☆わんこと一緒の想い出と共に☆

シェルティと暮らしていたマールママの記録と記憶のためのページ

危うい限界暮らし(その1)

2011年01月28日 | 三婆通信

子供のいない 一番叔母の旦那さんが亡くなり 同じく子供のいない2番叔母が一緒に暮らすようになったのはもう ずいぶん前のこと。

姉のもとで気を使い 一緒に暮らすんじゃなかった・・という2番叔母の声は よく聞かれたが

表面上は 互いを気遣い うまくやっているようにみえた。

そんな2番叔母は、どこかで誰かが病気をして困っていたりすると、よくお手伝いにきてくれた。

しかし叔母たちも年をとり 出かけることも少なくなって二人の暮らしを時々訪れる3番叔母と、

ご近所の 親切なお世話係 に頼っての日常生活。

今回の2回の訪問で 限界生活に潜む危険 を目の当たりにすることとなったが

最初の訪問は、私がひとりだったこともあり 詳しいことをそれぞれに伝えていないので

忘れないうちに なにがあったのか書きとめておこうと思う。

            

昨年秋に訪問し もう限界だし どうにかしてあげなくては・・・と思っていた矢先の出来事

病気の発覚も お正月に遊びに来た3番叔母が泊まり 初めて気がついたときは

すでに 手は腫れて胸には病魔が露見していたようである。

姉が一報を受け病院に付き添ったのはお正月明けの第一週 

乳腺外来が土曜日の診察だったので R嬢も同行して先生の説明を受けてくれた。

翌週の外来には 埼玉の私の兄が付き添ってくれることになっていたが 深刻な事態に私も急きょ行くことにした。

とにかく介護の手続きをしなければ・・・・ネットで事前に調べて行った。

1日目

新幹線で大宮に降り立ち、すぐに向かったのは 地域包括支援センター

事情を話し 相談に応じてもらった。まずは二人の介護保険の申請

その申請を受けて翌週 市の訪問調査 の方が見えることになり、そのときに立ち会うことも約束した。

その後、叔母宅に着いたのは 午後1時半を過ぎていた。

その日のうちに、やっておきたいことが 郵便局での定期預金の解約

昨年秋に 叔母から預かっていたものがある。三婆をひきつれて窓口へ。

まだ字をかける。 やっと歩いている。 認知症が出て同じことを何度も聞く。

タイムリミットだった。

これから入院するにも施設に入所するにも お金は重要なファクターである。

ふたりの叔母のまだあるかもしれない通帳や口座の照会も申し込んできた。

印鑑が違っていたり 書き間違えたり 何時間もかかった。お昼もまだ食べていない・・・

そのあと三人を食事に連れて行った。 

みんな 結構な食欲で 美味しそうに 食べていた。

1号叔母は 転んで倒れ時のあとで パンダのような目をしていた。

 

叔母宅に戻ると もう5時を過ぎていた。

ほんとは、その夜 病気の叔母を誘って一緒に ゆっくりしたいと思いホテルを予約していたのだが

本人の気持ちに行動が付いていけなく 結局 わたしが一人でホテルに泊まることになったが

結果からいえば やはり無理だったし 私自身も疲れを取る意味でもよかったのだと思う。

2日目

もうすでに 筆談でなければ 話が通じないほど 難聴になっていた 1番叔母

その日は  埼玉在住の従姉の S子さん夫婦が 補聴器のことで病院に連れて行ってくれることになっていた。

その間、私と3番叔母は 1番叔母の部屋を片付けることにした。

昨年暮れから 何度も お金が無くなった と騒いでいるらしいし実際 二人の通帳を見ても多額の現金が引き落とされている。

秋に来たときも大掃除をして お金の入った袋が見つかっているので、大方その辺にまた袋に入って挟み込んでいるのでいるのだろうと思っていたが、こたつ板の下から 少しまとまったお金はでてきたものの、その大金は見つからなかった。

ほこりにまみれての大掃除 どっと疲れが出た。 

2番叔母も銀行の口座からカードで最近も引き落としてきたというのだが 通帳は秋から記帳されてなかったので

借りていって記帳してくることにした。

その夜ホテルに向かう途中 ATMで記帳し 私は 青ざめてしまった!

11月と12月 カードでの現金引き落としが限度額で2回のほかに 

信販会社のカード払いでのショピング 12月と1月 合計で40万近く 引き落としされている!

明らかに、そんな大金使った形跡もなければ叔母がカードで買い物など使ったりするはずもなく 悪用されていると確信した!

その夜、私は幼馴染の K子と 食事の約束をしていたので まずは今更 騒いでもどうしようもないので

その時間だけは忘れることにした。

 

    

 

いつ 何年ぶりにあっても 笑顔で なんの気兼ねもなく 素のままで会える友と

ホテルの31階の 夜景を眺めながら ワインとイタリアンで 楽しいひとときを過ごした♪

怒涛のような3日間のなかに そんなひと時が あったことが 救われる。

ありがと~ k子 ! おみやげの スィーツも とびっきり おいしかったよん 

 

その翌日には また目の回るような 1日が待ち受けていた