ギターの練習(今はカルカッシ教則本が主)を続けているが、独学で完璧を目指すのは確かに難しい。 何しろ、音符をどの指で押える事が最善なのかは、ある程度譜面に指定されているが、それは全てではないので、他の音符を押える指がどの指なら効率的で、無駄の無い運指になるのかは、何度も曲を弾いて自分で決める必要が有る。
お手本の音源があるのだけど、それは完成された速さで弾いているので、どうしても曲を覚える際には、その速さに惑わされる。
1曲を弾けるようになるには相当な練習時間が必要で、どうしても克服できない個所もあり、何度も何度も同じフレーズを練習することになる。
独学の難しさは何もギターに限らないだろう。 他の楽器も同じだし、さらには楽器だけではなく、スポーツや語学やその他の専門的な物など、どれも独学で習得するにはかなりのハードルを越える必要が有る。
それでも、時間を掛ければ克服できないことも無い。 ギターは基本的な事を常に意識して姿勢や手の形やギターの構え方などを基本を忠実に身に着けることは上達するためには必須の事である。
ただし、詳細に自分の悪い癖などを修正するのはかなり難しい。 特に、自分では良しとする事でも、本当ならあまり良くないと言うこともあるだろう。
そうした事を修正するにはどうしても専門の指導者のレッスンが必要になる。 もちろん、そうしたレッスンを受けるだけの時間や費用を無理なく出せる人ならレッスンを受ける事が最善だ。
がしかし、そんなに余裕がある人は少ない。 ギターレッスンはピアノやバイオリンも同じだろうけど、月2回程度、1回30~60分程度のレッスンで1万円は最低掛かる。 今はオンラインのレッスンも受けることも可能だけど、そのオンラインレッスンでもやはり費用としてはそれほど変わることも無い。
月に2回程度のレッスンで1万円、週1回レッスンを受けるとなると、2万円程度の費用が必要となる。 少なくとも、幼少期からある意味ではギターのプロを目指す方ならその費用対効果は有るだろう。 しかし、私のように単なる趣味として弾きたい人やプロまでは目指していない人などでそうした費用を支払う事が出来るだろうか。
私はあくまでも独学である程度のレベルまでは上達する心算である。
若い頃に弾いていた経験もあり、それほど無理なく今は順調に教則本の練習曲を進める事が出来ている。 もちろん、1曲を弾けるようになるには相当な時間も必要だと実感しているし、実際に自分が思っている以上に難しいと思う。
クラシックギターを主体として練習しているけど、実際にはポピュラー曲も弾きたいし、所謂ソロギターを弾きたいのである。 もちろん、クラシックの曲を主体として練習しているけど、やはり、楽しい時間を過ごすには、他のジャンルの曲を弾くことも継続するには必須要素だ。
どうしても、同じ曲を何度も続けて弾くことは飽きるし、惰性で弾くので、なかなか覚える事も難しい。
なので、今回は所謂、通信教育でソロギターの曲を弾けるように12か月のプログラムで構成されているレッスンをする事にした。
もちろん、通信教育だけど、直接的なレッスンを受けることは出来ない。
ただ、質問や課題曲の演奏を送って、それについての指導や回答を受けることが出来る。 何か分からない事があれば、何度でもどんな内容でも聴けるので、その点は独学だけではクリアー出来ない点も少しは解決する気がする。
課題曲も送付して、自分の弾き方や癖などの修正も指導してもらえるので、その点も楽しみにしている。
さっそく、そのVol.1(初月から)のテキストと音源(CDで練習曲、課題曲が全て収録されている。 遅いテンポと通常のテンポの両方が収録されているので、練習時に一緒に弾きながら確認することも可能だ。)
その初月のテキストの全体を見ると、かなり簡単な初心者レベルの段階から、後半ではバレーコード(セーハ:1本の指で複数の弦を押える技法)が出てきているので、やはり初心者レベルと言うよりも、この先からは一気に中級者レベルになるだろうと思う。
これは簡単な音符でも、消音(ミュート)の練習や、オクターブの練習など、単音から和音の練習、ハイポジションの和音なども練習で出てくる。
何よりも、簡単な編曲で知っているポピュラー曲を弾けるのはやはり楽しい。
高度な技術ももちろん身に付けたいけど、やはり曲を弾ける楽しさが無ければ、ギターを弾いている楽しみは半減する。
プロを目指すなら別の話だけど、趣味として続けるにはやはり、こうしたソロギターの容易い曲から始めることが良いだろうと思う。
当然だけど、クラシックとは違い、コード進行が主体となっているので、解りやすいし、覚えやすい。 楽譜の音符を1個づつ追うクラシックとは違うのは、ソロギターの良い点でもあるだろう。
ただし、私の場合にはギターはクラシックギターなので、ネック幅も広く、親指で6弦を押えるような技法は使えない。
もちろん、そんな心配も無いだろうけど、ソロギターの練習にはこのネックを左手で完全に握りこみ、6弦を親指で押えるような指示もある。
こうしたアコギ特有の運指指定もあるので、そうした場合にはセーハで対応することになる。
まっ、いずれにしても、このソロギターの練習はあくまでも、カルカッシ教則本の進捗状況を見て、余暇の時間に練習する事にしたい。
では、今日もしっかりと練習しよう。 そして、夕方からは筋トレを開始する。しばらく休んでいた身体をもう一度元に戻す必要ある。
最も、それは1か月も要らないだろうけど。