最大2.43倍の「1票の格差」を是正しないまま実施された昨年12月の衆院選は違憲だとして、弁護士らのグループが選挙無効を求めた3件の訴訟の判決が26日、東京高裁、広島高裁松江支部、同岡山支部であった。岡山支部は小選挙区の区割りを違憲と判断し、岡山2区の選挙を無効とした。1票の格差を巡る一連の訴訟で選挙無効を命じる判決が出たのは、25日の広島高裁に続き2例目。
25日の同高裁判決は効力に猶予期間を設ける「将来効」判決だったが、岡山支部判決は猶予を付けなかった。この判決が確定すれば選挙のやり直しとなる。
判決は抜本的な格差の解消に取り組まなかった国会を「怠慢であり、司法の判断に対する甚だしい軽視というほかない」と批判、再び早期是正を迫った形だ。
<日本経済新聞 2013/3/26 11:23>
なんか凄い事になってきましたね。というか、本来はこうあるべきだと思いますが...
三権分立と言っても、立法機関である国会の力が突出し、それに行政機関の各省庁が追従しているというのが日本の実態で、司法機関である裁判所はどちらかというと目立たない存在という印象を受けます。
今回の広島高裁と岡山支部の判決は、立法に対して司法が厳然とした態度で「駄目出し」した、快挙と言っても良いと私は思います。
まさに「裁判所をなめるのもいい加減にしろ!!」ということで、立法機関とそれに追従する行政機関に歯止めをかけた訳で、司法機関としての裁判所の面目躍如です。
国会や行政のやりたい放題や怠慢な振る舞いに対して、法的に歯止めをかけられる裁判所の力は本来絶大のはずです。
三権分立の原点に立ち返り、裁判所には、これからもしっかり国会や行政を監視して行って欲しいと思います。
25日の同高裁判決は効力に猶予期間を設ける「将来効」判決だったが、岡山支部判決は猶予を付けなかった。この判決が確定すれば選挙のやり直しとなる。
判決は抜本的な格差の解消に取り組まなかった国会を「怠慢であり、司法の判断に対する甚だしい軽視というほかない」と批判、再び早期是正を迫った形だ。
<日本経済新聞 2013/3/26 11:23>
なんか凄い事になってきましたね。というか、本来はこうあるべきだと思いますが...
三権分立と言っても、立法機関である国会の力が突出し、それに行政機関の各省庁が追従しているというのが日本の実態で、司法機関である裁判所はどちらかというと目立たない存在という印象を受けます。
今回の広島高裁と岡山支部の判決は、立法に対して司法が厳然とした態度で「駄目出し」した、快挙と言っても良いと私は思います。
まさに「裁判所をなめるのもいい加減にしろ!!」ということで、立法機関とそれに追従する行政機関に歯止めをかけた訳で、司法機関としての裁判所の面目躍如です。
国会や行政のやりたい放題や怠慢な振る舞いに対して、法的に歯止めをかけられる裁判所の力は本来絶大のはずです。
三権分立の原点に立ち返り、裁判所には、これからもしっかり国会や行政を監視して行って欲しいと思います。