英語で人生修行していこう!

50代で塾講師
独学で英語の上級をめざしています

ショック療法

2013-01-15 08:57:06 | 翻訳
フェローアカデミーの実務翻訳通信コース、ベータを受講したので
私はアメリア会員となりました。

これは年会費が一年で12000円ほど。
つまり1ヶ月1000円ほどで、プロの翻訳者と認められれば(これが難しい)
この翻訳者斡旋会社から橋渡しをしてお仕事がいただけるという会費です。

毎月、定例トライアルという別紙と30ページほどのA4サイズの冊子が届きます。
先月号に昨年10月の定例トライアル・実務「金融」の訳例と講評がありました。

英検1級に的を絞った学習や訓練と、その後に怒涛の如く亡くなった義母のことなど
自分のためにじっくりと翻訳のほうに目を向けることはできなくなっていました。

昨晩から、自分が進もうと思うこの金融の訳例を見直そうかと思って始めると・・・・・。
これがものすごいものだと、やっぱりなぁ、なんて思う次第です。

青色申告をしている関係上、自分の税金がどうやって納められていくのか
30年ほどの経験からちょっとは分かっているつもり。

でも、会計上の用語、減価償却(言葉は知ってるけどその意味は?)や
満期保有目的債権、税効果額控除、正味実現可能価額などなど・・・・。

私にとっては、慶應での最難関科目、倫理学、哲学、論理学などのテキストと同様に
国語辞典とも首っ引きで日本語から調べなおさないとダメなものばっかり。

つまり「日本語として考えないほうがいい」レベルの内容なのです。

だからそれに対応する英文は、見慣れた単語であっても実は全く意味を理解していないといっていい。

例えば、'unrealized'。
これは「未回収の」という。
英検1級レベルなら「実現しない」とでも訳せましょうか。

'For declines in fair value other than temporary declines'。
これなんかも、訳しづらい。
「一時的に下落したにすぎないものを省いて、ずっと下落した(有価証券)ものには」
ぐらいに訳出するというのです。

これはかなり背景知識も必要になるなぁ。
趣味で英語を続けるというスタンスにいるだけでは
お金をもらって翻訳でお仕事をするということにはならないです。

幅広い知識も必要になるという、「喝」を自分に入れるためにも
4月からのマスターコースに申し込みする前に
自分への戒めに地道に勉強することにしました。