in a schale

シャーレにとじ込めたありふれた日常。

2012.06.09“CLOSE to EDGE”at 池袋EDGE

2012-07-02 04:05:32 | ライブレポート
池袋EDGE初舞い降り。
場所がわかりやすいようでわかりづらかったです。自分が方向音痴なだけかもしれないのですが、目立つ看板が見当たらなかったからビルの前を素通りしておりました。サンマルクカフェの向かいあたりだったかな~(着いたらもうどうでもよくなってしまう人)。


■■■ラドック

悪くはありませんでしたがイマイチ印象に残らないタイプのバンドでした、すみません。上手ギターの子ががんばっていて、ボーカルくんファイト!みたいな感じです。言ってしまえば一昔前のガ○ットみたいな雰囲気。

だけど、どの曲にも華のあるギターソロを組み込んでいたのは好印象でした。ギター陣が2人ともIbanezの7弦。もしかしたらお揃いで色違いなのかもしれません。





■■■GALEYD

わたしの中での勝手な前知識というかイメージは「ポストDEL○HI」だったのですが、(とっつきやすいという意味での)甘さがあるなあと思いました。おそらく、ボーカル ガロさんのヴィジュアルと声が、どちらかというと「かわいい」寄りだからでしょうね。こういうところで、やっぱりボーカルはバンドのイメージ左右する「顔」なのだなあと思います。

楽曲は2バスあり、テクニカルなギターありでわりと激しめ。それなのでガロさんの声とギャップを感じるのですが、逆にそれが心に引っかかるというか、魅力になっているのかも。バラード調の曲もあって飽きさせないライブでした。






■■■LIPHLICH

【SET LIST】
01_リフリッチがやってくる
02_猫目の伯爵ウェンディに恋をする
03_グルグル自慰行為
04_ミズルミナス
05_淫火
06_My Name Was
07_RECALL


板付きで始まりました。
幕が閉まったままの状態で「リフリッチがやってくる」のイントロ部――壊れたラジオみたいな声が流れだし、キイィ……とドアが開く音と同時に幕も開くという演出でした。楽器陣が音を鳴らすと同時に、久我さんが、持っていたステッキでステージの床をバンバン!と激しく叩く。

ライブ映えする楽曲メインのセットリストなのかなと思いました。
「ミズルミナス」はライブでどう表現するのかなと思っていたので聴けて良かった。自分は基本的にボーカリストを見てしまう癖があるのでその視点から感じたことを書くと、久我さんは各曲に主人公なり登場人物なりをつくっていて、その人物に入り込んで(というか憑依に近いものがある)歌っているんじゃないかなと思いました。もしくは、自身は語り部の立ち位置に身を置いていて、朗読するように各人物になりきって物語を語り進めているのか。

「ミズルミナス」が女性視点の楽曲なので余計強くそう思ったのかもしれませんが、これまで見えてこなかった彼のボーカリストとしてのスタイルが少し見えた気がしました。


サポートの新井さんは顔で弾くタイプのギタリストなのかなという感じで、(明人さんとくらべてしまうと)繊細さやしなやかさが足りないかもしれません。でも、「RECALL」のアウトロのギターソロなんかは激情的でこれからが楽しみになりました。12月のワンマンまでずっとサポートするようなので、またそのころには印象も変わりそうです。





■■■DuelJewel

隼人さんが療養中のため、ボーカルトラックを流しながら楽器陣4人でのライブ。
絶対的なハンデを背負っているわけですが、4人での「全力」を出しているから、そういう意味ではまったくほかのバンドに劣らないライブでした。

なんというか、メンバーとファンで隼人さんの帰ってくる場所を守っている感じがしましたね。ボーカルがいないという「欠け」をみんなで補って、今できることを精一杯やろうという結束感が伝わってきて熱いなーと思いました。祐弥さんのテンションの高いMCもポイントでしょう(笑)。