■■■Do As Infinity
対バン相手が対バン相手だったので、とてつもなくアウェイだったDAI。1曲目は動員であろう方の腕がチラホラ挙がっている程度でヒヤヒヤしてしまった。
伴さんも「Do As Infinityはこんな感じでやってます~。曲の振り幅が広いので最後まで楽しんでいってください!」といったMCで和ませてくれてはいたのですが、大渡さんが突如「ふふっ(笑)」と笑い出す。「(黒いワンピース姿の伴さんやフロアを見ながら)俺も黒い服着てくれば良かったよ~。音楽よりも服でアウェイ感を感じています。こんな夏仕様(白地にラインの入ったTシャツ)で出てきてしまって。今度は全身黒着てきます。メイクもしてね!」と盛り上げてくださいました(笑)。
後半は名曲「冒険者たち」も披露。これ、イントロが怪しげな雰囲気でかっこいいんですね。やはりテレビの影響もあるのか、この曲は知ってる!という感じで、ここから徐々にオーディエンスもノリ方をつかんでいきました。「Summer Days」はサビで観客が手を振り上げ(いわゆるGLAYチョップ)、一体感が生まれます。屋内でありながらも降り注ぐ太陽の光が見えてくるポジティブなパワーをもった一曲でした。このあとにヘヴィでドロドロしたバンドが出てくるのだと思うとなんともいえない気持ちではありましたが。
余談ですが、小柄な下手サポートギターの方がすごく楽しそうに弾いていて(かつ繊細なフレーズがうまい)、動きも少年のように予測不能な軽やかさで素敵だなーと思いました。でも遠目からだと性別も年齢も不詳で。終演後に調べてみたら、チエさんという女性で、DAIメンバーより年上に見受けられたので驚きでした。
■■■sukekiyo
二番手はsukekiyo。この日の転換は幕なしで、スタッフがぐわーっと出てきて、機材諸々一斉に入れ替えるスタイル。その転換中に匠さんと未架さんがサウンドチェックに現れたため、フロアも大々的に入れ替えが(笑)。YUCHIさんとUTAさんも登場し、「白露」をセッションし始める。ヴィオリラはセッティングされていなかったので「aftermath」や「elisabeth addict」は演らないのだなーとぼんやり思ってました。
そこへ黒髪をツーブロック風にセットした京さんがフラリと登場。ハーフパンツに巻きプリーツスカート(?)、素肌にロングジャケットでした。
髪をハーフアップにし、現代のサムライのような佇まいの匠さんがピアノを奏で、壮大なバラード「in all weathers」からライブはスタート。全編映像なしでライティングのみの演出です。アウトロのピアノはなく、京さんの“薫り無き命”というフレーズでひっそりと終わる。
ベースソロから始まる「leather field」で、噂のYUCHIさんのスパンコールパンツを確認。スキニーっぽいシルエットなので変態感増してますね。オーディエンスがグッとステージに押し寄せ無言の盛り上がりを見せる。
「dones」はUTAさんがアグレッシブなパフォーマンスに目がいってしまう。6月の渋谷DUO公演時もそうだったのですが、めっちゃ羽ばたいたり(たまにしゃがんでからのジャンピング羽ばたきもある)、高速で十字を切りまくってからギターを弾いていたりします。UTAさんだけ観ているとつい吹き出しそうになってしまう。
京さんも真っ赤なシールドを捌きつつ、ステージ全体を使ってダイナミックにパフォーマンスをしていました。
そんな「dones」に対し、艶やかなアコギも入る「focus」はしっとりと聴かせる。京さんが1サビの歌詞を変えて歌っていました。
この曲で終わりかと思いきや、「烏有の空」のシーケンスが流れ始め、オーディエンスに見せつけるように京さんがジャケットを脱ぎ捨てる。ステージ上手、下手それぞれから(おそらく万有引力の)襦袢に身を包んだ細身の坊主ダンサーが現れる。
ザクザクと重々しく刻まれるギターとベース、徐々に激しさを増すドラム(たまに未架さんのスティックの破片が吹っ飛んでいくのが見える)をバックに、襦袢を腰まで落としたダンサーたちは、京さんへまとわりつくようにステージを右往左往。両手を広げた京さんの体に腕を絡ませるパフォーマンスもあり、真っ赤な照明もあいまって妖艶な雰囲気。その後は背後にまわって千手観音像のように。アウトロでダンサーと演奏を終えたメンバーが徐々に捌けていく。
両手でマイクを包み込むように持った京さんが「おはよう」と呟き終演。
これまでのライブでのセリフは「おやすみ」でしたが、先日から変わったようです。sukekiyoが提示するライブを「今」とし、そこを基軸に考えると、「現実」(おやすみと呟き眠りにつく日)でも、「夢」(おはようと呟き目覚める日)でも、それぞれそこで繰り広げられているのは哀しく悪夢ような日々なのではないでしょうか。。もしそんな意味合いだったら映画のオチみたいだな~とふと思いました。
【SET LIST】
白露(セッション)
01.in all weathers
02.leather field
03.zepher
04.dunes
05.focus
06.烏有の空
■■■FAKE?
なんだこれ楽しい! なんだこれー!というのが感想。INORANさん在籍時は雑誌で目にすることもよくあったのですが、抜けてしまってからはFAKE?がどうなったのか正直ぜんぜん知らなかったんです。
楽器陣がスタンバイするなか、白シャツ、ブラックのハーフパンツにガスマスクを装着したKENさんがステージに駆けだしてくる。1曲目の「Hedfuc」はその状態のまま(おそらく)歌っていました。手になにも持っていなかったので、マイクどうなっていたんだろう…(笑)? ガスマスクについていたんでしょうか?
MCでは「僕が言うのもなんですが、“THE GROWTH TO DECAY”へようこそ」と挨拶。カラーの違う4バンドが集まっているので楽しんで行ってほしいといったニュアンスのことを話したあとに「外ではぐでたまのなんかもやっていて…あ、やっぱりこの話はいいです(笑)」と場内を笑いに包む。
「さっき楽屋でsukekiyoさんのライブを観ていたら世界観がすごすぎて(驚き顔)! 引き込まれて最後まで観ちゃって、ウォーミングアップできずに出てきちゃいました」とも話していました。フランクな雰囲気に惹きつけられますね。
「Radio's Dead」は予習なしでも充分楽しめる楽曲。しかしすごいタイトルである。楽器陣も観客も“Radio's Dead! Radio's Dead!”と力強いコーラスで参加し、楽しくならずにはいられない。スラッシュメタルとエレクトロが融合した「DISCO」ではフロアの一部でモッシュも巻き起こりました。
ラストは最新シングルの「Addicted」。事前にiTunes Storeで視聴だけしていたのですが、ライブだと浮遊感はひかえめでロック色強めでしたね。ちなみに「Radio's Dead」が収録されているアルバム『The Lost Generation』のDL版は12曲入り600円。本ツアー名古屋も行く予定なので、買っちゃおうかなーと悩み中です。
■■■DECAYS
いよいよDECAYS初のライブ。
SEはオフィシャルサイトで公開されているこちらだったような気がします。“DECAYS”というセリフ入りだったので。
小林さんもDieさんもフードをかぶって登場。
ミュージックビデオとして先行リリースされていた「Secret mode」の印象が強くて、エレクトロ、ダンサブルナンバーで攻めてくるのかな?と思っていたのですが、シューゲイザーっぽい曲も投下されて予想外でした。
ボーカルのクセある浮遊感がちょっぴりCOALTAR OF THE DEEPERSみたいだなと思いました。
Dieさんがメインボーカルをとる楽曲もあります。が、声量がなく応援したくなる感じです(苦笑)。本業はギタリストではあるけれども、もう少し声を張っていきましょう!というのが本音。
アンコールでは「新曲やらせてもらいます。あ、全部新曲か(笑)」とDieさんがMC。
「DECAYSのなかでもポップで…(ちょっと悩んで)ポップで、ちょっとかわいくて、極悪メタルです」
そして、煽りは仮面の人に…ということで、目の部分にマスクメイクを施したキーボード兼マニピュレーター?のチドニーさんが陽気に曲振り。
そしてチドニーさんとベースのGさんがメインボーカルというキャッチーな曲を披露。Dieさんの言う極悪メタルさは感じられませんでした(笑)。もしや冗談?
演奏後はDieさんが最後まで残り、笑顔で去って行きました。
19:00スタートだったので会場を出たのが22:00過ぎ。日帰り遠征組にはかわいそうな時間帯だったなと思います。
名古屋も観に行くのですが、終演まで観るなら日帰りをあきらめなければならないだろうと踏んでます。数年ぶりの夜行バスです…。
対バン相手が対バン相手だったので、とてつもなくアウェイだったDAI。1曲目は動員であろう方の腕がチラホラ挙がっている程度でヒヤヒヤしてしまった。
伴さんも「Do As Infinityはこんな感じでやってます~。曲の振り幅が広いので最後まで楽しんでいってください!」といったMCで和ませてくれてはいたのですが、大渡さんが突如「ふふっ(笑)」と笑い出す。「(黒いワンピース姿の伴さんやフロアを見ながら)俺も黒い服着てくれば良かったよ~。音楽よりも服でアウェイ感を感じています。こんな夏仕様(白地にラインの入ったTシャツ)で出てきてしまって。今度は全身黒着てきます。メイクもしてね!」と盛り上げてくださいました(笑)。
後半は名曲「冒険者たち」も披露。これ、イントロが怪しげな雰囲気でかっこいいんですね。やはりテレビの影響もあるのか、この曲は知ってる!という感じで、ここから徐々にオーディエンスもノリ方をつかんでいきました。「Summer Days」はサビで観客が手を振り上げ(いわゆるGLAYチョップ)、一体感が生まれます。屋内でありながらも降り注ぐ太陽の光が見えてくるポジティブなパワーをもった一曲でした。このあとにヘヴィでドロドロしたバンドが出てくるのだと思うとなんともいえない気持ちではありましたが。
余談ですが、小柄な下手サポートギターの方がすごく楽しそうに弾いていて(かつ繊細なフレーズがうまい)、動きも少年のように予測不能な軽やかさで素敵だなーと思いました。でも遠目からだと性別も年齢も不詳で。終演後に調べてみたら、チエさんという女性で、DAIメンバーより年上に見受けられたので驚きでした。
■■■sukekiyo
二番手はsukekiyo。この日の転換は幕なしで、スタッフがぐわーっと出てきて、機材諸々一斉に入れ替えるスタイル。その転換中に匠さんと未架さんがサウンドチェックに現れたため、フロアも大々的に入れ替えが(笑)。YUCHIさんとUTAさんも登場し、「白露」をセッションし始める。ヴィオリラはセッティングされていなかったので「aftermath」や「elisabeth addict」は演らないのだなーとぼんやり思ってました。
そこへ黒髪をツーブロック風にセットした京さんがフラリと登場。ハーフパンツに巻きプリーツスカート(?)、素肌にロングジャケットでした。
髪をハーフアップにし、現代のサムライのような佇まいの匠さんがピアノを奏で、壮大なバラード「in all weathers」からライブはスタート。全編映像なしでライティングのみの演出です。アウトロのピアノはなく、京さんの“薫り無き命”というフレーズでひっそりと終わる。
ベースソロから始まる「leather field」で、噂のYUCHIさんのスパンコールパンツを確認。スキニーっぽいシルエットなので変態感増してますね。オーディエンスがグッとステージに押し寄せ無言の盛り上がりを見せる。
「dones」はUTAさんがアグレッシブなパフォーマンスに目がいってしまう。6月の渋谷DUO公演時もそうだったのですが、めっちゃ羽ばたいたり(たまにしゃがんでからのジャンピング羽ばたきもある)、高速で十字を切りまくってからギターを弾いていたりします。UTAさんだけ観ているとつい吹き出しそうになってしまう。
京さんも真っ赤なシールドを捌きつつ、ステージ全体を使ってダイナミックにパフォーマンスをしていました。
そんな「dones」に対し、艶やかなアコギも入る「focus」はしっとりと聴かせる。京さんが1サビの歌詞を変えて歌っていました。
この曲で終わりかと思いきや、「烏有の空」のシーケンスが流れ始め、オーディエンスに見せつけるように京さんがジャケットを脱ぎ捨てる。ステージ上手、下手それぞれから(おそらく万有引力の)襦袢に身を包んだ細身の坊主ダンサーが現れる。
ザクザクと重々しく刻まれるギターとベース、徐々に激しさを増すドラム(たまに未架さんのスティックの破片が吹っ飛んでいくのが見える)をバックに、襦袢を腰まで落としたダンサーたちは、京さんへまとわりつくようにステージを右往左往。両手を広げた京さんの体に腕を絡ませるパフォーマンスもあり、真っ赤な照明もあいまって妖艶な雰囲気。その後は背後にまわって千手観音像のように。アウトロでダンサーと演奏を終えたメンバーが徐々に捌けていく。
両手でマイクを包み込むように持った京さんが「おはよう」と呟き終演。
これまでのライブでのセリフは「おやすみ」でしたが、先日から変わったようです。sukekiyoが提示するライブを「今」とし、そこを基軸に考えると、「現実」(おやすみと呟き眠りにつく日)でも、「夢」(おはようと呟き目覚める日)でも、それぞれそこで繰り広げられているのは哀しく悪夢ような日々なのではないでしょうか。。もしそんな意味合いだったら映画のオチみたいだな~とふと思いました。
【SET LIST】
白露(セッション)
01.in all weathers
02.leather field
03.zepher
04.dunes
05.focus
06.烏有の空
■■■FAKE?
なんだこれ楽しい! なんだこれー!というのが感想。INORANさん在籍時は雑誌で目にすることもよくあったのですが、抜けてしまってからはFAKE?がどうなったのか正直ぜんぜん知らなかったんです。
楽器陣がスタンバイするなか、白シャツ、ブラックのハーフパンツにガスマスクを装着したKENさんがステージに駆けだしてくる。1曲目の「Hedfuc」はその状態のまま(おそらく)歌っていました。手になにも持っていなかったので、マイクどうなっていたんだろう…(笑)? ガスマスクについていたんでしょうか?
MCでは「僕が言うのもなんですが、“THE GROWTH TO DECAY”へようこそ」と挨拶。カラーの違う4バンドが集まっているので楽しんで行ってほしいといったニュアンスのことを話したあとに「外ではぐでたまのなんかもやっていて…あ、やっぱりこの話はいいです(笑)」と場内を笑いに包む。
「さっき楽屋でsukekiyoさんのライブを観ていたら世界観がすごすぎて(驚き顔)! 引き込まれて最後まで観ちゃって、ウォーミングアップできずに出てきちゃいました」とも話していました。フランクな雰囲気に惹きつけられますね。
「Radio's Dead」は予習なしでも充分楽しめる楽曲。しかしすごいタイトルである。楽器陣も観客も“Radio's Dead! Radio's Dead!”と力強いコーラスで参加し、楽しくならずにはいられない。スラッシュメタルとエレクトロが融合した「DISCO」ではフロアの一部でモッシュも巻き起こりました。
ラストは最新シングルの「Addicted」。事前にiTunes Storeで視聴だけしていたのですが、ライブだと浮遊感はひかえめでロック色強めでしたね。ちなみに「Radio's Dead」が収録されているアルバム『The Lost Generation』のDL版は12曲入り600円。本ツアー名古屋も行く予定なので、買っちゃおうかなーと悩み中です。
■■■DECAYS
いよいよDECAYS初のライブ。
SEはオフィシャルサイトで公開されているこちらだったような気がします。“DECAYS”というセリフ入りだったので。
小林さんもDieさんもフードをかぶって登場。
ミュージックビデオとして先行リリースされていた「Secret mode」の印象が強くて、エレクトロ、ダンサブルナンバーで攻めてくるのかな?と思っていたのですが、シューゲイザーっぽい曲も投下されて予想外でした。
ボーカルのクセある浮遊感がちょっぴりCOALTAR OF THE DEEPERSみたいだなと思いました。
Dieさんがメインボーカルをとる楽曲もあります。が、声量がなく応援したくなる感じです(苦笑)。本業はギタリストではあるけれども、もう少し声を張っていきましょう!というのが本音。
アンコールでは「新曲やらせてもらいます。あ、全部新曲か(笑)」とDieさんがMC。
「DECAYSのなかでもポップで…(ちょっと悩んで)ポップで、ちょっとかわいくて、極悪メタルです」
そして、煽りは仮面の人に…ということで、目の部分にマスクメイクを施したキーボード兼マニピュレーター?のチドニーさんが陽気に曲振り。
そしてチドニーさんとベースのGさんがメインボーカルというキャッチーな曲を披露。Dieさんの言う極悪メタルさは感じられませんでした(笑)。もしや冗談?
演奏後はDieさんが最後まで残り、笑顔で去って行きました。
19:00スタートだったので会場を出たのが22:00過ぎ。日帰り遠征組にはかわいそうな時間帯だったなと思います。
名古屋も観に行くのですが、終演まで観るなら日帰りをあきらめなければならないだろうと踏んでます。数年ぶりの夜行バスです…。