in a schale

シャーレにとじ込めたありふれた日常。

6/1 電影グラマァ主催“異端審問II[臓器交換のススメ]”at 渋谷RUIDO K2

2009-06-02 23:57:55 | ライブレポート
久々ルイードK2。ステージは地下にあるんだよね。でも、スタッフルームが階段降りている途中にあって、カーテンで仕切られてるだけだから、あやうく開けそうになるんだよね(わたしだけか)

本日は電影グラマァさん主催でした。
なかなか会場の演出が凝っていてですね、なんとステージのバックが鯨幕(お葬式で使われる白黒の幕ね)。そして【RUIDO K2】の看板は、右方向を指差す絵で隠されていました。また、フロアの壁には寺山修司氏の言葉が書かれた長ーい半紙がぶらり(絵と習字は赫碧二公の羽夢さんが書いてくださったのだとか)




○KYOKUTOU GIRL FRIEND○
◆SET LIST◆
SE_
01_闇を嗤え_警告【instrumental】
02_拝啓、売国奴の皆様 靖國の空が哭いています
03_未遂

04_アルケミー(仮)
05_罠
06_ゲルニカに噤む

07_夜光虫
08_依存(仮)
09_噛みついて離れない

10_堕落論
11_俺の彼女はリストカッター
12_勝手にしやがれ(仮)
13_サヨナラセカイ(仮)

顔面包帯グルグル巻きの金髪怪我人さん(笑)が下手に出てきて、【極東彼女】と書かれた半紙を掲げ無言でバンド紹介。ゆっくりスクリーンがあがり、SEと共に楽器陣登場。

きょうも【闇を嗤え_警告】からスタートでした。もはやこの曲は林田倫堕入場曲と化していますねえ。スリリングにスピードアップするところで、倫堕氏が出てくるので。

序盤はVoの声がこもっていて少し残念でした。【未遂】にマイクレスで歌うところがあったんですけど、そちらのほうがきれいに声が抜けていたんですよ。なんだかなあ笑

【アルケミー】はあの狂気の吐息も、やはり曲の一部のようです。でも、この曲の前の暗転で“あ゛ぁぁああああ!”って何度も叫んでいたのですが、そちらも怖かった。4/25以来倫堕さんのテンションがすごい気がする。

そんな【アルケミー】ですが、亜門さんもすごいのです。タイトかつ正確なスティックさばきを見よ!!みたいな。倫堕さんが荒い息を吐いているときに、楽器陣はドラムのもとに集まっていて、それから隻を切ったようにバッとハジけていくの。でも、やっぱりこの曲ヘンなんだろうなあ。後ろのお客さん固まっちゃってたもの笑

個人的には大好きな【依存】が聴けたので、うれしかったです。でも【ゲルニカに噤む】→【夜光虫】→【依存】という流れだったので、かなり堕ちた……。

【噛みついて離れない】で“俺についてこいよ!”なんて煽っていたけれど、ついていけない!みたいなね。ディルのライブのダーク・ゾーン的な感じでしたわ笑 【依存】……真っ白な浴槽で手首を切っちゃって、真っ赤な血がそこに飛び散ってる画が浮かんだ。

なんかこのセクション聴いているときは、ヴィジュアル系のライブに来ている気がしなかったなあ。不思議なバンドです極東さんは。でも後半は、頭に「ド」がつくくらいヴィジュアル系なライブでしたけどね笑

そういえば【勝手にしやがれ】だったかな。ケッチさんがソロを弾くためにセンターに“おっしゃー!!”って感じで踊り出たんですよ。勢いよすぎて倫堕さんをあやうく吹っ飛ばすところだったよね。あのケッチさんは輝いていた。

ラストはサリーさんのベースから始まる【サヨナラセカイ】でした。ちょっと意外。倫堕さんが飛ぶようなジェスチャーをしていた気がします。
拡声器を客席に突き付けて去っていきました。





○グルグル映畫館○

グルグルさんの紹介習字は【廻映】。ゴキミさんが登場で「毒」マスクをしてましたね。また、4人それぞれのマイクスタンドには桜の枝が飾られていました。これがまたしっくりくるんだなー。

メンバー紹介では、天野さんがなせがホストキャラに。 

天野「そのうち歌舞伎町の看板に出てるかもしれないですから。あいつだけなんか白くね!?みたいな」

うわあ、それはぜひ見たい笑

兄貴こと前田さんは、やたらテンション高く話さなければならないMCを振られ、ゴキミさんは「ゴキミゴキゴキゴキミゴキ☆」と咲かれ、沼倉さんはお客さんから「ヌマァ~クラァ~ッ!!!(巻き舌)」と叫ばれるという。元気なおじさんたちです(失礼)

天野「どうも、マリスミゼルでしたー」

最後に不意打ち。





○電影グラマァ○

トリは【電影絶艶】こと電影グラマァさんです。
この日のライブで知ったのですが、ギターのエレクさんとドラムの拓朗さんが脱退なんですね。きょうをもって第二期終了、7月1日より第三期として活動するとのこと。こちらの情報がスクリーンの映像(オフィシャルHPのようなテレビ風だった)にて伝えられました。またフォトブックや音源制作の予定……は未定だとか。

しかし佑哉さんかわいいなあ。こんな弟がほしい(切実)

わたしの勝手な見解だけど、彼らは本当にこういう世界観が好きなんだろうなって思った。だってこのかわいさがあるなら、オサレ系のキラキラした衣装を着てそういう曲やったほうが売れると思うのよ。だけど佑哉さんと儺俐さんは、2人の大切なメンバーが脱退するという状況になっても、「解散」という選択はせず「電影グラマァ」を続けることにした。それってあらためてすごいなと。

彼らの第三期の活動にも期待したいと思います。




……会場出たところでライブ直後の佑哉さんに出くわしたんですけれども、やっぱりかわいかったです。うちの弟と代わってくれないかなー笑