in a schale

シャーレにとじ込めたありふれた日常。

2016.05.14 DEZERT“ZEAL LINK TOUR 2016”at HEAVEN'S ROCK さいたま新都心 VJ-3

2016-05-23 01:24:43 | ライブレポート


さいたまー!
近場に好きなバンドが来てくれるのは、やっぱりうれしいものである。

スーパーアリーナでのダンスグループのライブやら、けやき広場でのビールまつりやらで、駅前は大混雑でした。
ソールドアウト公演だったのでライブハウス内も大混雑。開演前からスタッフさんが2人がかりで詰めてくださーい!と声かけがありました。

看板は撮り忘れたのでDIAURA 達也さんのTwitterから。





■■■ジン

4/24のAREAで観たときより良くなっていた!ように思いました。

ドラムの沙久さんは顔をあげて客席をよく見ているなぁと思いました。演奏も一生懸命さが伝わってきてかわいい。ベースの大蛇さんは、突飛なパフォーマンスに加え、音の面でもグイグイ前に出ていました。リズム隊がんばっている。

ボーカルRikuさんの「頭フリフリターイム!」には笑った。あとLuyさんの衣装のバックスタイルがスポーツブラ。見どころです。

ラストに演った「偽モラトリアム」は逆ダイ曲なんですが、大蛇さんがフロアに降りて、下手最前でふとんになってました。でも前方4~5列くらいしか盛り上がってなくて、なんとも言えない気持ちになってしまった。Rikuさんの目線もだんだん下がっていって、ああああ~と。

こういうときって、バンド力がものを言うと思うんですよね。初見のお客さんも引き込んでしまうような。それを見たいなー。





■■■Mix Speaker's,Inc.PCMOBILE

28分の持ち時間が表示された電光掲示板がステージに運び込まれ、ライブスタート。

メンバーとファンがつけている丸いサイリュウムブレスがかわいい。メンバーカラーに光るやつ。


今回の衣装を近くで見るのも初だったのですが、seekさんの板前と、Ayaさんの60'sっぽいウエイトレス姿がツボでした。

各楽曲に細かいフリがついていて、やや難しいんですが、やってみたいと思わせるのがMSIのすごいところ。ちょっとやる気なさそうにパフォーマンスするMIKIさんがすごくいい。お立ち台にはあまり登らず、NIKAさんの影のように隣にさりげなくいるっていうのもたまらないですね。

NIKAさんはきれいな顔立ちをしているのに、ちょっと予想のななめ上なMCをするのがおもしろかったです。前日にTwitterでも発言していたけれど、「(汗で)びしょ濡れでしょ?」と観客に問いかけて、ビミョーな空気を作り出していました(笑)。


ラストの「MONSTIME」ではKra 靖乃さんとBORN TOMOさんが乱入したり、seekさんがMIKIさんにベースを預けてフロアを煽ったり、ひっちゃかめっちゃかで楽しかった。


しかし、タイマーが0を指すとパッと演奏を止めて帰っていくメンバー。最後に残ったNIKAさんがこのあとも楽しんで、と挨拶をして終演。
インパクト大な展開で、あちらこちらから「えっ、楽しい…!」という声があがっていました。






■■■Kra

板付で登場したKra。あらためて聴くと、楽曲のちょっぴりダークな部分が感じ取れて引き込まれてしまった。

やっぱりメンバーそれぞれ立ち居振る舞いがプロだ~。結良さんのプレイ、カッコよすぎです。あと、タイゾさんはシンプルで渋いソロを弾くんだなと思いました。

ラストの「ショータイム」では、またもBORNのTOMOさんが盛り上げに乱入!

ちなみに靖乃さんは、MSIのブレスレットを赤色にして着けてました。





■■■DEZERT

この日もSORAさんのドラムソロからスタート。ハコ常設の白いTAMAのドラムセットでした。自前の黒いセットと正反対だけど、白も爽やかで似合ってました。

MiyakoさんとSaZさんが現れ、リズムセッションののち千秋さん登場。みんなアー写と同じ衣装。最新アルバムの曲を聴きたかったので、新旧楽曲半々セトリでうれしかったです。

「脳みそくん。」のときに千秋さんがフロアを煽っていたんですが、なんと言っていたのか聞き取れず。「チョロいなーー!」って聞こえた。合っているか謎。

「「おいしい脾臓は笑わない」」は、ワンマンツアーでは観客にサビを歌わせるときもあったけれど、この日は全部千秋さんが歌っていました。が、途中歌わずに縦ヘドバンしていて、イヤモニが吹っ飛んでました。そのあともずっとプラプラさせたまま進行。結んでいた胸元のリボンもゆるゆる。さっちゃんもこのあたりでメガネなしに。

「「秘密」」では、土下座ヘドバンのために観客が座ったタイミングで、千秋さんが「うしろ見てみなよ!(ギュウギュウで座れない観客多数)もっと前に詰めろ! 同じチケットなのに不公平だろーーー!」と一喝。みんな同じ人間だろ!といった流れで「鼻ついてんだろー!」というようなことも叫んでいました。そして真ん中で観客を二手に分かれさせ、しゃがませたまま、メドレー的に「包丁の正しい使い方~終息編~」へ。

「なに座ってんの? バカじゃねーの!!!?」

んな理不尽な(笑)。

その後、千秋さんとSaZさんがパートチェンジ。SaZさんがヴォイ!ヴォイ!とデスボでフロアを煽動し、「さいだま゛ぁぁあ!」と煽る。ステージが高めなので、見下し目線が最高でした(?)。
その後さっちゃんはフロアへ降りて後方へ。通りすぎたときにフルーティーないい匂いが。去年の年末あたりではブルガリかな?と思っていたのですが、この日の香りはインカントチャームやエスカーダ的な。女子力高い・・・。

ところでこの写真かわいい。お肉ちゃん's。


Miyakoさんは下手でフロアを煽る。今日は生き生きとした表情。
SaZさんはいつのまにかステージに戻ってきていて、再びボーカルをとる。千秋さんがSORAさんにマイクを向けて、“君が死んだから僕も死んだ”とラストのサビを歌わせていました。SORAさんの地元だから花をもたせてくれたんですかね? さっちゃんとのツインボーカルでパンキッシュ。

ラストの「「追落」」は、千秋さんが数ヶ所歌詞を変えて歌っていました。
“うまく動かないベロを”“うまく動かない舌(した)を”
“受け入れることに慣れてきた朝に”“受け入れることに慣れてきた夜に”
“時を止めようとした人の背中には”“時を止めようとした君の背中には”

大サビの“最後にはきっと一人きりなのに~”の部分は、声量もあって歌がすごく良かった。それに呼応するようにSORAさんがドラムを強めに叩き始めたので、キターーー!と。千秋さんもノッてきたのか、後半は客席ではなくSORAさんのほうを向いて歌うという(笑)。ライブならではの良さがありました。いいもの観た!



【SET LIST】
01.「君の子宮を触る」
02.脳みそくん
03.「おいしい脾臓は笑わない」
04.メリーさんの自殺未遂
05.「秘密」※途中まで
06.包丁の正しい使い方~終息編~
07.「追落」





■■■DIAURA

ここからは後方で観ていたのですが、ワンマンライブ並の盛り上がりでした(終盤だけど客席は相変わらずぎゅうぎゅう!)。のまれそうになるくらい。

「赤い虚像」の前には、yo-kaさんが「赤い……虚像……」とウィスパーボイスでタイトルコール。赤い虚像というワードをこんなにセクシーに言えるのはyo-kaさんだけだと思います・・・†
「さいたまー!」ともたくさん煽ってくれてテンション上がりました。





■■■BORN

トリを務めたのは、この日だけツアー参加のBORN。解散発表をした1月のワンマンぶりに観ました。
解散発表後のBORNのライブがスゴイ、と噂では聞いていたのですが、本当にすごかった。完成形に近づいていっている。タイムリミットがあるからこそ光り輝く解散マジックってホントなんなんでしょうね。切ないけれどカッコいい。ぜんぜん泣く曲じゃないのに1曲目の「SUICIDAL MARKET~Doze of Hope~」がグッときすぎてヤバかったです。


例えるならマッドなディスコパーティー。フロア全体が揺れた。猟牙さんが何回か「カモンベイベー!!」と煽っていたんですが、そのちょいダサな雰囲気も妙にハマっていたんですよね。時々背中からフワッと客席にダイブするのも、ファンを信頼しているからこそできるんだろうなぁと思いました。

が、「殉恋歌」のあとに、“目を閉じれば 幾千の星~”と湘南乃風の「純恋歌」をアカペラで歌い出す猟牙さん。フロアも手拍子で悪ノリ。最初なぜだかわからなかったけど、タイトルの読み方が一緒だからか~。本当に突然だったので、TOMOさんはポカーン、Kさんは苦笑、Rayさんは俺は関係ないと言わんばかりにポーカーフェイス(笑)。
ちなみにBORNの「殉恋歌」は“キミを想像 マスターベーション…”とストーカーモチーフの歌詞なので、そのギャップにも笑いました。「殉恋歌」オススメです。

アンコール時のMCでは、「楽屋が狭い! 千秋がウザい!」と猟牙さんが苦言を(笑)。でも、「かわいいヤツだけど」とボソッとつぶやいてました。ツンデレか。
ラストに披露されたのは、「shrive.」。曲中、猟牙さんが袖に引っ込み、Kさんがギターボーカルに。しばらく歌っていたんですが「アイツまじでどこ行ったんだよ!!」とキレる(笑)。
しばらくして猟牙さんが景夕さんを連れて帰還。寝ていたところを起こして引っ張ってきたらしい。景夕さんのデスボイスも迫力ありました!

お決まりの「We are BORN!!」という雄叫びの前には、猟牙さんがTOMOさんのほうを振り向いて「楽しかったよな?」と問いかけてました。「5月26日、Zepp DiverCityでまた遊ぼうぜ!」と言い残し終演。熱気に満ちたライブでした。