英語で人生修行していこう!

50代で塾講師
独学で英語の上級をめざしています

'I Am Adam Lanza's Mother'

2013-01-17 08:32:17 | TIME reading
A Mom's Perspective On The Mental Illness Conversation In America 昨晩の英会話クラス(?)で私が担当の記事がこれでした。
昨年12月にコネチカットでおこった小学校での銃乱射事件に関連した記事です。
アメリカで被害者への手は差し伸べられるのは当然なのだけど、
加害者の家族、主に親への共感はまるでないのも当り前だという。
そりゃぁ、そうでしょう、と私もこの記事を読むまで思ってました。


ただ、慶應通信の頃、とても気の合った文学部での若いママ。
当時はお子さんが幼稚園児くらいで2人。
第一子の長男坊君がアスペルガースペクトラム(自閉児ともかぶる症状有)でした。
彼女はその後、あと2人、お嬢さんを出産して4人の子持ちになりました。
彼女の長男坊君(現在高校生かな?)との葛藤のその後を見聞きしていたので
今回のこの記事は、他人事とは思えずに読みました。

元・学校長だった夫がよく口にしていたのは、
学習障害をもった児童数の増加傾向です。
これは先進国で共通の悩みじゃないかということが
TIMEなどでも書かれていたりする。
一つの原因は、親の晩婚化もあるのかも?といわれています。
はっきりはしないので、「かもしれない」のでしょう。

母親の出産年齢が高いとダウン症が、父親になる年齢が高いと
学習障害児が産まれやすいと私はTIMEの記事で読みました。
卵子も精子も老化するんでしょうか。

話を戻すと、私はアメリカではいわゆる社会的入院というものをさせない
コミュニティーで障害をもった人々を個性の一つとしてみなしていくと
そう思っていたのです。

ところが、アスペルガーや自閉症をもつ、とくに男子に18歳を過ぎてから
公の援助はないということらしいです。
だから、最近アメリカで多発する銃乱射事件の主犯格がすべて男性だというのも
加害者家族の悩み、「自分の子どもだったらどうしよう」という深い苦しみも
もっと公に語られていいのではと思い至りました。

31歳と27歳の二人の子どもを持つ私が、
あの子たちの小さい頃に絶対に他人に危害を加えてはいけないと
教えたことを思い出します。

そうすると、やんちゃな子達にイジメを受けたりすることもありました。
でも、やる側よりやられる側のほうが、私はずっといいんだと教えてきました。
自分はこうならないんだ、絶対にやらないんだ。

しかし、諭して言い聞かせてもやってしまう、制御不能の子どもがわが子だったら?
もっと公のヘルプがあってしかるべきでしょう。

何かのきっかけでスイッチが入ると、怒りをコントロールできない。
その子どもが暴れはじめると、刃物をすべて隠し
それぞれの部屋に鍵をかけて寝るしかない等々。
これは生き地獄ですよねぇ・・・・。

遺伝子の研究で様々なことがよくわかるようになってきています。
今日のニュースでも、20代で乳がんになる遺伝子が判定できる施設が
全国にできはじめたとのこと。
わかってもそれとどう対応してなおしていくのか(対処していくのか)、
それが分からない以上、悩みは深いです。

銃の規制がはっきりしないアメリカでは、
今後とも銃乱射事件は年間何回もおこるでしょうね。
これで良いわけがないと思います。
オバマ大統領もこの事件の後、涙を流されていました。
生命を守る学校現場での20名余の児童が銃で亡くなっているのですから。

どうなるのか、今後を見守りたいと思います。