☆わんこと一緒の想い出と共に☆

シェルティと暮らしていたマールママの記録と記憶のためのページ

突然の訃報

2010年01月13日 | ある日の出来事
上の姉(長女)の旦那様が亡くなったとの連絡が入ってから一週間あまり・・

なんのお手伝いをしたわけでもなく、特別に疲れるほどのこともなかったのに
このかったるい気持ちは何なのでしょう。
これまでとは明らかに違った喪失感・・・

不思議と涙もあまりでないのです。

自分も年を重ねてきて、感じ方も違ってきているのでしょうか?

「お葬式」というドラマの中に自分も参加しながら傍観していたような気がします。


  



朝、目が覚めたら隣に寝ていた夫が心肺停止・冷たくなっていたという別れに接した姉は、疲れきった顔ながらも涙もほとんど見せず来客の接待や準備に追われていました。

その現実をよく理解していない幼い孫たちの賑やかに遊んでいる会話が、まわりを和やかにしていました。


 おじいちゃんの棺に入れるお金を作っているこどもたち
小学生の二人は、最後にお別れの言葉をきちんと言えました。


 おじいちゃんの絵を描いた幼稚園生のライトくん
一緒に暮らし、とても可愛がられていました。おじいちゃんに似て“ゆるキャラ”の癒し系。
小学生に続き、にわかにお別れのコメントを求められて「かんがえてなかった・・」 とポツリ


三人の子供たちの結婚が遅く、孫が居なくて寂しいと言っていた義兄の晩年は、かわいい孫たちに囲まれ幸せな日々でした。

一昨年秋、東京での結婚式に私たち兄弟揃って参加した「お上りさん御一行様」
一緒にホテルに泊まったり、観光バスで東京見物したり楽しい思い出話がでました。

ディナークルーズで  (2008年10月)


昨年は埼玉の叔母たちが遊びに来て一緒に温泉に泊まったり、その後体調不良を訴え病院に通っていましたが入院することもなく、10月には東京での義兄の姪の結婚式に出席、お正月には荒天の中、横浜から娘家族も遊びに来て帰ったばかりだったとのこと。

好きなお酒もやめることなく、がんこになって・・と言っていた姉。
喧嘩相手が居なくなり寂しくなって悲しみが現実のものとなるのはこれからなのでしょう。
「お前は、これからひとりでゆっくりしろや」と言っているようにも思えます。

73歳という、平均寿命より短い生涯ではあったかもしれませんが
本人は思い残すことはなかったかのように誰にも迷惑をかけず、そっと旅立った義兄を 
“あっぱれ” と思うのは私自身も人生の最後はそうありたいと願うからです。

どうぞ安らかに・・・