Kaettekita 私が思う あのこと このことReturn(Get Back Part2)

進取究明。日々の雑感を気ままに綴る私なりに思い考え行い実践する不定期の記録。写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ。

本日もお寺の後、ツタヤみどり書房桑野店へ

2024年03月01日 21時27分29秒 | 日蓮正宗無量山寿海寺・菩提寺・末寺・お寺・僧俗一同・僧俗一致
 本日、我が菩提寺、日蓮正宗無量山寿海寺での、夕べの「御経日」にあたり、夕方六時前には既に、お寺に着いていた。
 そこで、私は自前の、音楽のメトロノームを持って行き、事前にそれを儀式が始まる前に、自分でお題目を唱えていた。
 最初は、H田講頭さんが珍し気に見に来たが、しばらくすると、私の所にまた来て、こう言った。
 「それは、邪宗的なお題目の様だ。全然、言葉が一音一音、な・ん・みょう・ほう・れん・げ・きょう、との、言葉が貴方の場合、聞こえていない。それに、早口で言われたら分からない…。」
 と言うので、そっかー。でも、総本山では、こんなもんじゃないよ。もっと早いよ。と言うと、講頭さんは、
 「しかし、総本山の音声(おんじょう)の、発音は、バッチリ、しっかりとした音声であり、こんなに濁ったような、発音じゃない」と私に言われた。
 成程、人様から御忠告を受けると、自分の至らなさが判る。そこは盲点だった。
 それで、講頭さんは、早口でやる前に、御経文、御題目がハッキリ聞こえるようになってから、早くやるようにした方が良い、今のでは、何を言ってるのかがさっぱり分からない、と。
 私にとっては、こういった、私の至らぬ点を指摘して下さる方は、大歓迎である。今の今まで、全く分からずに、井の中の蛙、であったからだ。
 そうして、メトロノームを持って行ったのは良いが、余りに早い、一分間に168から180位のスピードでは、そう言われても当たり前だと思った。
 今度からは、一分間、60前後で、御題目の声がハッキリしっかり発音するように、家でもお寺でも、従おう気を付けようと思い致した。
 実際に、私のお寺の、或るお方がいた。その方は、朝の四時前に起きて、一時間をかけて、ゆっくりゆったりみっちりと、その一時間を、妙法蓮華経の、御経を唱える。それから、また時間をかけて、御題目の、唱題にとりかかる、と言う言葉を、総本山へ行った時の帰り道で、私は小耳に挟んだのであった。
 それからしたら、私など、何と味も素っ気もない、短い特急電車のような勤行唱題であろうか。
 総本山の読経唱題は、確かに速い。しかし、それも、前述の講頭さんの言う通り、音律に乱れは一切ない、むしろ小気味良い。自由闊達な、時間厳守の、戒律を重んじたが如くの、御題目だ。あれを目指すには、私はまだまだ、アマチュアであろう。
 幸い、私のお寺の御住職様は、初心者にもやさしく、ゆっくりと勤行唱題を唱えて下さっている。
 これを以前、栃木から来ているKさんに聞くと、これは、我が菩提寺の慣習であり、先代からも、ずっと引き継がれて来た伝統と言っても良いという。
 しかし、そのKさんが仰るのは、Kさんが、墓前に弔い、御住職様も読経唱題された時の、御住職様の読経は、とても速かった、と言う。
 とにかく、御住職様の御題目は、ちゃんと、対機説法になっており、その場の皆の経験に基づいた、かなりの熟達した、慈悲の行いなのである。
 そうして、私は今日は、御先祖様、主に父親の卒塔婆を立てて、回向を願い祈った。今日は、本当に、お寺に来て良かった。
 私は大変に有難いお寺にいるんだなあ、と思い致した一日であった。

 その後、私はツタヤみどり書房へ行ったのだが、それは後の記事に続く。
 以上。よしなに。wainai


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