



●新聞に新刊案内が出ていたので、図書館に発注して(自分では買わず)入手・・・
●著者は90歳になろうかという、明治大学名誉教授・・・考古学関連の各種学術団体の要職を歴任された方・・・
●学術書なので表題ほどには面白くはありませんでしたが、現時点での天皇陵の研究成果・状況がある程度克明に記されていて、興味ある者にとっては、ある程度、関心をもって読むことができました。
●しかし、はっきりいって、公開も調査も許されていない天皇陵なんで、幾ら読んでも、ものすごく歯がゆい感じがするのは否めませんね。要は「わからない、不明・・・」が多く、著者自身も古代天皇陵に治定(ジジョウ)されているもののうち、相当数は「違う」と云っている(^^)
●著者が跋語で、意味深に「「陵墓の疑義は晴らすべき」に筆者の思いは集約されている」と悲痛な叫び?をあげているのが何ともいえない現状を表しているんでしょうね・・・。(体制側?の要職を歴任された方にも関わらず、勇気があるというか、これが限界というか・・・)
●もう、かなりなご高齢なんで・・・、本当に心から真実を知りたいんだろうなと思ってしまいますが・・・なんだか可哀想・・・。
●天皇陵の真実、延いては古代の歴史の真相を知りたいというのは、大勢いると思うのに、なぜ、(天皇陵にかぎらず)古代の歴史・考古学関連の文献なり著作というのは、ハッキリしないことが多いんでしょうか・・・古田武彦さんや古田学会の人たち、ガンバレ(^^)👍👍👍
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