp/dezertevent/tokusetsu2016a.html なんですけど、なぜゆえに「デザート ヒッピー ドットジェーピー」なのか(笑)。デザインもインターネット初期みたいになってるし、わざとなのかしら。


ライブの話に戻ります。
千秋さんが咳払いして「「あー。」」からスタート。最初はマイクスタンドを立てていたのですが、曲中に外して初っぱなから激しいパフォーマンス。「「君の子宮を触る」」は、2/7のアウトストアイベントのときもそうだったのですが、サビの“戻れない場所だとしても”の“しても”を、音程を下げてアレンジし歌っていました。指折り数える動きもあり。SaZさんとMiyakoさんが立ち位置を入れ替わっていたのも、たしかこの曲。スムーズな入れ替わりだったので打ち合わせてたのかなーとも思いました。「「殺意」」「大塚ヘッドロック」のヘドバン+モッシュのコンボでフロアはヒートアップ。

千秋さんが「おれが神か!? おまえが神か!? …ぼくが神だ!! 「ここにラブソングを」」とタイトルコールし、SORAさんの高速ドラム炸裂。ヘドバン→折り畳み→手扇子というめまぐるしいフリ展開が楽しい。

「「追落」」はMiyakoさんがギターをE-II TE-7からテレキャスにチェンジ。このときのみーちゃんのギタープレイ、スーパー良かった! 単音のメインフレーズの終わりに、歪ませたカッティングをかぶせるように入れていて、グッときた。カッコ良すぎてちょっと泣いた。SORAさんのバスドラの音の抜けもきれいで、これまで聴いた「「追落」」の中で一番良かった気がします。メンバー全員、丁寧に紡いでいました。曲の最初のほうの照明もきれいだった。Miyakoさんにイエロー、SaZさんにブルーが当たっていて、二分割されている感じ。

「「排泄物」」のサビは千秋さんがファルセットを出しづらそうにしていて、一部地声に近い声でがなるように歌っていました。曲が終わって静かになったところで、ドラム台のほうを向いて“明日にしよっ”とかわいくリピート。

「包丁の正しい使い方~実行編~」は、ほぼヘドバンな曲なので、千秋さんがオーディエンスに「バテてんじゃなーいと一喝。でも、千秋さん自身も結構キツそう。続く「「おいしい脾臓は笑わない」」で、息がきれて歌えていない箇所もあったり。八つ当たり(?)なのか、フロアやMiyakoさんに水の入った紙コップを投げつけていたのも、たしかこのあたりでした。みーちゃんは笑ってましたけど。

そんな千秋さん、「包丁の正しい使い方~思想編~」の前に、「ぼく、もう、バテちゃったぁぁああ」「しんじゃう~~~」と自己申告(笑)。
「「秘密」」のイントロ部分では「しんじゃえー! しんじゃえー!」と矛先を外に向ける。この曲、モッシュ&土下座ヘドバンパートがあるのですが、フロア後方はぎゅうぎゅうすぎてホント死ぬかと思いました(笑)。ちなみにMiyakoさんとSaZさんは結構スタミナあって、崩れないんですよね。安定。


「「セイオン」」の前にも千秋さんがなにか叫んでいたんですけど聞き取れなかった。「ぼくたちの、正しい音で!」と、歌詞みたいなニュアンスだったんですが。それがすごくカッコ良くて、この曲からペースを取り戻してきた感じでした。4人の佇まいが堂々としていて、なんかロックだった。いいバンドだなーと思えた場面でした。

「「宗教」」の後半ではSaZさんとMiyakoさんがヘドバンしていて、みーちゃんがブンブンと縦ヘドバンしていたのにシビれた。男らしさを感じました。エフェクターの残響音を残して本編終了。



アンコール。
楽器陣はツアーTシャツ姿。千秋さんは白シャツで、髪はもう修復不可能なのかへたったまま登場。楽器陣に向かって、「なんだよ、いけしゃあしゃあとTシャツ着てきてさー」と言っていたのですが、どうして急に「いけしゃあしゃあ」なんて言葉が出てきたんだろう(笑)。あと、軽く風邪ひいたらしいです…。インフルではないそうですが。きみらに感染す!と言ってました。


「あんな、さっき『実行編』で歌詞間違えて。“もしもまた 生まれ変わり~”って2回歌っちゃって! もうそっからパニックでなんも覚えてない(真顔)。 楽屋戻ってからもおれ、それしか言ってなかったからね」

「(メンバーと観客に向かって、歌詞を間違ったこと)気づいた? 気づいてないでしょ? ほら、どうせぼくの歌なんか聴いてないんだ!」


ここで、わたし的本日のハイライトなんですが、この千秋さんの発言のときに、SORAさんが「そんなことない」と言わんばかりに、真顔で首を横に振ってたんですよね。大川くんこそが、ここにいる誰よりも千秋さんファンだ…!と思いましたね。千秋さんはまったくSORAさんのほうを見ていなかったけれども!!

すみません話に戻ります。

「仙台は嫌いです。あ、今は好きになりました。昔バードランドってところでやってたんやけど。鳥、住めるのか?っていうとこ。そのときは最前が近くて、こーんな感じで目の前で歌ってて(体をかがめて再現する)。ここ(MACANA)もね、柵をもっと前にもっていけるって言われたんだけど、『いや、そのままでいいです』って即答して。………SaZくんが」

SaZさん、めっちゃ首を横に振ってますけど(笑)。

「SaZくんが『いや、そこでいいです』って。おれはちょっとね、近いのダメなんで(←ゴメンね!って顔しつつ/一同笑)。誰のおかげでそこに立ててるんだ? 誰のおかげでベース弾けてるんだ? ……おれだろ!」


千秋:あー、もう実行編パニックだったから。♪なにげなくー!右手にもつー(自分に言い聞かせるように歌う) ……その刃物を取り戻しに行きたい!

他メンバー&客席:(お、おぅ…)

千秋:しーーーーん! (メンバーに向かって)煽れよ!


でも、Miyakoさんが前に出てジャーン!とやったらやったで、「煽るのヘタ」とディスる!
そんなわけで、アンコール1曲目は、千秋さんのために再び「包丁の正しい使い方~実行編~」でした。例の歌詞の部分は自分の言葉を確かめるように、しっかりとした発音で歌う千秋さん。でも、曲中にまた「ぼくの声なんて届かないんだ!」とも言ってました。

「ちょっと待ってて!」と、一瞬千秋さんが下手袖に引っ込み、赤いストラトタイプのギターを手に現れる。そして「脳みそくん。」へ。男も女もホモも!(ニュアンス)と叫び、なぜか照明さんのことも煽っていました(笑)。

「チョコレートクリームチェーンソー」は、バレンタイン前だっからやったのかな?とちょっと思ったり。曲中に千秋さんがドラムソロ!ギターソロ!ベースソロ!と無茶ぶりも。SORAさんはダメ出しくらって2回、みーちゃんは一発でばっちりキメました。SaZさんはそもそもタイミングを逃して「あ、あ…」みたいな状況になって床にへたり込む。

そこで千秋さんが、じゃーSaZくんはギターソロねという感じで、自分のギターとSaZさんのベースを交換しようと近づいていったのですが、さっちゃんのベースのヘッドが千秋さんの口元強打! その場に崩れ落ち悶絶する千秋さん。慌てるさっちゃん。手を引っぱって起こしてあげてました。で、SaZさんがギターソロをステージのセンターで弾いたのですが、プリングとパワーコードのハッタリソロ(笑)。

ワンマンのため、逆ダイパートをこれでもかと何度もリピート。千秋さんが「とべ! どうせ人生なにもつかめないんだ! でも、おれらが(それを見て)なにかをつかむかもしれない!!」「トンでる!?」と煽る。演説みたいなテンション感で、これこれこうだからとべ!と煽っているのですが、めちゃくちゃすぎて笑った。途中でSaZさんがフロアに乱入する場面も。

そして「doze.」を畳みかけ、千秋さんの「はやく!」の一言で徐々にテンポアップ。続けざまに「包丁の正しい使い方~終息編~」を投下し、フロアでは“絶望!”の合図でWODが。


アンコールらしく終始はちゃめちゃだったのですが、終息編のあとにひと呼吸おくような間があり、Miyakoさんのカッティングから「「ピクトグラムさん」」
アウトストアイベントで披露したときは、イントロの出だし4小節のギターとドラムは同期だったのですが、みーちゃんのギターオンリーの生演奏になっていました。もうこの時点で鳥肌。ちょっと荒削りだけど、断然こっちのほうがいい。

さっきまで一緒に遊んでたのに、いきなり大人びてカッコ良くなった! ギャップ!みたいな感覚でした。4人の点と点が線でつながっていて、末永く続いてほしいなーと思った。

「またどこかで会いましょう」とつぶやいた千秋さんがゴトリとマイクを落とし、終演。SORAさんだけ、いつものように客席に向かって片手を挙げてステージをあとに。


終演時刻はちょうど19:30くらいだったので、約2時間のライブでした。感覚としてはもっと長くやっていたような気がしたので時計を見てびっくり。

ぶっとんでいてなんかよくわからんけどカッコいい!っていうところと、人間味があるところをいったりきたりしているようなライブだったなと思います。でも嫌な振り幅ではなくて、ずっとぶっとべるようにがんばってるんだけど、体力がついていかない、みたいな感じでした。全部ぶっとんでいたらぶっとんでいたで、恐ろしいイメージしかわかないけれど(笑)。ツアーでどう変化していくのか楽しみになる初日でした。おつかれさまでしたー。


【SET LIST】
1.「あー。」
2.「君の子宮を触る」
3.「殺意」
4. 大塚ヘッドロック

5.「ここにラブソングを」
6.「追落」
7.「排泄物」

8. 包丁の正しい使い方~実行編~
9.「おいしい脾臓は笑わない」
10.包丁の正しい使い方~思想編~
11.「秘密」

12.「セイオン」
13.「切断」
14.「宗教」

-EN-
15.包丁の正しい使い方~実行編~
16.脳みそくん。
17.チョコレートクリームチェーンソー

18.doze.
19.包丁の正しい使い方~終息編~
20.「ピクトグラムさん」

2016.02.07 DEZERT アウトストアイベント 2部 at 池袋Black Hole

2016-02-13 12:25:32 | ライブレポート


【第2部】


予定時刻から10分ほど過ぎたころに暗転。
千秋さんの髪型がオールバック風になっていました。髪を撫でつけているわけではないので、スーパーサイヤ人みたいでしたが。



完全MCなしのライブでした。1部でトラブルがあったからか、みーちゃんは全編テレキャスで通していたと思います(たぶん)。

「「ピクトグラムさん」」からスタート。ちなみにこの曲では、1部も2部もオーディエンスは暴れずじっくり聴くスタイルでした。個人的にはとってもありがたいのですが、今後変わっていくような気もする。

「infection」では、千秋さんが“ふわり消えた幻想”の部分で白目を剥いてました。ライブ中の目の動き、好きだなー。
「「おいしい脾臓は笑わない」」の照明がグリーンで、曲に合っているなあと思いました。

「「問題作」」、初披露のときは気づかなかったのですが、SORAさんは電子パッド?を叩いているんですね。1曲まるまるそれだけを叩いているので、派手な動きがなく不思議な感じ。
あと、“「あんたは生きていいんだ」”“「あんたは死んじゃだめだ」”の歌詞は同期音源でした。そこ一番歌ってほしい部分なのに!と一瞬思いましたが、歌詞を読むと天の声っぽい感じなので、あえてなのかも。

前方で観ていたため、「包丁の正しい使い方~思想編~」では、逆ダイパートのときに千秋さんに手を掴まれて、うわああとなりました。以前SaZさんに掴まれたときは、むぎゅっという感じだったのですが、千秋さんはひんやりしっとり(どんなレポ)。
終息編はWODですが、メンバーはフロアに降りずステージ上で演奏。千秋さんがわざと呂律が回っていないように歌っていたのはこのときだったかな?

「「セイオン」」はノリ方講座通り拳で、それが映える曲でした。SaZさんの歌うベースがいい!
「「宗教」」は精気を吸い取られる曲。Miyakoさんも真顔ほぼ棒立ちで淡々と弾いてました。これもライブで演奏を重ねていくうちに、どんどん迫力が増していきそうだなと思いました。

1部は終了時刻を50分くらいオーバーしてましたが(笑)、2部はほぼ定刻通り終了でした。

【SET LIST】
1.「ピクトグラムさん」
2.「あー。」
3. infection
4.「ここにラブソングを」

5.「おいしい脾臓は笑わない」
6.「問題作」
7. MONSTER
8.「不透明人間」

9. 包丁の正しい使い方~思想編~
10.包丁の正しい使い方~終息編~

11.「セイオン」
12.「宗教」

2016.02.07 DEZERT アウトストアイベント 1部 at 池袋Black Hole

2016-02-13 11:33:26 | ライブレポート
DEZERTが1/20にリリースしたアルバム『最高の食卓』のアウトストアイベントへ参加してきました。2部制で、2部だけ観るつもりが血迷って1部も参加。



【第1部】

~前説~
14:00開演予定だったのですが、14:10過ぎにSaZさんが黒いカンペボードを持って登場。『最高の食卓』のノリ方伝授のコーナー。
助っ人としてスパイダーマンのマスクを被った「スパイダーマンくん」が登場。体調があまり良くないということで、スパイダーマンマスクの上に、普通の不織布マスクをつけてました。

ノリ方解説といっても一緒に考えて欲しいということで、あくまで「提案」だそうです。SaZさんはほとんど、ここはブワーッと、ガーッと、サワーッとなど擬音で説明していました。あとは「ここはどうせ跳ぶんでしょ?」「どうせ頭振るんでしょ?」とか(笑)。

タワレコインストア時の提案と若干変更になった点も。まず「「ここにラブソングを」」の“嫌になっちゃって~”のパートの折り畳みヘドバンは、1小節に2回折り畳むところを、ペースを落として1回に!とのこと。
実際に音源を流して、スパイダーマンくんに実演してもらってました。ヘドバンするたびスパイダーマンマスクがずれて、目鼻の位置がおかしなことになっていました。あと、手がなぜか胸元で縮こまっていて、さっちゃんから「クマムシのあったかいんだからぁ~みたいじゃん」とツッコミが。

「「おいしい脾臓は笑わない」」はモッシュでぐちゃぐちゃに!だそう。

「宗教」の“出来の悪いタンパク質”のあとのパートに関しては、前日2/6のO-EAST公演で披露した際に2回席にいたスタッフさん(某ト○さん)が、一部のお客さんを観て、「折り畳みよりヘドバンのほうがカッコ良かったっスよ!」と言ったことによりヘドバンに変更。

「セイオン」はロック色が強いので拳をとの提案。「ワンオクみたいに! 俺たちワンオクを目指していくんで…いや、違う。きみたちが、ワンオクのファンを目指して!」とSaZさん。

「「ピクトグラムさん」」はノリとか関係ない曲だと思うので、と自由に聴いてほしいといったニュアンス。

アルバムの曲はツアーでやるので、来て、聴いて、やりながらノリを覚えてみて、とのことでした。ここでいったん幕が閉まります。




14:40ごろライブスタート。
歪ませたギターストロークが鳴り、メンバー登場。SORAさんは髪が短くなっていて、ソフトモヒカンみたいなヘアスタイル、Miyakoさんはエクステなしで、後頭部の髪を立たせてパンクロッカー風。マンガ『NANA』に、出てくるシンみたいだなあと思いました。
千秋さんも髪を切っていて、みーちゃんと似たような髪型。襟足は長いです。リボンタイ付きの黒シャツ姿。涙袋に赤シャドウ。SaZさんはヒッピーように頭部にぐるっと黒い紐を着けてました。

「「告白」」のイントロでざわめく場内。マイクスタンド前に立った千秋さんが「うるせーよ、黙れ」とぶっきらぼうに言い放つ。歌いたい曲を歌うシリーズなのかなーと思いました。
マイクのシールドが赤色になっていました。DIR 京さんと一緒じゃんんんん!と、勝手にテンションが上がりましたが、あとで調べてみたらワンオクTakaさんも赤シールドだわ。Miyakoさんのイントロアルペジオが途中よたっていて初っ端からヒヤッとしました。

「「君の子宮を触る」」はみーちゃんが身体をひねってギターのバックボディを見せながら弾いていたのがカッコ良かった。“指で数えたら”という歌詞に合わせて千秋さんが右手の指を折り畳んでいました。

「「ここにラブソングを」」は千秋さんがドラム台に乗って、歌詞を早口にまくし立てる。失礼ながらこの部分はリズムがグダるかと思っていたのですが、SORAさん、千秋さんでしっかり呼吸を合わせていました。
しかし、どうやら「「君の子宮を触る」」でいったんライブの流れを区切るはずだったらしい。SORAさんがカウントを始めてしまったため、そのままなだれ込んだそうです。

「カンカンカンカン(カウント)って! “あなたの気分次第で”ってか? お前が神様か!」と千秋さんがツッコみ、SORAさん苦笑い。

そのあとも、新曲やるの嫌なんだよな~。おれも歌詞も間違えちゃったしさ~、覚えてないんだよね、と千秋さん。「でもツアーまであと一週間ある! それまでに仕上げてくるんで。あ、マスクしてる人インフルエンザじゃないよね!? おれらには頼むから感染さんといてな。もうすぐツアーやから」

「きみらあれやろ? 今日、ある意味タダやろ?(中略)おれらアルバム出すと毎回アウトストアやってるんやけど、シングルのときどうしよ? あ、社会主義みたいに、全部3000円にしたらええねん。チケット3000円、チェキも3000円。そのベースも3000円、ドラムも3000円(SORAさん苦い顔)。おれはプライスレス」


千秋:(弱々しく右手を挙げながら)元気に行こう~。
客席:お、おお~。

そして謎の気合い入れ。昨日もライブかつ今日も朝が早かったため、千秋さんは元気がないらしい。2部制ってイヤやねん!みたいなことも言ってたかな。

「新曲やるのやなんだよー。そういう顔でおれを見るなー! おれがどう動くか(曲のノリを)見てるでしょ」

「死ぬ気でやってないでしょ? きみらにとっては娯楽だもんね? おれらは死ぬ気でやってるから」

↑死ぬ気でやっているというのは、昨年末の“密室会議”時にも発言していました。いいこと言ってるのに、照れが入っちゃうのかニヤニヤしながら話すんですよね。で、お客さんに笑われて、なんだよ!って軽くキレるパターン(笑)。



「「排泄物」」はニューウェーヴ! 歌詞が生々しくて気持ち悪かった(褒めてます)。千秋さんが“8人目のボクは いない”の部分で、右胸を叩いていました。「脳姦少年」は初めてライブ聴けてレア感ありました~。


「元気になってきたー!」と叫んで始まった「「おいしい脾臓は笑わない」」では、千秋さんがSORAさんのほうを向いて、指揮者のパフォーマンス。音源で聴いたときに、ギターリフのリズムは「「君の子宮を触る」」に寄せてるのかな?と思ったのですが、ライブで聴いたら、脾臓は脾臓のリフのような気もしてきた。

イントロにアレンジをプラスした「大塚ヘッドロック」では、曲中Miyakoさんのギターの音が出なくなるトラブル。ギターを指差し、ワルい顔で中指立てるみーちゃん。

直るまで時間がかかるようで、「ゆっくりでいいよー。そんな泣きそうな顔すんなよ(笑)」と千秋さんがフォロー。すぐさま「いやいやもう少し急ごう?」と茶化してましたが。SORAさんも立ち上がってみーちゃんの様子を見ていました。

「休憩タイムでーす。(お客さんがくしゃみをしたのを聞いて)くしゃみはダメだよー。感染るから!」

「んーじゃあ、Miyakoくんの話をしまーす。昨日、O-WESTでライブだったんですよ。そしたら、Miyakoくんがめっちゃクルクル回ってて! 『なんや今日めっちゃ回っとったな』って言うたら、『うん、広いからね◯』って(笑)」

「あーそうだ。ちょっと久々に悪口言ってもいい? アルバムが地方のショップで買えないらしいねん。北海道とか、日本じゃないみたいなところとか。結構刷ってるのに。そういうの嫌なんだよねー。ZEAL LINKは頭おかしいから、アホみたいに置いてるんだけど。アコースティックライブやりましょう!とか。0部ってなんやねん。『そのほうがおもしろいじゃないっすか!』とか言ってたけど。いや、そんなことはどうでもええねん。CD買えないの、おれは嫌。どうしたらいいとおもう?」
←突然の問いかけ

「押してる? (Miyakoのギターを一緒に調整していたスタッフさんに向かって)今何時? …3時20分かー(本来3時終了予定)。2部も来る人いる? 今日時間大丈夫? ずっとやってようかな、ここで。ツアー始まるまで。みんなで一緒にそのまま仙台行ったらええやん? ここにいる人がみんな行ったらソールドするっていう。チケットあともう少しみたいなんで」


ここでギターが復活し、ジャーン!と音を鳴らすみーちゃん。

千秋さんが「そんなカッコつけなくていいから!」とツッコみ、SORAさんが口開けてめっちゃ笑ってました。そして「もう少し遊ぼうか」と、「大塚ヘッドヘッドロック」を仕切り直し。「包丁の正しい使い方~実行編~」のときだったか、千秋さんのイヤモニが外れた?ようで、親指で片耳を塞ぎながら歌っていた場面がありました。

そして、千秋さんがMiyakoさんのギターを奪い「doze.」へ。「さっき音が止まっちゃたんで歌います!」と、みーちゃんがボーカルをとることになったのですが、シャウトができず「声がでない…」と。カラオケでキーが合わずに歌えない女子高生みたいでした(笑)。シャウト以外のパートも歌詞がわからず、ラララララーラ~で通す。SaZさんが通常通りシャウトのコーラスを入れてきて、それに続いてみーちゃんもシャウト。メロディ無視で、シャウト対決のようになっていました(笑)。

「なんで今「doze.」やったん? 実行編で楽しくなっちゃったんでしょ?」と千秋さんがSORAさんに問う。どうやらノリでやったらしい。

そして「「問題作2」」をやろう!と、千秋さん、SORAさん、SaZさんでジャムり始める。みーちゃんはモンキーダンスみたいに手をパタパタさせてノッてました。
リズムが8ビートっぽい感じで、「なんやねんそれ!」とSORAさんに詰め寄る千秋さん。でもツボだったのか、「今のもう一回やって!」となぜかリピートさせて、「なんなんそれ(笑)! おしゃれでもないし!」と2回ツッコんでました。

「「ピクトグラムさん」」は、Miyakoさんがギター調整しているのに、SORAさんが同期を流し始めてしまって仕切り直し。

千秋:(SORAに向かって)見てからカウントしろよ! なあ、さっちゃん。

SaZ:(ぶんぶん頭を振りながらイメトレ中)

客席:(笑)

千秋:ちょ、さっちゃん!? さっちゃん! 普通カウントする前に、まわり見るよなぁ?

SaZ:(コクコク頷く)

千秋:(勝ち誇った顔で)ほらー! もうお前、埼玉に帰れ!

SORA:もうあの場所には帰りたくない…。

千秋:嘘だよ嘘! 故郷を捨てたらあかんよ? 栃木とか茨城とかもね、地元を大切にせえよ。おれも大阪だから。

客席:(大阪は都会やろ…という空気)

千秋:…あれ?


「「ピクトグラムさん」」も同期入りだったんですね。なしでガシガシ行くのかと思ってました。ライブの場数を踏むたびに成長していきそうな曲だなあと思いました。バンドにとって大切な楽曲になりそうな予感もする。

2部に続きまーす。


【SET LIST】
1.「告白」
2.「あー。」
3.「君の子宮を触る」
4.「ここにラブソングを」

5.「排泄物」
6.「脳姦少年」
7.「おいしい脾臓は笑わない」
8. sister

9. 大塚ヘッドロック

10. 包丁の正しい使い方~実行編~
11. doze.

12.「ピクトグラムさん」
13.「追落」