in a schale

シャーレにとじ込めたありふれた日常。

2015.12.19 “Chop presents【STEREO C.KASINO】”at 池袋手刀

2015-12-27 18:00:06 | ライブレポート
STEREO.C.KとLUNA MATTINOの2マン。おー混んでるーと思うくらいに良い感じに埋まってました。




■■■STEREO.C.K

それなりに観てきているのに、いまだに曲とタイトルが一致せず、セットリストがおぼえられないー。

ユアナさんは三つ編みほっかむりヘア、kazuさんはセンター分けストレート、亜門さんはパーマなのか巻いているのかわかりませんが、サロンスタッフみたいなゆるふわヘア。瀬音さんは9:1に分けてました。

衣装はメンバーみんなモノトーンのスーツなのに、亜門さんだけ赤? 紫?のシャツを着てました。ラルクyukihiroさんのように高い位置にいつもセットしているチャイナシンバルがなかったです。低くしてたのかは見えず。

中盤の曲…「chameleon」かな? kazuさんと亜門さんのグルーヴが生まれていて気持ちよかった。「Grow&Grow」ではユアナさんが曲中に奇声を発して、瀬音さんにいぶかしそうな目で見られていました(笑)。


後半、「ぬるま湯に浸かってんな! もっと熱くなれるだろ!」と瀬音さんが煽った際に、「キェーッ!」と反応しているバンギャルちゃんがいて気合いすごいなあと思ったら、またもユアナさんでした。

「来年ももっとここでライブを…。ここで!? いや、いろんなところでライブしたいと思います(照笑)」とたどたどしいMCをする瀬音さん。

観客一人ひとりと目を合わせるように歌うのはSel'm時代と変わっていなくて、瀬音さんらしいスタイルだなあと思う。ラストは、「ふつふつと伝えたい気持ちが…」と話し、シングルとして音源化された「in secret」を披露。ロングトーンがきれいに伸びていました。






■■■LUNA MATTINO

転換中はLUNA SEA初期のライブ映像がスクリーンに流れていました。

メンバー登場SEはケイト・ブッシュの「Babooshka」。KYOKUTOU GIRL FRIENDも終演後SEとして使っていたので、ライブハウスで聴くとうわあ~懐かしい!という気持ちに。

メンバーは、
Vo.想emmuree…。【サイレンス】、キカイ)
Gt.加納摩天楼MUNIMUNI、玉筋クールJ太郎 …etc.)
Gt.zull…。【サイレンス】MONAURAL CURVE
Ba.殊(ex.amber gris
Ds.Sally101A、SELVES …etc.)

なんですが、ルナマではそれぞれRYUICHI、SUGIZO、INORAN、J、SHINYAを名乗っているので、メンバーコールも「RYUICHI!」「J!」といった具合です。
殊さんが黒髪短髪で、黒いレザーチョーカーを着けていて美少年でした。女形のときも素敵でしたが、短髪もまた似合う!

ライブは「FATE」からスタート。RYUICHIの完成度にウケました(笑)。コピバンでも完成度が高いと楽しい。本物のLUNA SEAが小箱でやっていた時代を想像して、鮮烈なヴィジュアルでこんないい曲を演っていたら売れないわけがないよなあとかぼんやり考えてました。

MCはSTEREO.C.Kにも触れて「オリジナルバンドとの初の対バンで…」とツッコミどころ満載な感じ。

メジャーな曲しかわからなかったんですが、帰って調べてみたらアルバム『LUNA SEA』の収録曲順通りのセットリストだったんですね。復活後の再録盤持っているのにちゃんと聴き込んでなかったのでわからなかった…。


「きよしこの夜」をオーディエンスが歌って迎えたアンコールでは、スペシャルゲストとしてhydeさん(瀬音さん)登場! RYUICHIさんとともにラルクの「Blurry Eyes」を熱唱。「ハイドー! ハイドー!」と名を呼ばれ「hydeじゃないけど気持ちいい(笑)」とはにかむ瀬音さんが微笑ましかったです。

そして大ラスは「WISH」。個人的な話ですが、ルナフェスのときに疲れが限界よろしくだったので離脱してしまい、聴けずじまいだったんですよね。それなのでここで聴けて、なんだかよくわからないけれどすごく満足感が生まれました(笑)。ありがとうLUNA MATTINO…†

2015.12.12 DEZERT “年末特別公演【ちみとぼくの最終実験(仮)】” at 新宿BLAZE

2015-12-16 23:00:58 | ライブレポート
「あ゛ーーーーーー!」

 千秋(vo)がオーディエンスを煽った第一声がこれである。感情に身を任せ、ある種メチャクチャなステージングは彼らの持ち味だ。

 12月12日(土)新宿BLAZEで、 “年末特別公演【ちみとぼくの最終実験(仮)】”と題されたDEZERTのワンマンライブが行なわれた。

 DEZERTは、9月27日の赤坂BLITZ公演をもって前任ギタリストが脱退。その後のライブでは「みーちゃん」なる人物がサポートギターを務めていたが、新宿BLAZE公演の2日前である12月10日、「Miyako」が正式メンバーとして加入する旨、そして新アーティスト写真がオフィシャルサイト上で発表された。

 お察しの通り、みーちゃん=Miyakoなわけだが、この日の新宿BLAZE公演は、正式加入後の記念すべき初ライブである。とはいえ、別段MCでMiyakoを紹介するわけでもなく、サディスティックな「いつも通り」のライブが展開された。

 開演予定時刻を20分ほど過ぎた18時5分。BGMとしてエンドレスリピートされていたTHE BEATLESの「Yesterday」がフェードアウト。不安な気持ちにさせる残響音混じりのギターが爪弾かれ、スモークが勢いよく噴射される音とともに、幕がゆっくりと開いていく。真っ赤な照明で彩られたステージには、Miyako(gt)、SaZ(ba)、SORA(ds)、の姿が浮かび上がった。

 サポート期間は白いシャツに身を包んでいたMiyakoは一転、ボタンをきっちりと留めた黒いシャツ姿。ギター自体もサポート時とは異なり、ホワイトボディのテレタイプに。SaZは首もとの空いたインナーから赤いタトゥーを覗かせラフな雰囲気を漂わせている。濃いメイクを施したSORAは額に黒いターバンを巻き、90年代の古き良きバンドを彷彿とさせるスタイルだった。ドラムセットも2バス仕様で気合いがうかがえる。

 逆毛を立てた黒髪をツインテールにセットした千秋がマイクスタンドの前に現れる。ライブは重々しい空気をまといながら、初期の楽曲である「「眩暈」」からゆるやかに走り出した。ポーカーフェイスで淡々と音を繰り出す楽器陣と、両手を前へ伸ばしエモーショナルに歌い上げる千秋の対比が目を引く。

 イントロに合わせて手拍子が起こった「メリーさんの自殺未遂」、メンバーもオーディエンスもヘッドバンギングを炸裂させた「「殺意」」と徐々に勢いは増していく。「遊ぶなら本気で遊べ!」と千秋が喝を入れると、「脳みそくん。」「「不透明人間」」ではモッシュが巻き起こる。MiyakoとSORAは時折歌詞を口ずさんでいた。



 カニバリズムを彷彿とさせる奇怪千万な歌詞が小気味いいリズムとクロスする「肋骨少女」「胃潰瘍とルソーの錯覚」では、千秋もギターを掻きむしる。ツインボーカルのように息のぴったりなSaZのコーラスが重なり、ライブバンドとしての強みも見せつけていった。シーケンスの怪しげなイントロが流れ出した瞬間から高揚感に包まれる「「絶蘭」」も、オーディエンスが髪を振り乱しながら一斉に体を折り畳み、フロアは異様な光景に。ステージは赤と青の照明が交差し、毒々しい紫色に染まっていった。



 千秋が再びマイクスタンドの前に立ち、首を右へ傾けたまま歌ったのは「包丁の使い方~実行編~」。フリルの広がるシャツの袖をプラプラと揺らしながら“-赤い罠に染めた世界は僕のもの-”と歌う姿をは無垢な神童のようにも見えた。

 ライブ中盤、千秋が「休憩しようか?」と提案するも、そんな発言とは裏腹に手加減はせず、シャウトで攻め立てる「ゴシック」へと繋げ、オーディエンスを暴れさせる。途中、千秋にギターを奪われたMiyakoがマイクを手に取り、観客を煽って声を求める場面も。そんな彼に「慣れてねえな!」とダメ出しをした千秋はSaZにギターを托し、今度はベースを持って暴れ狂う。SaZもSaZで意気揚々とタッピングをキメ始めたが、本来の持ち主であるMiyakoが立ちはだかりギターを奪取。メンバーも自由奔放だ。

 観客の声が小さいと指摘し、「そんな死んだ目で俺を見るなー!」「僕はこんなにがんばってるのにーー!!」とストレートに承認欲求をぶつける千秋。負けじと声を張り上げる観客に「心で叫べ!」と言い放ち、フロアから控えめに声が上がると「(声が)漏れてるぞ!?」とツッコむ。「もういい! 君たちには期待してないから! これは俺たちのライブだから!」と言い放つと、1人ずつメンバーをも煽り、これまで以上にテンションをグイグイと引き上げていく。

 その後もたびたび「休憩」と称しつつも、千秋とSORAは悪友のようにニヤリと視線を交わし、「「教育」」「「死刑宣告」」を投下。一向に休ませる気配はない。「「死刑宣告」」のアウトロでMIyakoが取り繕えないミスをし、千秋が無言でずいずいと詰め寄っていたが(笑)、目を開けているのが困難なほど眩いストロボのなか披露された高速テンポの「doze.」で巻き返していく。

 ウォールオブデスと土下座ヘドバンでフロアがカオスと化した「「秘密」」、SORAが高速テンポからスローテンポなドラミングまで華麗にキメた「「切断」」と畳み掛け、「包丁の正しい使い方~終息編~」では、突如千秋がフロアへと身を乗り出す。いつのまにか口元が血のりで赤く染まっている。そのままフロアへと降り立ち、もみくちゃになりながらも後方まで駆け抜けていったようだ。途中で雪崩も起こってしまったが、観客同士で手を取り助け合う。

 そんな熱を帯びた空間を急速冷却するように披露された「「擬死」」では、Miyakoが冷たい表情で淡々とギターを鳴らし、曲世界に入り込んでいるかのようだった。小柄で「かわいい」イメージが先行しがちな彼の異なる一面を見られたと同時に、DEZERTのメンバーとして覚悟を決め、その一歩をしっかりと踏み出した瞬間だったようにも思う。
 
 ここでも壊れた人形のように首を傾げたまま歌う千秋。アウトロでは「嘘を嘘で、嘘を嘘で僕、嘘を嘘で君…」とうつろな目でつぶやき、会場の空気をさらっていった。

 ラストに披露された「「追落」」は絶望の縁に差す一筋の光の如く、微かな希望ようなものを感じさせた。メンバーがステージを去ると、ふと我に返ったように大きな拍手が沸き起こる。その直後、スクリーンには2016年1月20日発売のニューアルバム『最高の食卓』より、「君の子宮を触る」が先行公開された。“過去”と“未来”という刹那的なワードが印象的な、クセになるメロディアスなナンバーだ。




 そして、本アルバムを引っさげて2016年2月よりスタートする“DEZERT ONEMAN LIVE TOUR 2016【楽しい食卓”のツアーファイナルとして、6月5日(土)Zepp Tokyo公演を行なうことも発表された。DEZERT史上最大キャパシティのハコでのワンマンライブということもあり、現実的な思考が勝ったのだろう、会場からは歓喜の声というよりも「ええ~!?」と驚きの声が上がる。

 しかし、そんな我々の反応も、メンバーにとっては予想の範囲内に違いない。リアリストな彼らは誰よりもDEZERTをわかっている。4人の挑戦、いや、「実験」はまだまだ続くーー。


【SET LIST】
1.「眩暈」
2. メリーさんの自殺未遂
3.「殺意」
4. 脳みそくん。
5.「不透明人間」

6. 肋骨少女
7. 胃潰瘍とルソーの錯覚
8.「絶蘭」

9. 包丁の正しい使い方~実行編~
10. ゴシック
11.「教育」
12.「死刑宣告」
13. doze.

14.「秘密」
15.「切断」
16. 包丁の正しい使い方~終息編~
17.「擬死」
18.「追落」


2015.11.23 “DARK AGES -The third Rebellion-” at HEAVEN'S ROCK熊谷 VJ-1

2015-12-11 04:20:00 | ライブレポート
DIAURA主催、DEZERTとの2マンライブ。ソールドアウト公演ということでチョマンでした・・・†
スタッフさんが前に詰めてくださーいと声をかけていたんですが、あんまり変わらなかったですねえ。この規模のバンドの公演だと、押さない、割り込みしない、モッシュしても定位置に戻るといった暗黙の了解があるから、いろんな意味で体力使いますな。





■■■DEZERT

シーケンスのSEにディレイのかかったギターが重なり幕が上がる。楽器陣は板付きで、ギターを爪弾くサポートの「みーちゃん」にスポットライトが当たっていました。

逆毛を立てたツインテール姿の千秋さんがスタスタとマイクスタンドの前へ。「「誤解」」をひっそりと、そして徐々にエモーショナルに歌ういあげていく。衣装は胸元にフリルが施されたチェック柄の青いシャツに、リボンタイ、ジャケット。この曲以外もそうだったのですが、マイクスタンドよりも前に手を伸ばして、遠くへ届けるかのように歌っていました。

「メリーさんの自殺未遂」は、なんだか音がカオスで、なにをやっているのかわかりにくかったです(笑)。「脳みそくん。」はフロア全体でモッシュ。むしろ動かないと流されて危ない状況っていう。この日は全編通して千秋さんはギターなし(後半みーちゃんのギターを奪いますが)。ラストの歌詞は11/15公演と同様「キスをしよう」→「キスでもしよう」。

「肋骨少女」では、千秋さんがSORAさんのドラムに向き合い、SaZさんのスラップに合わせて指揮者のようなパフォーマンス。クスクス笑いと「かわいい…」と言う声でフロアが少しざわついていました。この曲もマイクスタンド前で。千秋さんも指が長くて手がきれいな人なので、その動きで魅せるのがうまい。毒々しいピンクの照明もかわいかった。

中盤に披露された「「不透明人間」」「ゴシック」あたりで、千秋さんが「ああ゛ー! 死んじゃうーしんじゃうー! 休憩しよっかー」「暑いよ埼玉ー」「生きてますかー?」と言葉を投げかける。
この曲の途中ではみーちゃんのギターを奪い、水を得た魚のようにガシガシ弾きまくる千秋さん。その間みーちゃんは、紙コップに入った水を千秋さんにもらい、センターで水吹きに挑戦しようとするもうまくできなかったのか躊躇ったのか、そのまま飲んで紙コップだけフロアに投げていました。そして背ダイで飛んでくるお客さんを煽る。

その後、ギターを抱えた千秋さんがみーちゃんの目の前に立ち、(返してほしい?)と無言で視線を投げかけてみーちゃんに期待させるも身を翻し、SaZさんと共にドラムに向きあって間奏を弾き倒す。これがまたカッコ良くて。上手で取り残されたかわいそうなみーちゃん…(苦笑)。ラストのボーカルパート前に、ほいっ、とギター無事返却。

「疲れたでしょー。休憩しようか」と千秋さんが言っている側で、「「教育」」のドラムを叩き始めるSORAさん。が、ミスしたのか途中でストップ。SORAさんの名前をオーディエンスが叫んでいて、おいSORA!との声に千秋さんが「敬語つかえよブス!」。
仕切り直してスタートする際、よく聞き取れなかったのですが「○※▲□&*~、僕が悪いんだもんねーーー!?」といったようなことを子供じみた口調とダミ声で千秋さんが叫んでいて、なにをやらかすかわからない小学生みたいな雰囲気にぞわっとしました。


「「教育」」が終わるとすかさず千秋さんが「今度こそ休憩しよっか!」。そんな言葉を遮るようにSORAさんが曲にいこうとしたのですが、「ちょっと待って、(ギター)チューニングおかしいから!」と千秋さんが止めてました。そして「女ー! 女いますかー? おとこー! 男ー! 女ー!」「人間たちよ~生きてますか~?」と煽り、「熊谷ってどこだよ! 群馬じゃねーか。ああー新都心でやりたかったよ~~」と駄々をこねる。

SORAさんの顔と頭をタオルでワシャワシャと拭いていたのもこのときだったかな。その汗を拭いたタオルを持ってSaZさんの前に歩いていき、数秒迷って投げつけてました。そんな自由すぎる流れから「「秘密」」へ。WODやら土下座ヘドバンやらでグチャグチャになるフロア。力強いSORAさんのドラミングがカッコいい。土下座ヘドバンタイムでみーちゃんのギターがちらっと見えたのですが、やはりレスポールタイプっぽいです。

SaZさんからベースを奪った千秋さんは「正しい包丁の使い方~終息編~」を弾き始め、SaZさんはドラム台の上でフロアを見渡す。モーゼの十戒のように左右に分かれる観客。そのシュールな光景にDEZERTファンは笑い、初めて観るであろう愚民の皆様からは「怖い…」というつぶやきが聞えてくる。観客の中心にSaZさん(と付き添いスタッフさん)が降り立ち「絶望ーー!」の号令で再びWODが起こりグッチャグチャに。もはやSaZさんがどこに行き、いつステージに戻ったのか見えません(笑)。千秋さんは数秒中指を立てていました。

その熱を冷ますように披露されたのは、キリキリとした緊張感が漂うミドルチューンの「「擬死」」。いつの間に塗りたくったのか千秋さんの顔は血糊でドス黒い赤色に染まっていました。前に伸ばす手のひらも真っ赤。フェイクを入れて歌ったり、結構アレンジしていたように思います。アウトロにおいては観客に背を向け、音源にはない「嘘が、嘘で…嘘が、嘘で…」というような歌詞を即興で歌っていました。ラストは皮肉っぽく「美しい世界」と。

続けざまにバラードの「追落」で締めくくる。この曲、ライブで聴くとどことなくフォークっぽさを感じるんですよね。感情の込め方とか。ストリートで歌っていそうな感じ。前髪を掻きあげる千秋さんの横顔が綺麗だった。あと、SaZさんのコーラスワークもいいなあと思いました。千秋さんのことをよく見ているのか、ほかの曲でのシャウトとかもメインボーカルを補完するようなかたちでうまいんですよね。


【SET LIST】
01.「誤解」
02.メリーさんの自殺未遂
03.脳みそくん。

04.「殺意」
05.肋骨少女
06.「不透明人間」

07.ゴシック
08.「教育」
09.「秘密」
10.包丁の正しい使い方~終息編~

11.「擬死」
12.追落







■■■DIAURA

彼らのライブを観ていたら、ここはHEAVEN'S ROCK熊谷ではなく、熊谷VOGUEなのでは?という気分になれました。パラパラみたいな(地下線のバンドを思い出す)振り付けとか、手首トントンとか、優雅な手扇子とか、10年前はこういうバンドいっぱいいたのに!って。VOGUEが屋号変更したのがちょうど10年前(2005年)なので、ギリギリVOGUEな感じですがね。

「胎動」という曲だけどこかで聴いた記憶があって、サビであっ!知ってる!となりました。この曲キャッチーで好きだなあ。yo-kaさんが扇動して十字架を切るようなフリをやるんですが、それがまたゼロ年代を通ってきた人の心をつかむんだなあ。ここで「今わたしはVOGUEにいる…!」と思った。

数日前に発表された新衣装でのライブだったのですが、ギターの佳衣さんの衣装全体にガーランドライトがついていて、途中でそれがピカピカ光りだして人間クリスマスツリーになってました。頭モノは薔薇の冠で、痛かったのか後半の曲中にギターを弾くのをやめて取ろうと苦戦。スタッフさんが袖から出てきて2人がかりで外すという事態に(笑)。

yo-kaさんは「熊谷―!」「DEZERTファンも今は愚民だー!」といったことも叫んでいました。
普段は穏やかな人なんですかね? ライブ中盤~後半にかけて、だんだんと目が力強くなって覚醒していく感じがしたので。「お前らのマスターは誰だ?」と煽り、愚民に名前を呼んでもらうことで「マスター」になれるのかなとかいろいろ考えてしまった。


【SET LIST】
SE.
01.DICTATOR
02.Beautiful Creature
03.to ENEMY
04.Lily
05.カオスプレイ
06.胎動
07.Imperial Core
08.赤い虚像
09.歪む球体
10.evil
11.MASTER





アンコールはなしで、19:45ごろの健全タイムに終演でしたー。