あまりに素敵だったので、ROH(ロンドン・ロイヤル・バレエ)の数日前のステージ内容をUPしたいと思います。
ロイヤル・バレエ団では6月まで、
ケネス・マクミランの「マイヤリング(うたかたの恋)」が始まりました。
実在の不遇な短い人生を送ったルートビッヒ皇太子と令嬢マリーの心中事件を
フランスの作家、クロード・アネが小説したのが始まり。
その後、このマクミランがバレエ作品にしたりしています。
初日のキャストはエド・ワトソン(ルドルフ皇太子)とマーラ・ガレアッツィ(マリー・ヴェッツェラ)の2人。
以下は実際に見た方の印象です:
緊張感の残る1幕のあとは、もう最後まで、これでもかという集中力と迫力で観客を鷲掴みにしました。エドのルドルフ役の美しく力強いテクニックに裏打ちされた、全身から溢れ出る心理描写に打ちのめされて来ました。
その他、ゼナイダ・ヤノウスキ(皇后エリザベート)、
サラ・ラム(ラリッシュ伯爵夫人)、
リカルド・セルヴェラ(ブラットフィッシュ)、
ラウラ・モレーラ(ミッツィ・カスパー)という贅沢な出演陣。
現在のロイヤル・バレエ団最高のキャストと言えるかも知れません。
またベテランに囲まれソリストのエマ・マギュリーもステファニー妃の恐怖と危うさを好演していました。
ロミオとジュリエット同様に、
終わり方は悲劇そのもの。
しかし言葉を一言も話さずに観客を感動させるには
どれだけ肉体を酷使して表現しなくちゃいけないことか。
ダンサーのプロとしての時間が多くないのは
当たり前だなぁと思ったりします。
実際にコベントガーデンにある劇場で見たいなぁと
春になって温かくなるとウズウズ・・・・・。
しかしロンドンは遠い!
ネットのモニター画面で辛抱しますか。
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