私の母は今は介護施設にいるが、うちにいた頃は、何が何でも健康でいてもらいたいと、病院からもらった薬を十種類位飲ませていた。
すると、暫くして、母の体は前にうつ伏せの突っ伏した状態になり、その原因はわからなかった。
老人の精神科の病院に入院する事になり、そこの先生がうつ伏せの原因が薬にあると直感し、断薬する事にした。
母の姿勢は又前のように元通り、治った。しかし、入院中に車椅子の使用を強制された為、歩くのが困難になった。
薬は、認知症薬、骨粗しょう症の薬、尿の出をコントロールする薬、等々であった。
これらを全て、すっぱりと飲まなくした。今は介護施設に母は移ったが、それを継続中だ。
車椅子に頼る生活になってしまったので、複雑な心境だが、母の体が異様に突っ伏していた状態から解放されたのは収穫であった。
故に、高齢者に薬を飲ませているご家庭で、お年寄りが何らかの支障をきたしている場合は、医師と相談の上、薬を止める、or減らすのもいいかも知れない。強制は出来ませんが。