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我孫子・手賀沼と愛猫レオンの徒然日記。漢検1級チャレンジャーの方の参考となるブログ。2018年7月から“俳句”も開始。

漢検1級 27-②に向けての学習状況  その43 腆 郛

2015年09月09日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

(もう、庭の椛は紅葉し始めている・・・龝ですねえ)
●漢検漢和辞典第2版から
①「不腆」「腆贈」の「腆(テン、あつ(い)、てあつ(い)、おお(いに))」
 第2版は、読み・意味・熟語とも、第1版より充実していましたが、わからないのが「洗腆(センテン)」という熟語を載せていること・・・他に、もっとわかりやすい熟語を載せればよいのに、どうもよく、このスタンスが理解できない・・・。
ちなみに、この「洗腆」の熟語とその意味を探したら、
 ・「腆」で探すと、大漢和・字通ともに見つからず・・・。字通の下付き熟語でも無かった・・・。
 ・あきらめずに、念のため「洗」で探してみたら、なんと、両辞典ともありました👍
 <字通>洗腆:鄭重にもてなす。用例「・・・自ら洗腆して、致すに酒をもってせん・・・」・・・というだけ。これでは「腆」の意味がよくわからない。
 <大漢和>洗腆:鄭重にもてなす。自ら食器を洗って膳を設ける。饗儀を鄭重にすること。「腆」は厚い、多い。(用例は字通と同じ出典でありましたが、書下ろしになってないので読みづらい)

と、やっと、ここまで来て、大漢和の説明を読んで「洗腆」の意味がよくわかった。
 *なぜ、こんな難しい熟語を載せているのか、誰か教えてほしいもんだ。
 *字通・大漢和にはお世話になってますが、このケースでもわかるように、一長一短あり。大漢和の方が概ね、説明の方は懇切丁寧だけど、用例は字通の方が読みやすい・・・やはり、少なくとも両辞典を見比べながら調べないとちゃんとは理解できないことが多いですね。

②「郛郭」の「郛(フ、くるわ)」
 これも、「説郛(セップ)」なんて、わけのわからん熟語が掲載されていた・・・。
 ・「郛」で調べると、字通・大字源には「説郛」という熟語のみ掲載あり、説明なし。
 ・大漢和で「説」で調べたら、「説郛」あり。
  説郛:①衆説、皆、其の郭内にあること ②叢書の名。(明の時代の叢書名。120巻。叢書中に収められている古書名(論語など・・・)がずらずらと、なんと、大漢和の5ページにも亘って記載されていた!!)
そちら方面の専門家には、この「説郛」は有名なのかも知れないが、こんな熟語も載せている意味あるのかね・・・。

と、またまた、第2版批判みたいになりましたが、この2熟語を調べるだけで、だいぶ時間を使ったかんね、ちょっと不平不満をタラタラ言ったっていいでやんしょ<(`^´)>

👍👍👍 🐑 👍👍👍


  



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