私は今、福祉事業所で体験研修の最後の三日目である。
そして、私のお世話になっている、特に男性スタッフ職員さんに、ギター経験者や現在もギターを継続中の方々、私なんか消し飛ぶ程の経験者が多いと個人的には思っている。
最初の日は、私を最後に送迎して下さった、職員さんと、ギターの話になった。その時彼は、フォークとエレキをやった事があり、公演、発表会的なライブもしたという。しかし今はギターはお休み中だという。
そして、三日目の今日、あるこれも非常に私などよりも若手の男性スタッフ職員さんに、私がFacebookのページのタブレット端末のチェックの最中を脇からみられた。そのページは、丁度一応、私のエレキギター練習の動画の場面のサムネイル紹介写真だった。
すると、彼は、なーるほど、と言い、エレキギターの初心者の私に対して、まず、「パワーコード」の有用性を説き出だし語り始めた。
パワーコードを使えば、大抵の曲がある程度、難なくこなせるようになると。
私も知っていたのは、どのエレキギター教則本にも、必ず初心者が習得すべき、ホントの基礎中の基礎なんだが、私は余りにパワーコードを軽視していたきらいがある。食わず嫌いと言うか、一人で難しがっていた。
それにその若い男性スタッフは、毎日、ギターに触れていますか、と聞かれ、私はこの四日間位は触っていなかった、と言うと、もう、経験者・玄人肌の感じを湛えて感じさせる彼、職員さんは、毎日ギターに触れて継続的に練習すれば、上達も早いですよ、と私に仰られた。
私は、日本のギター人口は、せいぜい数万人から十万人を下ると思い込んでいた。
それがここへ来て、私の身の回りでギター愛好者がこうもいや増しに増えて来ると、おそらく、数百万人、下手したら一千万単位で、ギターに親しんだり現在もその継続中の人々はこの国にも相当な数いるのではないのか。
そう考えると、凄い事だと思う。うちのお寺では余りギターやってる人は聞かないが。預かり信徒の中で、将棋の有段者の方ならいるが。
私にとって今日は朗報が二つあった。一つは母の卒寿、90歳の誕生日を迎えた事。これが非常にめでたい。
もう一つは、この事業所に、日蓮正宗の別の近隣地区所属のお寺の信徒がいた事だ。これは大変に心強い。
しかし、郡山市内から、隣町まで通うのが非常に難儀すると。
これも一つの出逢いである。
母の事に戻るが、仏教仏法では、子供の側が、両親を選んでこの世に生まれて来ると説く。この親なら自分をちゃんと育ててくれるだろうと。母を含む両親を、私は選んでこの世に生を受けて来た事になる。それだけ浅からぬ縁だと言う事だろう。
全く、この子にしてこの親あり、この親にしてこの子あり、と私は人様から真っ当に呼ばれたい。
以上。よしなに。wainai