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我孫子・手賀沼と愛猫レオンの徒然日記。漢検1級チャレンジャーの方の参考となるブログ。2018年7月から“俳句”も開始。

松陰全集 第7巻

2015年11月11日 | 書籍などからの熟語抜萃
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

<吉田松陰全集 第7巻>・・・年次別の友人知人肉親たちへの書簡を集めたもの・・・
啣杯料(カンパイリョウ)=酒肴料
・天の方(まさ)にくつがえすにあたり泄泄(エイエイ)としては相済まず・・・ゆったりとしていては申しわけがない
・此れ実に頂門の一針、瑟縮(シッシュク)地に入らん・・・恐縮の至り
・僕も亦世上の辛鹹(シンカン)を知る者・・・辛苦
・嗚呼、余、家に一喙(イッカイ)を置きて・・・家の一員として身を置くという意味。
・年表一書の如きも其の引用する所旁及(ボウキュウ)する所・・・言い及ぶ所
・豈、黄巻(コウカン)の人、我に戯れしなるか・・・読書人
 (参考)広辞苑:黄巻=書籍のこと。(中国で昔、虫食いを防ぐために黄蘗キハダの樹皮で染めた黄色の紙を用いたことからいう)
栖栖遑遑(セイセイコウコウ)として、志業成るなし・・・いそがしくて落ち着かない
・圜牆一間、ここに飲食し、ここに溲溺(シュウニョウ)す・・・小便をする
 *圜牆=ここでは牢屋の意味。
曝骨裹尸(バッコツカシ)、万万自ら期す・・・山野に骨をさらし、しかばねをつつむ。戦場で死ぬこと。
・職事御精厲の由、抃賀(ベンガ)の至りに存じ奉り候・・・よろこび祝うこと
・「・・・他は後鴻(コウコウ)に譲り候。恐惶謹言。」・・・あとの手紙。後信。
・老兄、瓜期日近し・・・任期の満ちること
<参考>
・瓜期(カキ):任期が終わった時。更代の時。→ 瓜時(カジ)
 *瓜の熟する時、陰暦七月。春秋、斉の襄公が連称と管至父とをして葵丘を戍(まも)らせ、瓜の熟する頃に遣して明年の瓜の熟する頃に更代(こうたい)させようと約した故事。転じて任期の満ちるとき。更代の時期。

<「ご自愛ください」の類語・・・手紙の末尾の挨拶・・・>
・御自嗇(ジショク)専一に・・・自分を大切にする、自愛。
・せっかく御保嗇ください・・・
・時、春寒、愛嗇を加えられよ・・・

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