漢検1級198点!! 満点取るまで生涯学習!! ➪ “俳句”

我孫子・手賀沼と愛猫レオンの徒然日記。漢検1級チャレンジャーの方の参考となるブログ。2018年7月から“俳句”も開始。

「六呂」は、リクロ?リクリョ? 「天祚」は福禄?天位?

2017年08月04日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
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●・・・終わった・・・漢検2辞典・・・と、この記事つくっているところで、Sさんからブログ開設3周年(ちょっと過ぎ)のお祝いコメントを頂戴した。もうそんなに経つんだ・・・ご愛読いただいている皆さん、どうもありがとうございます。これからもご贔屓に(笑)
●漢検2辞典の、この種記事はもう少し続くかもしれません・・・
●明日は「模擬試験倉庫」さんの模試だ・・・難問らしいから今からワクワク・・・といっても、午前中はレオンの通院やら図書館への用事やら、午後はトラのデーゲームがあったりして、チャレンジするのは夕方か夜か、体調によっては日曜日になっちゃうかも・・・さて、個別記事のカテゴリーで、ちょっと気になった2点につき・・・

<呂:ロ 外)リョ>
(漢検2)
意味:日本や中国の音楽で陰(偶数番目)の音階。「呂律(リョリツ)」対)律 「呂」の省略形が片仮名の「ロ」に、草書体が平仮名の「ろ」になった。
下つき:語呂(ゴロ)・風呂(フロ)・六呂(リクロ)律呂(リツロ)・(リツリョ)
大見出し:呂翁の枕(リョオウのまくら)呂律(リョリツ)〈呂宋〉(ルソン)呂律(ロレツ)伊呂波(イロハ)瓜呂根(カロコン)
     九鼎大呂(キュウテイタイリョ)五右衛門風呂(ごえもんブロ)語呂・語路(ゴロ)大風呂敷(おおブロしき)
     大呂(タイリョ)仲呂(チュウリョ)南呂(ナンリョ)風呂(フロ)風呂敷(フロしき)律呂(リツリョ)
呂律(リョリツ):①中国の音楽で陰の六呂(リクリョ)と陽の六律。それが、日本の雅楽にも取り入れられた。十二律や音階・調子など。 ②音楽理論や音楽。 類)①②律呂     「ロレツ」と読めば別の意。


「六呂」は“リクロ”と読むのか、“リクリョ”と読むのか、どっちでも良いのか・・・
 
 ・手持ちの国語辞典や漢和辞典では“リクロ”は見当たらない・・・
 ・ネットなどで“ロクロ”“ロクリョ”と読んでいるのはあるが、前者は国内の地名だったり古墳の名前など、後者は音楽関係の同じ意味だが、辞書などの出典が不明・・・いずれにしても“リクロ”は無い・・・
 ・もし、“リクロ”と読んでいる辞典なりちゃんとした出典などがあれば教えてください・・・漢検さんも・・・

*なお、蛇足ですが、「呂:リョ(漢音) ロ(呉音)」(大字源)ですが、掲載熟語は地名・人名も含めてすべて“リョ”音だった・・・ただし、“語呂”とか“風呂”とかの和語は“ロ”読み・・・

*漢検2掲載の上記「律呂(リツロ・リツリョ)」と「律呂(リツリョ)」も気になるが、この際、無視・・・“リツリョ”で読めば良し・・・

<祚:ソ、さいわ(い)、くらい、とし>
・天祚=天位、皇位、皇祚・・・と思っていたが、<漢検2>の「祚」の項での意味欄に「①さいわい。しあわせ。「天祚」 ②くらい。天子の位。「皇祚」・・・」となっていて、「皇祚」と「天祚」は異なる扱いになっているようなので、気になって調べた・・・

「天祚」
(漢検2)(「天」の項で)天子の位。天皇の位。天位。皇位。類)皇祚(コウソ)
(漢検2)(「祚」の項で)
      「意味①さいわい。しあわせ。「天祚」 ②くらい。天子の位。「皇祚」 ③とし(年)。「年祚」」
      (「祚」の下つきで)下つき:皇祚(コウソ)・践祚(センソ)・天祚(テンソ)・福祚(フクソ)
(各国語辞典&ネット)天子のくらい。皇位。皇祚。
(広辞苑)天子のくらい。皇位。皇祚。宝祚。
 

と、ほとんどが、「天祚」=「皇祚、天位・・・」の扱い。

*大字源を調べて、やっとわかった・・・
 天祚(大字源):①天から降された福禄。また、天が幸いする。 ②天子の位。天位。皇祚。宝祚。高御座(たかみくら)
*この①のほうだと「天のさいわい」という意味もあることがわかる・・・漢検2の意味①に記載してある「天祚」はおそらくこっちの意味でとらえて、記載しているんだろう・・・ま、誤解を生みかねない記載ではある・・・

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筒井康隆 「にぎやかな未来」

2017年08月04日 | 読書
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●これも図書館に新着図書で蔵書されてたので借り出して読んだけど・・・なんと、旧版の初版は昭和47年のだった・・・
●昔、氏の作品はほとんど読んでいたけど、これは記憶・・・アテにならないが・・・になかったので一応読んでみた・・・
●なんと、文庫本に41編の短編がいっぱい・・・初期の作品集のようだったが・・・よく知らないけど・・・

●これは、この前に借りた芥川の「尾生の信」よりももっと“超”短編の作品集・・・じっくり楽しむヒマもなく、夫々の短編があっという間に終わってしまう・・・中には1ページにもならない作品もあって、それはそれで面白かったけど・・・
●氏の作品は、この間読んだ「モナドの領域」以来・・・ははは、だいぶ、変われば変わるもんだ・・・って、当たり前か・・・

●ところで、こういうのを、まさに“掌編(掌篇)”というんだな、芥川のもそうだったけど、これも掌編(篇)だらけ・・・

 *いわゆる「小編・小篇」てのは「短編」のこと(広辞苑)・・・
 *掌編・掌篇というのは、
  ・きわめて短い作品(広辞苑)
  ということらしい・・・。
 *ついでに、「掌編小説」もその次にあったので、ついでに見たら、
  「(千葉亀雄の命名による)短編よりもさらに短い小説の形態。「掌(てのひら)の小説」とも。」とあった。
 *ついでに、千葉亀雄さんを調べたら、
  「評論家。国民・・・東京日日各新聞の記者を歴任。文化学院・立教大教授。大正期の文学運動を推進し、大衆文学を育成・・・」(広辞苑)だって。

●この本の裏表紙を見たら、中身の概略説明の最後に「未来への警告を、著者ならではの軽妙な笑いの中に描く、傑作“掌編集”」って書いてあった・・・ (「・・・“掌編集”」の「“ ”」は当方。)・・・ははははは、やっぱり、そうなんだ・・・

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熟語の読み・一字訓読(その107:準1以下):廉(しら)べる 、 「聯」≠「連」の熟語 

2017年08月04日 | 熟語の読み(音・訓) ー準1級以下-
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
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◎◎◎漢検2辞典に沿って、準1以下の漢字の、気になる訓読みに対応する熟語などを調べる<熟語の読み・一字訓読(準1以下)>シリーズを始めています。準1以下といっても1級漢字を含む熟語などもあり、少しはお役に立つと思っています。◎◎◎
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●29-1までに間に合わず、かつ、事故のため中断していたシリーズを再開しています。漢検2の頁とは順不同です。
●準1以下の漢字については、自分の調べたいところ(不明なところ、興味あるところ抔)のみ、調べて記載していますのでお含み置きください。
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・愈、漢検2も残すところ、あと20頁・・・“ロ”と“ワ”のみ・・・こういう、ちょっとした達成感を味わえるのも楽しい・・・
・それにしても、「廉」・・・常用漢字なのに、漢検2にはすべての訓は載ってない・・・この辞典、こういうのが多すぎる!一体、何を考えているのやら・・・その反面、わけのわからん熟語を小っちゃく載せていたりする・・・漢検1については言わずもがなで、漢検2よりもヒドイというか、簡略にしすぎ・・・漢検受検以外には役に立たん辞典ということか、それにしてもヒドイね・・・
・受検で合格だけを目指す方はこれで十分ということか・・・もっと漢字の学習を深く広くやりたい方は、こんな辞典に頼ってはイケマセン・・・
・ちなみに、「漢字必携」(漢検協会)には、常用・準1・1級漢字のすべての音・訓が載ってます。
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<廉:中学…レン 準1…かど、しら(べる)、いさぎよ(い)、やす(い)>
(漢検2)
廉:レン 外)いさぎよい・やすい・かど *「しら(べる)」訓の掲載ナシ・・・でも、以下のとおり、“廉(しら)べる”に対応する熟語は載せている。
意味:①いさぎよい。きよい。「廉潔」「廉恥」「清廉」
   ②やすい。値段が安い。「廉価」「廉売」
   ③かど。すみ。「廉隅」
   ④しらべる。見きわめる。「廉問」
下つき:清廉(セイレン)・低廉(テイレン)・貞廉(テイレン)
大見出し:(略)

*「廉(しら)べる」に対応する熟語・・・(一度、この熟語は、記事にしてますけど・・・改めて調べ直した・・・)
 廉按(レンアン):よく調べる。とりしらべる。吟味する。廉察。廉問。
 廉察(レンサツ):廉按に同じ。
 廉問(レンモン):細かく取り調べる。廉按。廉察。 ・・・出典が史記となっているから、随分と古い熟語なんだ・・・

 *大字源では以上の3つの熟語しか見当たらず。「吟味」=廉按、廉察、廉問・・・なんて、同義語・類義語になるのかしら・・・

<聯:レン、つら(なる)、つら(ねる)>
(漢検2)
意味:①つらなる。つらねる。つづく。「聯珠」「聯綿」 ②対にする。二つならべる。「対聯」「柱聯」 *書きかえ:①「連」が書きかえ字。
下つき:対聯(タイレン)・柱聯(チュウレン)・門聯(モンレン)

*「書きかえ:①「連」が書きかえ字。」となっているように、②の意味の熟語は「連」は✖で「聯」で書かないとダメなようだ・・・

対聯(タイレン) :(漢検2)一対になっている掛け軸。「聯」は分けて書いた対句を掛けた飾りの意。 *広辞苑は「対聯(“ツイレン”)」で、「①対になって並んでいること ②対になっている聯 」と・・・。(*「対聯(タイレン)」のところには、「➪解説:ついれん」となっている。)
 *この①の意味なら、「対“連”」と書いてもよさそうだが、広辞苑には「対連」はなかった・・・。

柱聯(チュウレン):(漢検2)詩文などを書き、柱に掛ける柱掛け。柱隠し。
門聯(モンレン) :(大字源)門の両側に掛ける、対句を書いた札。

(律詩の以下の熟語も「聯」で、「連」の書きかえは不可だろうな・・・意味からしても・・・)
首聯(シュレン):(広辞苑)律詩の第1・第2の両句。起聯。
頷聯(ガンレン):(漢検2)漢詩で、律詩の第三句・第四句。対句をなす。前聯。対)起聯・頸聯(ケイレン)・尾聯
頸聯(ケイレン):(漢検2)律詩の中で、対句となる第五句・第六句のこと。後聯。
尾聯(ビレン) :(広辞苑)律詩の第7・第8の両句。結聯。

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