Kaettekita 私が思う あのこと このことReturn(Get Back Part2)

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昨日、お寺での夕べの勤行唱題行、過去帳の御住職様お下げ渡し

2022年10月30日 20時45分28秒 | 日蓮正宗無量山寿海寺・菩提寺・末寺・お寺・僧俗一同・僧俗一致
 昨日、ヘルパーさんに食事を作ってもらったが、そのサービス時間が夕方六時までで、少し早く帰ってもらい、食事も後回しにし、私には行く所があった。

 それは、我がお寺、無量山寿海寺である。夕べの勤行唱題行に久し振りにまず参詣した。

 私は、熱心に御経文を唱えてから、唱題行に御住職様と皆様と私は移られた。

 以前の私ならば、皆と、特に、一番畏れ多く、合わせなければならないのが、中心者、その場の、うちの御住職様が御導師ならば、当然御住職様に、声を唱和、一致させねばならぬ。 

 これが以前は、私は全くできない事が多々あった。
 一つは私の、耳の使い過ぎによる、難聴という程でもないが、他人よりは、少し、耳が遠いのかも知れない。

 それと、創価の謗法の影響か、御住職様、御僧侶の方を、第一に、大事にせずに、自分勝手に振舞う、自分勝手さが、常に自身には付きまとっていた。
 それにお気づきになられた、うちの御住職様が、今から五年ほど前位に、私に御忠告になり、御注意遊ばされた。

 これには私は大変に不服不満であり、面白くなく、結果、暫く、三日、四日位、お寺に通わなくなった時期が、私には確かに以前、あった。

 これに心配を為された、当時の講頭の、Gさん達数人で昼間、我が家を訪れ、実際に私の話を聞いてみた。

 私は、絶対にお寺には行きたくない、嫌だ、あの御住職様の言い方は、私を敵対視し、嫌に思っている口振りだ、なんだと、私は難癖をその時につけていた。
 (この話は、前の私のブログ記事にも、取って置いて、残してある筈なので、あるとは思うが、敢えて思い出し、書いている。)

 そこで、S口さんという方が、一言、言った。「それでは、まるで、大作とおんなじだな!」

 私はすかさずに、「大作って、何?」と聞いた。

 S口さん、「池田大作のように、猊下様の言う事や、御住職様の言う事に、一切、聞く耳を持たずに、自分勝手に考えて、気ままにやろうとする、○○君、あんたの事を言ってるんだよ。」
 とS口さんに言われた私には、それがどんな意味かを、即座に覚り、判り、判断がついて、迷いからようやく醒めた私が居た。

 私「成程!大作、か!」

 G講頭さんも、御住職様に、何か、御注意を受ける事は、恥ずかしい事でも何でもなく、寧ろ有難い、滅多にない機会であり、御注意を聞けただけでも、素晴らしい功徳を積める機会となる。そういう境涯に、貴方は今、居るんですよ、と仰った。

 私は、ただただ、感動に泣き濡れて、暫しその場で、泣き崩れるばかりであった。

 G講頭さん「だから、○○君、泣いてばかりいないで、今までのように早くうちのお寺に来てみなさい。又、今までのように、みんなでお題目を唱えましょう!」
 と有難くも、親切にも、私に対する真心の御言葉を掛けて頂き、私は泣き崩れそうになりながらも、今は泣くのは止めて、心を強く持ち、皆さんを見据えて、私は言い切った。

 「今日の夕方の勤行会から、私は又、お寺に参詣させて頂きます。皆さん、宜しくお願いします。」

 その日の夕刻、私はお寺に居た、今から五年前の話である。御住職様にお会いした。御住職様は、先の私の以前の御注意を受けた、いざこざの事なんか、忘れられていたのか、挨拶を私と交わしたのみで、それ程、私を恨むでもなく、後腐れも一切なく、それらは、私の勝手な妄想に過ぎなかった。いつもと変わらぬ、おんなじで、極、普通な御住職様が、そこには居られた。

 私はその時の事を、今の、昨日の、勤行で思い出し、思わず、涙が自然と溢れた。私のこの五年間が、染みついた様な、馴染みのある、このお寺でのある日の出来事であった。

 それから、その勤行・唱題行が終わると、○○君、と御住職は私をお呼びになり、私の、数日前からお頼みしていた、過去帳のご記帳が済み、既に出来上がっていて、私にその我が家の大事な過去帳を私は御住職様から、お下げ渡し頂いた。

 そこには、亡くなった日付と共に、私の叔父、つまり母の弟と、母の母、詰まり、私のおばあちゃん、祖母の名前が、二人分、俗名で書いてあった。
 それを家まで持ち帰り、私はそれらを見返してみた。そして、叔父や祖母の生前の振る舞い、私への声掛け等々を思い出してしまい、又、一声、泣いてしまった。

 私は、人にも良く言われるが、感情家だな、とは自身で、自覚はしている。
 泣けるものは、幾らでも泣けてしまう。この年になると、妙に涙もろい。

 自分でも、それに少し、笑ってしまう程、感情家というのは本当だな、と一人、感心している初冬の候である。

 以上。よしなに。wainai.




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