こんばんわ 鈴木有機農園です。
今朝の河北新報の一面に、農地「貸しはがし」拡大という大きな見出しで載っていました。 戸別補償によって、補助金が支給される、米粉用,飼料用の米を作ると10a当たり、8万円の補助か貰える魅力で、今まで耕作を頼んでいた方が自分で耕作するといった内容で、借主の嘆きが載っていました。 仕組みが判らず表面だけで判断しているようです。 米粉用、飼料用にしても、販路は作る農家にゆだねられていることを知ってないのです。 売り先さえあればご飯用のお米を作るより、良いかも知れません。 早々販路が見つかるとは思われません。 戸別補償で農家の所得UPを願っての農政ですが、ちまたでは米の価格低下が囁かれています。 もし,そんな事にでもなれば、農家の戸別補償にはなりませんので、手放しで喜んでばかりいてはなりません。 価格を乱す、悪政になってしまうのです。 今まで右往左往されてきた助成金での農業の方向付けが、「また」 にならないように願っています。
消費者の皆様、「補助金もらえていいなぁ」 と思うでしょうが、会社勤めも経験した私には、安定した食料供給には必要です。 せめて農業後継者の誕生ができる農政をお願いします。