in a schale

シャーレにとじ込めたありふれた日常。

12/11 トーマス 2011 Determinaton TOUR FINAL ONEMAN SHOW [evolution] at 渋谷Star lounge

2012-01-05 03:56:06 | ライブレポート



やっと安定した状態のトーマスを観ることができたライブでした。
ファーストライブではMCでグダグダになってしまう場面があったり、11/3の主催では機材トラブルで1曲目から失敗をしたりしていたので、ここに来てようやく本領発揮した彼らをのぞめたような気がしました。成長の証を見せつけられたというか。

でも、MCでボーカルの昌孝さんが「1年に2回もワンマンをやる予定はなかった」「5月の初ワンマンのあとに決めた」とおっしゃっていたのでちょっと意外でしたね。
2回目のワンマン決行に至るきっかけについては詳しく語っていなかったのですが、メンバーのなかでなにか思うことがあったのかなぁ。


ライブは、煽り以外ほぼMCをとらず、曲に激情と魂を注いでがむしゃらに突き進むという、自分がいいなと思っている「トーマスらしい」ステージが観られました。そのなかで、「コールドディレイ」や「ワスレナ草」などのメロウな楽曲を中盤に組み込んで、緊張感のある展開もつくっていたのが印象的でした。
引き込まれる感覚、ステージのメンバーに感情移入する感覚になったりもして、観ている側なのに終始ワクワクしていた!

あーこれライブ直後に書けばよかったなぁ。ぜったいそのほうが生々しい記録がつけられたのに!



ただひとつくやしかったのは、やはり動員数でしょうか。たかが数字、されど数字。
「スカスカだな」とひと目でわかってしまったのがくやしかった。ひいき目入っているかもしれませんが、「どうしてこんなにカッコいいバンドをみんな観に来ないんだろう」と。いま思い返してもくやしいので、結構衝撃は大きかったです。


話をもどして、ミニアルバム『Determination』のラストに収録されている「Determination」を本編のラストに演奏していたのですが、この曲はバンドにとって大切なものになりそうな予感がしますね。

Determination=決心、決意。

単純に、これからも(ワンマンなど)大きなポイントポイントで演奏されて成長していきそうな曲だなというのももちろんなのですが、いつか訪れるかもしれない最後のライブで聴いたら、また違った聴こえ方になりそうで……「その時」が楽しみだなと。
縁起でもない話なんですが(苦笑)、ふとその光景を思い浮かべてグッときてしまう。不思議と心揺さぶられる1曲です。


アンコールの「パーソナリティ」が終わっても、メンバーを呼び続ける声がずっと響いているくらい終始熱いライブでした。2012年の活動も期待!



【SET LIST】
SE.Intro
01.Shall we dance?
02.パルス
03.ブランコ
04.罪と罰

05.ターゲット
06.Social Puzzle
07.チェイン
08.CRAZY DISCO

09.コールドディレイ
10.ワスレナ草

11.血の轍
12.ピストル

13.サイケデリックモバイル
14.Determination

-EN-
15.涙色ラボラトリー
16.パーソナリティ