戸田先生の全集第四巻を読んだ。
「われわれの貧乏と苦悩を救わんがために、日蓮大聖人様は大御本尊様を建立し、遺されておる。
これは、弘安二年の十月十二日の大御本尊様のただ一幅なのです。そこから、ほかの本尊、どこのを拝んでも絶対にだめなのです。弘安二年の十月十二日の大御本尊様から出発したものでなければ、法脈が切れてますから、絶対だめなのです。
だから、身延や仏立宗や霊友会なんか、いくらがんばっても、御利益がでようがないのです。ありませんから、やってごらんなさい。(中略)
ですから、私の願いとするところは、この弘安二年の十月十二日の大御本尊様を信ずるということです。しかし、理論がわかっても、わからなくてもいい。だんだん、そのうちにわかる。絶対だということがわかる。この日蓮正宗の哲学ぐらい、きちんとなっているものはないのです。」
等々の文章が、演説口調で、講演編として載っている。
在りし日の、創価学会が日蓮正宗の外護団体としてまとまり、僧俗一致して進んでいた素晴らしい日々がここにある。今の創価の体たらくが誰によって起こったかが、判る。それは池田なる人物において外ならぬ。
戸田先生の遺志を継ぐ者がいない現創価に何を言っても無駄だが、彼らの厚顔無恥にも程がある。
戸田先生には、あと二十年でも三十年でもお元気でいて欲しかった。その働き盛りの早逝に悔やみ悲しむ。日蓮大聖人様も御書で仰られているが、人間、長生きしないと嘘だよ。善人こそ長生きしないと。
広宣流布は、この日蓮正宗法華講が、責任をもって邁進し、進めます。