チョップドーム!思っていたよりもぎゅうぎゅうではありませんでした。人口増えたり減ったり。
◇SaTaN◇
よくフライヤーをいただくのですが、ライブを拝見するのは初めてでしたSaTaNさん。
ディズニーの「不思議の国のアリス」のアニメーションが映し出される会場。ゆっもくりとスクリーンが上がると、ステージもアリスの絵が描かれたタペストリーで飾られていました。
いつもは悪魔をモチーフにしたヴィジュアルですが、今回は【ALICE in the DEAD WORLD】というコンセプトでの登場のようで、アリスモチーフの衣装でした。HI-NAさん(MOTHERFUCKIN' GUITARIST&VOCALS)はブロンドヘアで血のついたエプロンをつけたアリス、Shiyaさん(NECROPHILIA BASSIST&BACKING VOCALS)は白ウサギ、D.Kさん(SEXORCIST PERCUSSION&DEATH VOICES)はチェシャ猫。ちなみに皆様白塗りです。皆様肩書きが長いです。
サンプリングした音源と生楽器を絡め、遊びゴゴロのあるステージを展開してくれました。いやー喰わずぎらいはダメですね。意外とね、個人的にはかなりすき!なタイプのバンドさんでした。パフォーマンスにもついつい見入ってしまいましたし。ボーカルにはエフェクトがかかっていて、終始シャウト気味に歌っているんですが、それもカッコいいんす。また観たいです。
アリスのウィッグが途中で取れそうになって、HI-NAさん必死に押さえていらっしゃいました(なぜピンで固定しなかったのか)。決して取らないというその根性に拍手。
◇HERE◇
ここから転換中の映像がモリゾーとキッコロ(微妙に懐)のアニメに。どなたのチョイスなのか気になります……!
さて、これまた初見のバンドHEREさん。演奏うまっ!
いま調べていて知ったのですけれども、インビシ●ルマンズ●スベッド(一応伏せてみた笑)のメンバーさんが再集結して活動しているのだとか。わたし某フリーペーパーに掲載されていたデスベッド氏のコラムすきでよく読んでいたわ!なんか感動。
ライブはミラーボールが回る時代へタイムスリップしたような感覚になりました。グラム系の音楽をやっているバンドさん、自分はなかなか観ないものー。新鮮でした。
「グラム歌謡+ロック歌劇+エギゾチック・シアター」がコンセプトということですが、なんとなくわかった気がします……!「PASSION」という曲でギターのおふたりが華麗にソロをキメたのですが、そうしたらボーカルの尾形さんがベースの井嶋さんの肩に手を回して“あのふたりに負けないくらいのベースソロキメてくれよ……!(エロボイス)”ってベタベタ絡みにいって笑 演奏もパフォーマンスも楽しめるバンドさんでした。
◇the god and death stars◇
aieさんとササブチヒロシさんによるセッション。渋い!aieさん横顔すてき!
エレキギターとドラムと声というシンプルな演奏なのにいいと思えるのは、やっぱり曲がいいんでしょうなあ……とコムスメは思ったのでした。
ササブチさんが右手でドラムを叩き、左手でベースを弾くというスゴ技を披露してくださいました。残念なことにまったく見えなかったけれど笑 ベースの弦はどうやって押さえていたのだろうという素朴な疑問が残りました。教えてエロい人!
MCは物販で取り扱っているステッカーの宣伝ばかりしていらっしゃいました笑 フライヤーもなにもないからステッカー買って、と。「思い出は商品です!」との名言も飛び出しました。なにやら売上でCDを制作するもようです。正しいバンドのありかたですね(?)。
ラストはdeadmanの「蟻塚」でした。やっぱり曲がいいんだなあ。また眞呼様(様付けしたくなるお方だなあ)の歌詞が染みるんだよね。
演奏後は物販席で元気にステッカーをさばくおふたりの姿がありました。ブッチさん、かなーり大きな声で宣伝していました。びっくりです。
◇KYOKUTOU GIRL FRIEND◇
【SET LIST】
SE_
01_未遂
02_堕落論
03_アルケミー
04_ゲルニカに噤む
05_俺の彼女はリストカッター
06_闇を嗤え_警告
07_勝手にしやがれ(仮)
唯一登場時にメンバーを呼ぶ声があがったのではないでしょうか、不謹慎なカリスマの皆様です。
ケッチさんの痛々しく歪んだトレモロから【未遂】へ。音源より若干テンポ遅めだったような気がします。それでサリーさんのベース音がやたら大きかった!です。ギターソロのアレンジが変わっていたのと、林田さんが蔑んだような目つきをしていたのが印象に残りました。
【堕落論】で音のバランス戻る。“息絶えて見せよう”と言い切る。
【アルケミー】のイントロではまた“殺せ……殺せ……”と繰り返しつぶやいていました。そして脳の血管がブチ切れたかのように加速していくステージ。もうね、これは擬音語で表現したくてしょうがないです。ドォォオオワー!!! って感じです。こちらは音源よりだいぶ走っております。ギターソロの後ろで鳴っている亜門さんの高速ロールにくぎ付けです。
そして【ゲルニカに噤む】では、サビでブルーの照明になりセンターだけが黄金色に。林田さんが舌舐めずり。
【俺の彼女はリストカッター】は会場もメンバーもリミッターカットして暴れる暴れる。本日はI LOVE YOU.
“お前の目の前のその闇を嗤え!”とスリリングな【闇を嗤え_警告】をはさみ、ラストは【勝手にしやがれ】。この流れ素敵よね。オーディエンスの拳が見事にそろっていて、熱くて、とってもきれいでした。バンドはファンの鏡、ファンはバンドの鏡と言いますけれど、まさにそのとおりで。お互い本気で向き合って、支えあっているからこそ、この空間が形成される。
いつか後ろまで……会場中の拳があがったらと考えるとゾクゾクします。ああああと半分の拳っ!
◇MUNIMUNI◇
さすが、チョップドームを知り尽くしているのか音がきれいに抜けていました。
「フッフー」「ヒー」「パペポポ」と、知っている曲が序盤にポンポンポーン!ときました。「パペポポ」の不安定に揺れる摩天楼様(様付けしたくなるお方です)のボーカルがたまりません。こういうメロを乗せられるのが本当にすごいなと。
あら、いま思えばE.D.E.N様(あ、様付けしたくなるお方だ)と摩天楼様しか観てなかったです。というかスモークで-眩暈-様(あ、様付け)とTELLさん半分消えていた……!でもそれがMUNIMUNIさんだと思っております。メンバーの姿はおぼろげでいい。演奏もしっかり聴くというより、身をゆだねるというくらいがちょうどいいのかなって。その空気を感じるのがいちばん気持ちいいので。
うまいこと言えないですけど、ワインのテイスティングみたいな(ホントうまくないなあ……)。グラスを回して香りを楽しむじゃないですか。それと似たような感じで、彼らのライブは音が発せられた瞬間、空気と触れあって化合するんです。それを思い切り吸いこんで堪能するとね、本当に世界に落ちてしまいそうになるわけですよ!……そんな感じです(強制終了)
いやーいいイベントでした。ありがとうございます、おつかれさまでした!