漢検1級198点!! 満点取るまで生涯学習!! ➪ “俳句”

我孫子・手賀沼と愛猫レオンの徒然日記。漢検1級チャレンジャーの方の参考となるブログ。2018年7月から“俳句”も開始。

手賀沼 我孫子北新田の春

2018年03月25日 | 手賀沼散歩(手賀沼日記)
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●農道沿いにはイヌノ・・・という有り難くない名前をつけられてる可憐な草花が満開・・・





●北新田の先・・・利根川土手斜面には、一面の菜の花・・・



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禅榻

2018年03月24日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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             <漢字の学習の大禁忌は作輟なり>         <一跌を経れば一知を長ず>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級190点台復活(あわよくば200点満点) ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ☆☆☆
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む> <百里を行く者は九十を半ばとす> <為さざるなり。能わざるに非ざるなり。(孟子)>★★★
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●ドンドン記事化して処理していかないと溜まって次に進めない(苦笑)

●(漢検2掲載)禅榻(ゼントウ)
 ・デジタル大辞泉 :禅定(ゼンジョウ)を修するときに用いる腰掛け。座禅に用いる腰掛け。
 ・広辞苑もほぼ同じ意味。
●これだけなら別にわかりやすい熟語ではあるけど、ついでに、どういう使われ方をしているのかを調べた・・・

①「・・・この苗木のもとに立って、断髪洋装の女子と共に蓄音機の奏する出征の曲を聴いて感激を催す事は、鬢糸禅榻の歎をなすものの能くすべき所ではない。・・・」(正宗谷崎両氏の批評に答う (新字新仮名) / 永井荷風(著))
 *なかなか味わいのある文章・・・

②「人生五十功無きを愧ず・・」(「海南行」 細川 頼之)*細川頼之:南北朝時代から室町時代初期 第2代室町幕府管領。有名といえば有名。
 ・人生五十愧無功  花木春過夏已中  満室蒼蠅掃難去  起尋禅榻 臥清風
 ・人生五十、功無きを愧ず 花木 春過ぎて夏已に中ばなり 満室の蒼蠅 掃えども去り難し 起って禅榻を尋ねて清風に臥せん

 *「蒼蠅」は、“ あおばえ”ということだが、ここでは、「君側にいて、へつらう者のたとえ」として使われているようだ。・・・南北朝動乱時の管領らしい表現かと・・・
 *(ここでは関係ないが)同音異義語の「蒼鷹」は、“情け容赦のない役人のたとえ”ですねえ・・・。

③「題禅院(禅院に題す) 杜牧」 *有名?な四字熟語「鬢糸茶烟(の感)」も“禅榻”も出てる・・・古の人たちはこの杜牧の詩を相当意識していたらしい。
  觥船一棹百分空  十歳青春不負公 今日鬢糸禅榻畔 茶烟軽颺落花風
 ・觥船一棹、百分空し 10歳の青春 公(こう)に負かず 今日鬢糸 禅榻の畔(ほとり)茶烟軽く魲(あが)る落花の風
 *觥船:觥(つのさかずき)の形をした大きなさかずき(大杯)のことだろう・・・
 *「大きな盃で酒を飲んでも全てが空しい。十年の青春は気ままに過ごした。年をとって髪も白くなった今、座禅を組む椅子のそばで若い頃を回想していると、茶を焙じる煙のように花を散らす風が昇っていく」というほどの意味だ。 (全国漢文教育学会長 石川 忠久)・・・ネットから借用させてもらいました・・・

④「茶煙禅榻 人の心も月なれや  岡倉天心」 *杜牧の詩を意識

⑤「小金井の櫻 大町桂月」 *これも杜牧を意識した描写が見える由。
・二列の桜樹の外には、麦畑あり、茶畑あり。雜木林たちつゞき、茅屋點綴す。その間、到る処、よしず張りの茶店を構へ、茶烟軽くあがる処、小杜の禅榻ならで、赤毛布ける腰掛臺、まばゆきばかりに立ちならび・・・」
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熟語の読み・一字訓読(その342):泯

2018年03月24日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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             <漢字の学習の大禁忌は作輟なり>         <一跌を経れば一知を長ず>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級190点台復活(あわよくば200点満点) ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ☆☆☆
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む> <百里を行く者は九十を半ばとす> <為さざるなり。能わざるに非ざるなり。(孟子)>★★★
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●「泯」について、<熟語の読み(音・訓)ー1級ー>記事にはしていなかったようなので、改めて当該カテゴリーに収録・・・

<泯:ビン、ベン、ミン、メン、ほろ(びる)、つ(きる)、くら(む)> *漢検2は“くら(む)”訓ナシ。
ほろ(びる):泯絶、泯然(ほろびるさま)、
つ(きる) :泯尽(ビンジン:ほろびつきる、なくなる)、泯没:消失する、なくなる、ほろびる
くら(む):眩泯(ゲンベン?):目のよく見えないさま、泯泯:愚かで理に昏いさま
 (注)「泯泯」には上記の他に、①水が広く清いさま②滅びるさま③広く豊かなさま④乱れるさま ・・・という意味もあり。
<2018.3.24 加筆>
(大字源)泯泯(ビンビン):①愚かなさま。②乱れるさま。③滅びるさま。④水の清らかなさま。⑤広く豊かなさま。
(漢検2)音 ビン・ミン・ベン・メン 訓  ほろ(びる)・つ(きる) *くら(む)訓ナシ。
    意味:①ビン ほろびる。つきる。なくなる。「泯滅」 ②ベン 目がくらむ。「眩泯(ゲンベン)
    「泯」から始まる言葉 泯滅(ビンメツ) 泯びる(ほろ-びる)
(大字源)
<ビン(漢音)、ミン(呉音)>・・・①ほろびる・・・②みだれる・・・③「泯泯(ビンビン)」
<ベン(漢音)、メン(呉音)>・・・①(畳韻)「眩泯(ゲンベン)」:ア.目がくらむ。めくるめく。「視、眩泯して見を亡う」 イ.暗くてよく見えないさま。ウ.まじりあうさま。 ②(対象外漢字あるため、略。)

(注)「眩泯(ゲンベン)」読みは、漢検第2版と大字源のみ。大漢和「ゲンビン」 字通「ゲンビン」 漢字源「ゲンメン」(←「メン」は呉音) ここは漢検サイドの「ゲンベン」で覚えておくほうが無難か・・・。

(余談)
 ・「眩泯」は「眩“眠”(ゲンベン?)」とも書くのかどうか調べたが、調べた範囲では「眩“眠”」熟語はなかった・・・。(「眠」に表外音でベン読みあるため、ちょっと気になったので・・・。)
 ・ブログ既出の「眠(ベン)」関連記事
 ・眠(ベン) :阡眠(センベン)草木の茂るさま
 ・阡眠(せんめん・せんべん) - 阡(しげ)る  *音読みは辞典によって異なる・・・いずれにしても“センミン”はナシ。 
 ・しげ(る):阡阡=仟仟=草木のしげさま、阡眠(センメン・センベン)=①はるかにみる、②草木の茂ったさま

(参考)過去ブログ「漢検1級 27-②に向けての学習状況  その99 泯 僻 黽 2015年10月17日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事-」の「泯」の記事
 「●漢検漢字辞典第2版から・・・
  ①「泯」:ビン、ベン、ミン、メン、ほろ(びる)、つ(きる)、くら(む)
  ・「ビン」:ほろびる、つきる ・・・泯滅(ビンメツ)
  ・「ベン」:くらむ  ・・・眩泯(ゲンベン)←第2版初出!! あやしい!!  *目がくらむ、めくるめく意。
 *あまり混乱させたくないのですが、「ゲンベン」読みは、漢検第2版と大字源のみでした。
  大漢和「ゲンビン」 字通「ゲンビン」 漢字源「ゲンメン」(←「メン」は呉音) ここは漢検サイドの「ゲンベン」で覚えておかないとダメかも(ーー)。 」
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折槁振落 槁を折き落を振るう

2018年03月24日 | 四字熟語
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             <漢字の学習の大禁忌は作輟なり>         <一跌を経れば一知を長ず>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級190点台復活(あわよくば200点満点) ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ☆☆☆
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む> <百里を行く者は九十を半ばとす> <為さざるなり。能わざるに非ざるなり。(孟子)>★★★
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●1級漢字の音訓整理(全1級漢字)と漢検2との照らし合わせをしながらの“自由演技”・・・WP整理済みの自己ノート548頁(追加記載しているので日々、頁数は増えている)中、現在、やっと205頁目・・・サンズイ偏(三水偏)へ・・・
(余談1)
 ・・・三水(サンズイ):(広辞苑)①漢字の偏の一。さんずいへん。②酒の隠語。酉水。水鳥(すいちょう)。
 ・・・酒・・・みず(水)と酉(とり)からできているから、「水鳥」
 ・・・酉水:音なら“ユウスイ”、訓なら“とりのみず”?・・・広辞苑は読み振ってないからわからないけど・・・
(余談2)「酉水」
 ・ネットでみたら、全国に酉水(ユウスイ)って名前の居酒屋なんかがあるようだ・・・知識を衒学的にひけらかしたい方は、上記のような謂われや語源みたいなんを、鼻を膨らませながら解説してあげると尊敬されるかも(笑)

●で、「折槁振落
 ・「槁」の字を調べていたら、大字源に「稿項黄馘」のとなりに「折ㇾ槁振ㇾ落」なんて四字熟語風の言葉があった・・・
 ・四字熟語なら「折槁振落」(セッコウシンラク)とでも読むのかしら・・・

 (大字源)
 折ㇾ槁振ㇾ落:槁(コウ)を折(くじ)き、落を振るう。:枯れ木を砕き、落ち葉を払う。事の甚だ易しいことのたとえ。(淮・人間)

 ・ブログでも模試や記事で紹介した「発蒙振落」に似ている・・・
  発蒙振落(はつもうしんらく):非常にたやすいことのたとえ。物の上にある覆いを取り、葉などを振るい落す意から。 出典:史記

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手賀沼  遊歩道の春

2018年03月24日 | 手賀沼散歩(手賀沼日記)
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●筆頭菜・・・そのうちたくさん見られる・・・



●ソメイヨシノは遊歩道沿いはまだ蕾・・・これは枝垂桜・・・イトザクラ・・・



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<30-1向け 漢検1級 模擬試験問題 その5>

2018年03月24日 | 模擬試験問題
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             <漢字の学習の大禁忌は作輟なり>         <一跌を経れば一知を長ず>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級190点台復活(あわよくば200点満点) ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ☆☆☆
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む> <百里を行く者は九十を半ばとす> <為さざるなり。能わざるに非ざるなり。(孟子)>★★★
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●<30-1向け模試>(その5)・・・自分の“立ち位置”(弱点はどこか、強みはどこか、他に減点の原因は何かなど)を確認しましょう・・・
●上記の“立ち位置”を踏まえて次回へ向けた補強策を考えてみましょう・・・時間は十分にあります。
●これまでの弊ブログ模試と相当趣向を変えています・・・基本的な問題(過去問や市販の問題集など)をメインに、難度の高い設問は少なめにしています・・・それでもレベル的には前回本番の<29-3>並みではないかと思います。
●つまり(独断での試算ではありますが)、<29-3>で160点前後だった人で、その後特段の学習を進めていない場合は、本模試も同程度(160±10)になるのではないかと想定しています。

*なお、文章題は、原文を尊重して旧かな使いを使用しているものがあります。ご了承ください。(漢字は新字に直しています)
*本番並みに、時間は60分厳守でトライしてみてください。
*それでは・・・(高得点リピーターの方には幾分“物足りない”かも知れませんが、それでも何問(=難問)かはお役にたてるかも(笑)・・・)
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<30-1向け 漢検1級 模擬試験問題 その5>

(一)次の傍線部分の読みをひらがなで記せ。1~20は音読み、21~30は訓読みである。(30)1×30
1.妖氛漠々天地昏し  
2.之を酔漢の憑凭なきに比す 
3.訃至って忽ち嗟愕す 
4.天子明堂を起し工人斤斧を操る 
5.老鼠夜肉を盗む、何ぞ磔誅を行わざる 
6.嫩芽と碧蕊と、已に駘蕩の風を受く 
7.老牛、舐犢の愛を懐く 
8.演説に譬類を多用する 
9.弟子は屑然として対えた 
10.国に巫蠱の事あり 
11.黠鼠が馬の毛に巣を作った  
12.積弊の蕩滌に肺肝を摧く 
13.法を定めて禁遏を加える 
14.腹水の瀦留が著しくなった 
15.蒐集した美術品を糶売にかける 
16.入り江に蜑戸が連綴する 
17.邨醸野肴を一夕の饗応に充てる 
18.注文と涓埃も違わぬ出来である 
19.深窓に育って笄年に及んだ
20.事例の尠少な現象である
21.がわいている 
22.を飼料にする 
23.故郷の風景は一層く見えた 
24.我が期をらんとするにはあらず 
25.に示された通りに字をお浚いする 
26.仏堂のに霜が降りている  
27.山々の皺襞がやかに見える  
28.凍餒にまされながら行軍する
29.有り余るほどのけだった  
30.蒔絵の松の叢立ちが見事だ 

(二)次の傍線部分のカタカナを漢字で記せ。19、20は国字で答えること。(40)2×20
1.正倉院展にギガク面が展示される 
2.競走馬が一マイルの距離で競い合う 
3.ヘントウセンが腫れあがった 
4.どう考えてもに落ちない  
5.カサぶたが剝がれる 
6.盛夏用にの着物を仕立てる 
7.相場のハコウ状態に打つ手がない 
8.バラ色の人生を夢想していた 
9.両家のイヤサカを祈る  
10.ビョウジョクに伏す身となった 
11.無数のバイキンが蠢いていた  
12.交渉は深夜にモツれ込んだ 
13.巨大なインセキの落下した跡がある 
14.ヒョウキンな仕種が笑いを誘った 
15.薬石効なくコウエンとして逝く 
16.恩師のコウエンに列する 
17.寒のサワラは特に美味だ
18.浴槽をサワラで設える 
(国字)
19.葡萄酒三十センチリットルを加える
20.獲物がサコに逃げ込んだ 

(三)次の1~5の意味を的確に表す語を下の語群から選び、漢字で記せ。(10)2×5
1.人をひきつけて味方にする。
2.広く物事に通じた見識。
3.高くけわしいさま 
4.みどり色の山。みどり色の連山。
5.天のたまもの
<語群>
( こんぺき、たっけん、すいらん、えんらん、けんがい、しょうしゅん、てんしゃく、すいばん )

(四)次の問1と問2の四字熟語について答えよ。 (30)   
問1 次の四字熟語の(1~10)に入る適切な語を下の語群から選び漢字二字で示せ。
(20) 2×10
1.(  )廷諍 2.(  )之鬼 3.(  )戴月 4.(  )兼利  5.(  )大度
6.安車(  ) 7.渾金(  ) 8.顚委(  ) 9.嘲風(  ) 10.提綱(  )
<語群>
( ほりん、めんせつ、けつりょう、かいかく、せいしゅん、ろうげつ、べきら、はくぎょく、はんあい、ひせい )

問2 次の1~5の解説・意味にあてはまる四字熟語を後の四字熟語群から選び、その傍線部分だけの読みをひらがなで記せ。(10)2×5
1.夫婦の仲がよいこと
2.世の常を言う言葉。
3.犬死することのたとえ。
4.つまらぬものをかわいがり、身を滅ぼすことのたとえ。
5.ひどく恐れ迷うさま。
<四字熟語群>
( 国君含垢 懿公喜鶴 跼懼蹐迷 千里結言 関関雎鳩 委肉虎蹊 夷険一節 柔茹剛吐 )

(五)次の熟字訓・当て字の読みを記せ。(10) 1×10
1.胡銅器 2.信天翁 3.拳螺 4.墨西哥 5.伯林 6.野鴉椿 7.接骨木 8.蒲葵 9.海金砂 10.臭橙

(六)次の熟語の読み(音読み)と、その語義にふさわしい訓読みを(送りがなに注意して)ひらがなで記せ。 (10)1×10
ア.1.呵譴 - 2.譴める 
イ.3.覘望 - 4.覘く  
ウ.5.燔書 - 6.燔く  
エ.7.搏景 - 8.搏つ 
オ.9.粥獄 - 10.粥ぐ 

(七)次の1~5の対義語、6~10の類義語を下の語群から選び、漢字で記せ。語群の語は一度だけ使うこと。(20)2×10
1.仕官 2.荒蕪 3.失当 4.婉曲  5.吻合
6.蘊蓄 7.碩儒 8.書画 9.朝覲 10.水簾
<語群>
( ちょくせつ、たいと、じゅつしょく、ちゅうしん、がいせつ、ていご、ひそう、ろうかん、こうゆ、ぞうけい )

(八)次の故事・成語・諺のカタカナの部分を漢字で記せ。 (20)2×10
1.ヨクをもって楹となす
2.シモク大なれど視ること鼠に若かず 
3.エキチ皆然り
4.善く戦ふ者はジョウケイに服す
5.センソの仁
6.読書、ジンカイを求めず  
7.シンルに順う者は帷幕を成す  
8.食前ホウジョウ一飽に過ぎず  
9.痛処にシンスイを下す 
10.肩を脅かし諂い笑うは、カケイよりも病(つか)る

(九)文章中の傍線(1~10)のカタカナを漢字に直し、傍線(ア~コ)の漢字の読みをひらがなで記せ。 (30)書き2×10 読み1×10
「身はたとひ武蔵の野辺に朽ちぬとも留め置かまし大和魂
・・・
一、余、去年已来心蹟百変、挙げて数へ難し。就中、趙の貫高(注1)をア.希ひ、楚の屈平(注2)を仰ぐ、諸知友の知るところなり。故に子遠が送別の句に「燕趙の多士一貫高。荊楚深憂只屈平」と云ふも此のことなり。しかるに五月十一日関東の行を聞きしよりは、また一の誠字に工夫をつけたり。ときに子遠、死字を贈る。余これを用ひず、一白綿布を求めて、孟子の「1.シセイにして動かざる者は、いまだこれ有らざるなり」の一句を書し、手巾へ縫ひつけ、携へて江戸に来たり、これを評定所に留め置きしも、わが志を表するなり。
(注1)趙王の宰相。忠臣。漢の高祖を殺そうとした。
(注2)屈原
 去年来のこと、恐れ多くも天朝・幕府の間、誠意相イ.孚せざるところあり。天、苟いやしくもわが区々の2.コンセイを諒(ゆる)し給はば、幕吏かならずわが説を是とせんと志を立てたれども、「蚊虻山を負ふ」の喩へ、終に事をなすこと能わず今日に至る、亦吾が徳の3.ヒハクなるによれば、いまウ.将誰をかエ.尤め、かつ怨まんや。
・・・
一、七月九日、初めて評定所呼び出しあり。三奉行出座、4.ジンキクの件、両条あり。一に曰く、梅田源次郎長門下向の節、面会したる由、何の密議をなせしや。二に曰く、御所内に落文あり、其の手跡汝に似たりと源次郎そのほか申し立つる者あり、覚えありや。此の二条のみ。それ梅田は、もとより奸骨あれば、余ともに志を語ることを欲せざるところなり、何の密議をなさんや。吾が性、公明正大なることを好む、豈落文なんどの隠昧のことをなさんや。・・・
一、わが性、激烈怒罵に短し。つとめて時勢に従ひ、人情に適するを主とす。是をもつて吏に対して幕府違勅の已むを得ざるを陳じ、然る後当今的当の処置に及ぶ。其の説常に講究するところにして、オ.具に対策にカ.載するがごとし。これをもつて幕吏といへども甚だ怒罵すること能はず、直ちに曰く、「汝陳白するところ悉く的当とも思はれず。かつ卑賤の身にして国家の大事を議すること不届きなり」。余また、深く抗せず、「ここをもて罪を獲(う)るは万々辞せざるところなり」と云いひて已みぬ。
幕府の5.サンセキ、布衣、国を憂ふることを許さず。その是非、吾れ曾て弁争せざるなり。聞く、薩の日下部以三次(注3)は対吏の日、当今政治の欠失を6.レキテイして「是くのごとくにては往先三五年の無事も保し難し」と云ひて鞠吏を激怒せしめ、乃ち曰く「是をもつて死罪を得ると雖も悔いざるなり」と。これ、われの及ばざるところなり。子遠の死をもつてわれに責むるも、またこの意なるべし。・・・
(注3)薩摩藩士。安政五年獄死。
一、今日死を決するの安心は四時の順環において得るところあり。けだし彼のキ.禾稼を見るに、春種し、7.カビョウし、秋刈り、冬蔵す。秋冬に至れば人みなその歳功の成るを悦び、酒を造り8.レイを為り、村野歓声あり。いまだかつて西成にのぞんで歳功の終はるを哀しむものを聞かず。
 吾れ行年三十。一事成ることなくして死して、禾稼のいまだ秀でず実らざるに似たれば、惜しむべきに似たり。しかれども義卿の身をもつていへば、これまた秀実のときなり、何ぞかならずしも哀しまん。何となれば人寿は定まりなし。禾稼のかならず四時を経るごときにあらず。十歳にして死する者は十歳中おのずから四時あり。二十はおのずから二十の四時あり。三十はおのずから三十の四時あり。五十、百はおのずから五十、百の四時あり。十歳をもつて短しとするは、9.ケイコをしてク.霊椿たらしめんと欲するなり。百歳をもつて長しとするは、霊椿をしてケイコたらしめんと欲するなり。ケ.斉しく命に達せずとす。
 義卿三十、四時すでにそなはる、また秀でまた実る。そのコ.秕たるとその粟たると、わが知るところにあらず。もし同志の士、その微衷をあわれみ10.ケイショウの人あらば、すなはち後来の種子いまだ絶えず、おのづから禾稼の有年に恥じざるなり。同志それ、これを考思せよ。(「留魂録」 吉田松陰)
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<30-1向け 漢検1級 模擬試験問題 その5 標準解答>
(一)
1.ようふん 2.ひょうひょう:*よりどころ 3.さがく 4.きんぷ 5.たくちゅう 6.へきずい 7.しとく 8.ひるい 9.せつぜん 10.ふこ 11.かっそ 12.とうでき 13.きんあつ 14.ちょりゅう 15.ちょうばい 16.たんこ 17.そんじょう 18.けんあい 19.けいねん 20.せんしょう
21.うじ 22.ふすま 23.ものう(く) 24.あやま(らん) 25.かた 26.きざはし(階、段、陛) 27.きわ(やか) 28.さいな(まれ) 29.もう(け)  30.むらだ(ち)
(二)
1.伎楽 2.哩 3.扁桃腺 4.腑 5.瘡 6.絽 7.跛行 8.薔薇・薔 9.弥栄 10.病褥・病蓐 11.黴菌 12.縺 13.隕石・殞石 14.剽軽 15.溘焉 16.講筵 17.鰆 18.椹 19.竰 20.逧
(三)
1.延攬(えんらん) :①人をひきつけて味方にする ②引き立てる
2.(漢検2)達見(タッケン):物事の道理を見通した考え。すぐれた見識。 類)達識 対)浅見 (広辞苑)広く物事に通じた見識。すぐれた意見。達識。
 CF:卓見:(広辞苑)すぐれた見識。すぐれた意見。
3.峭峻 高くけわしいさま  *ダミー:懸崖・・・切り立ったようながけ
4.翠巒
5.天錫(漢検2掲載熟語) CF:天爵:(広辞苑)その人に自然に備わった徳の高さ。⇔人爵
(四)
1.面折 2.汨羅 3.披星 4.氾愛 5.恢廓 6.蒲輪 7.璞玉 8.勢峻 9.哢月 10.挈領
問2
1.しょきゅう 2.じゅうじょ 3.こけい 4.いこう 5.きょっく
1.関関(雎鳩):夫婦の仲がよいこと
2.(柔茹)剛吐(じゅうじょごうと):(弱者を見下して強者に謙るという)世の常を言う言葉。
3.委肉(虎蹊):みすみす危険や災難を招くたとえ。また、犬死することのたとえ。
4.(懿公)喜鶴:つまらぬものをかわいがり、身を滅ぼすことのたとえ。
5.(跼懼)蹐迷(キョックセキメイ):ひどく恐れ迷うさま。
ダミー:千里(結言) 国君(含垢) (夷険)一節
(五)
1.さはり 2.あほうどり 3.さざえ 4.メキシコ 5.ベルリン 6.ごんずい 7.にわとこ 8.びろう 9.かにくさ 10.かぶす
(六)
1.かけん 2.せ(める)・とが(める) 3.てんぼう 4.のぞ(く) 5.はんしょ 6.や(く) 7.はくえい 8.う(つ) 9.いくごく 10.ひさ(ぐ)
(七)
1.抽簪 2.膏腴 3.剴切 4.直截 5.牴牾
6.造詣 7.泰斗 8.弄翰 9.述職 10.飛淙
(八)
1.杙 2.鴟目 3.易地 4.上刑 5.吮疽 6.甚解 7.針縷・鍼縷 8.方丈 9.針錐・鍼錐 10.夏畦
*「脅肩諂笑(キョウケンテンショウ)、夏畦(カケイ)より病(つか)る」ともいう。
*大辞林 第三版:夏畦:暑い夏に田を耕すこと。労苦の大きいことのたとえ。
*広辞苑ナシ
(九)
1.至誠 2.悃誠(「懇誠」も可だろう) 3.菲薄 4.尋鞠(「訊鞫」・「訊鞠」「尋鞫」も可だろう) 5.三尺 6.歴詆 7.夏苗 8.醴 9.蟪蛄 10.継紹
ア.こいねが(ひ) イ.ふ(せざる)(全集は「相孚(あい・ふ)する」読み。「相孚(ソウフ)」という熟語もアリ・・・いずれにしても“フ”読みか・・・) ウ.はた エ.とが(め) オ.つぶさ(に) カ.の(する) キ.かか ク.れいちん ケ.ひと(しく) コ.しいな(「くずごめ」という訓もあるが・・・)

(参考)
*三尺(サンセキ)
「竹簡・木簡:日本大百科全書(ニッポニカ)の解説
・・・また漢代の制度では、詔書や法令は長さ三尺(一尺は23センチメートル)の簡に、経書は二尺四寸、私用のものは一尺のものが用いられた・・・」
*継紹:(広辞苑)事業をうけつぐこと。 CF.継承:(広辞苑)うけつぐこと。承継。

(参考・・・当方にて想定した分野別得点(減点)・・・)
(一)🔺5 (二)🔺4 (三)🔺4 (四)🔺5 (五)🔺2 (六)🔺2 
(七)🔺4 (八)🔺8 (九)🔺6
計🔺40  160点前後?
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お知らせ: 「棘」関連記事の加筆

2018年03月23日 | 熟語の読み(音・訓) -その他-
日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
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             <漢字の学習の大禁忌は作輟なり>         <一跌を経れば一知を長ず>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級190点台復活(あわよくば200点満点) ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ☆☆☆
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む> <百里を行く者は九十を半ばとす> <為さざるなり。能わざるに非ざるなり。(孟子)>★★★
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●「熟語の読み・一字訓読」シリーズの以下の記事につき加筆しております。
●過去(最初のころ)にまとめた“音訓整理(1級)”と主として漢検2掲載内容とを比較しながら、“自由演技”している際中・・・今後、断続的に、こういうお知らせをすることがあります・・・ちょっとした修正・加筆程度なら、お知らせしないこともあるかもしれません・・・

「熟語の読み・一字訓読 (その129)2015年05月24日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級 」中の「棘」字のところ・・・・
<棘:キョク、いばら、とげ、ほこ、おどろ>
・いばら:棘心=いばらの木の心。棘樹、棘叢、棘ヒ、棘木、棘林、棘籬・・・棘矜(キョクキン)=いばらの木で造ったほこの柄
・とげ:棘刺=いばらのとげ=棘針=棘鍼、棘鰭類(キョクキルイ)、棘鬣魚(キョクリョウギョ)=魚の名。鯛の異名。赤鯛とも。俗に銅盆魚とも。棘皮動物・・・
・ほこ:(「戟」のこと)抜棘=「棘(戟)を抜いてこれを逐う」
・おどろ:棘路(キョクロ、おどろみち) *棘路(キョクロ)は公卿の異称。
(2017.6.5修正)
 「棘矜(キョクキン)=いばらの木で造ったほこの柄」は、ここでは「棘」はいばらの意なので、“いばら”のほうへ移行させました。(以前は「ほこ」のところに掲載していた・・・)

(2018.3.23追加)
棘門(キョクモン):(大字源)①矛を並べて立て、門としたもの。天子が外出して宿る所につくる。②宮殿の門に矛を立てることをいう。 ③地名(略) ・・・*この「棘」は“ほこ”の意。

(漢検2)キョク、いばら・とげ・ほこ・おどろ
意味:①いばら。とげのある低木の総称。「荊棘(ケイキョク)」 ②とげ。はり。「棘皮」 ③ほこ。武器の一種。
下つき:槐棘(カイキョク)・枳棘(キキョク)・九棘(キュウキョク)・荊棘(ケイキョク)・茨棘(シキョク)・草棘(ソウキョク)
「棘」から始まる言葉:棘(いばら) 棘蟹(いばらがに) 棘(おどろ) 棘心(キョクシン) 棘皮動物(キョクヒドウブツ) 棘(とげ) 棘魚(とげうお) 棘心(キョクシン):①イバラの木のしん。②育てるのに苦労する子どもを、生長しにくいイバラの木にたとえていう言葉。「凱風(ガイフウ)南よりして彼(か)の―を吹く」〈『詩経』〉

槐棘:(デジタル大辞泉)三槐と九棘。三公と九卿。公卿。宮廷の人。「槐門棘路」
九棘:「キュウギョク」とも。(昔、中国で九卿の座を表すために9本の棘 (いばら) を植えたところから)公卿 (くぎょう) 。
枳棘(キキョク):からたちといばら。心にとげのある悪人をたとえていう語。
荊棘(ケイキョク):①いばら。また、いばらなどの生えている荒れた土地。 ②障害になるもの。また、障害などの多い状態。 ③人を害しようとする心。また、その人。 (デジタル大辞泉)荊棘:1 イバラなど、とげのある低い木。また、そういう木の生えている荒れた土地。2 障害になるもの。じゃまになるもの。困難の多いたとえ。「 荊棘を除く」「荊棘の道を歩む」3 人を害しようとする心。悪心。「心に荊棘を持つ」
茨棘:(漢検2)「茨に棘あり」(いばらにとげあり) (大字源)①いばら。②草深い田舎のたとえ。
草棘:(大字源)くさと、いばら。転じて、草深い土地。未開の地。
*当て字:<荊棘(おどろ)>
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お知らせ: 「掫」関連記事の加筆

2018年03月22日 | 熟語の読み(音・訓) -その他-
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             <漢字の学習の大禁忌は作輟なり>         <一跌を経れば一知を長ず>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級190点台復活(あわよくば200点満点) ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ☆☆☆
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む> <百里を行く者は九十を半ばとす> <為さざるなり。能わざるに非ざるなり。(孟子)>★★★
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「熟語の読み・一字訓読 (その109)&(その110) 捏 掎 掫 捶 掏 捩 掾 揀 2015年05月12日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-」

掫:ソウ、シュ、シュウ、よまわ(り)
よまわ(り):(音熟語なし。)「掫(よまわ)り」 *下記「掫扞(シュウカン)」が該当するかもしれない・・・。
その他:(大漢和)<Ⅰ.>①まもる(=柝鼓(タクコ)の類をうって夜回りする) ②たきぎ(薪)、あさがら(麻幹) ③地名 ④「趣」に通じる ⑤姓 の意。<Ⅱ.>①うつ(撃) ②なす(「聚」に通じる)③もつ・とる(取) の意
→掫囊(シュウノウ)=ふくろの口をとじる(=蘊蓄を外にもらさないこと=学問はあっても実行しないこと)、*「学びて行わざる、之に命じて掫囊といふ」(荘子)。掫集(シュウシュウ)=集まる。掫扞(シュウカン)=まもる。 その他、「軍掫」「師掫」の語あり。
(参考)拆:タク、ひょうしぎ、き 
(2018.3.22加筆)
大字源:「干掫(カンソウ)=撃柝(ゲキタク)=よまわり、拍子木や鼓などを打って夜回りする。
大漢和:「・・・陪臣、干掫」=拆鼓の類をうって夜回りをする意。「まもる」意。
とあり、「よまわ(り)」に該当する熟語の一つとして「干掫(カンソウ)」がある
(ただし、字通の逆さま熟語の「掫干」は「シュウカン」と読ませているが・・・)
・漢検漢字辞典第2版では、「ソウ、シュウ、シュ、よまわ(り)」 意味「①よまわり。木を打ち鳴らして夜回りする。②手にもつ 類:取」とあるも、熟語記載はナシ。
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お知らせ: 「拉」関連記事の加筆

2018年03月22日 | 熟語の読み(音・訓) -その他-
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             <漢字の学習の大禁忌は作輟なり>         <一跌を経れば一知を長ず>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級190点台復活(あわよくば200点満点) ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ☆☆☆
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む> <百里を行く者は九十を半ばとす> <為さざるなり。能わざるに非ざるなり。(孟子)>★★★
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「熟語の読み・一字訓読 (その107)&(その108) 抛 拉 拿 挌 拵 捍 2015年05月11日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級- 」

拉:ラツ、ラ、ロウ、くじ(く)、ひし(ぐ)、ひしゃ(げる)、ひ(く)  (赤字部分:2018.3.22加筆)
 *「ラツ、ラ」は慣用音。
(大字源では、「ロウ(漢・呉音)ラツ(慣用音)ラ(呉音)」)
*ほとんどが“ロウ”音熟語。
*例外は、「拉致(ラツチ・ラチ)」<拉丁(ラテン)><拉薩(ラサ)>拉麺(ラーメン)拉殺(ロウサツ・ラサツ)⇦大字源では“ロウサツ”読みのみ。

くじ(く):拉朽(ロウキュウ)=朽ちたものをくじく→容易なことの喩え。拉脅(ロウキョウ)=脇骨をくじく。拉歯(ロウシ)。
ひし(ぐ)、ひしゃ(げる):拉殺(ロウサツ)=ひしぎ殺す(字通)・手で捩じ殺す(大漢和)。
ひ(く) :拉致(ラツチ・ラチ)=引き連れる (大漢和はラツチ、字通はラチ)。拉弓(ロウキュウ)=弓を引く。拉過(ロウカ)=引き連れる。拉車(ラシャ・ロシャ)=車を挽く。(大漢和はラシャ、字通はロシャ←印字・校正の間違いか???)
その他1:拉丁(ラテン)=羅甸(ラテン)=臘丁(ラテン)。
その他2:下付きの熟語で「くじく、ひしぐ、ひしゃげる」に対応すると思われるも熟語:摧拉=摧折、敲拉(コウロウ)=たたきくじく(うちくだく)。摺拉(ロウロウ)=とりひしぐ・くじく。捶拉。打拉。批拉(ヒロウ)=うちくだく。(*批(う)つ)・・・
その他3:(その他の読み・意味があるもの)
拉雑(ロウザツ)=①まぜる・よせあつめる ②しまりなくだらしないこと(呉の方言?)  「他心を拉雑して、これを摧焼せん」 *大字源ではロウソウ読み。(ただし、「雑(ザツ・ゾウ)」に、現行“ソウ”音はないので“ロウザツ”読みで良いと思う)
拉颯(ロウサツ)=みにくいさま(字通)・むさくるしいさま(大漢和)。乱れたさま。雑然としたさま。「衣被拉颯栖」(大字源)
拉撮(ロウサツ)=つまみとる。
拉答(ロウトウ)=拉塔=散漫でしまりがないこと。
拉上(ロウジョウ)=あげあしをとる。
拉瑟(ロウシツ)=風の音・風の吹く音。「拉(ロウ)」は風の音の擬声語。「~時に聴く、西風拉瑟の聲(声)」(蘇軾)「淅淅秋風、拉瑟(の)聲(声)」
   *拉瑟:大字源では「琴を弾く。転じて、風の音のさま。」(出典は上記と同じ)
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漢検1級 平成29年度 第3回 答え合わせ(最終)

2018年03月22日 | 漢検1級受験歴
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<漢字の学習の大禁忌は作輟なり> <一跌を経れば一知を長ず>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級190点台復活(あわよくば200点満点) ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ☆☆☆
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む>&<百里を行く者は九十を半ばとす> ★★★
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<漢検1級 平成29年度 第3回 答え合わせ(最終)>2018.3.22 最終訂正版
・・・本日(3/22)の採点結果変更通知および標準解答到着後の追加調査・情報等も踏まえて、補筆・・・
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(漢検1級 平成29年度 第3回 答え合わせ(最終):標準解答到着時
●標準解答到着・・・答合わせと比較した・・・
 ・熟字訓・当て字:リューマチ➪(標準解答)リウマチ ・・・これ、✖だったら、今後カタカナも注意しないと 他例:カナリア/カナリヤ・・・
 ・故事成語:金鐔 ➪(標準解答)金鍔  ・・・たしか、どっちも〇の筈だが・・・
 ・その他:“答え合わせ”と同じ。
●今後のために、以下の答え合わせの所に若干の補足を入れておいた・・・
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(初回記事アップ後、随時更新中・・・2018.2.6 19:18現在)
***(六)ー9.「徼冀」の読みを“きょうき・ぎょうき”と補筆***
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●みなさん、お疲れさま~(^^;)・・・答え合わせをお願いします。・・・いや~、今回も手ごたえ?歯ごたえ?のある問題でした(汗)・・・
●今回も故事成語・文章題を残して「30分経過」の声・・・時間の経過は前回と同じ感じ・・・
●ということは難易度もほぼ29-1、29-2と同程度か?・・・
●内容的には、今回は<対・類>と(前回同様)<文章題>が難しかったのではないでしょうか・・・特に<対・類>は組み合わせを間違えてしまうと相当の減点を喰らうことになりそう。また、文章題も前回ほどではないにしろ、それにほぼ匹敵する難度かと思った・・・あまり余裕なかった・・・
●でも今回は、前回・前々回と比べたら、なんとか55分間は(見直しも含めて)粘れた・・・懸案の“書き”も相当程度回復できてると思うのだが、どうかな(笑)
●皆さんはいかがでしたでしょうか、自己採点結果や受験後の感想などをお聞かせいただけたら幸いです👋
●今回、私はとりあえず自己採点はいたしません。(一応、解答の左に✖か△の記号は振ってありますが・・・)なにしろ、“書き”の減点が読めないので予断は許せませんので(笑)。
●では取り急ぎ・・・👍👍👍

(なお、コメントやその後の調べなどで、適宜、この答え合わせ欄は補筆訂正などを行っていく予定です。あらかじめお含みください。)

●別解もあると思いますが・・・
(1)読み問題
1.れっか
2.てっとう
3.いげつ
4.もうじょう
5.ぼゆう
6.りえん
7.せいかん
8.へいげい
9.とうてつもん
10.えんぼう
11.ごそ
12.てんぜん
13.かんでき
14.とうこう
15.べんりゅう
16.びまん
17.ろうろう
18.きょうこう
19.けいけいぜん
20.りんぞく
21.さき(に)
22.はだし (🔺すあし) *標準解答は“はだし”のみ表示してあったがどうかな?・・・当方は“はだし”と回答したからいいが・・・➪文意からはうまく読み取れないが、どうも“玄人はだし”と同じような使い方、意味のようだ・・・だから“すあし”は✕かもしれない・・・(3/22補筆)
✖23.やす(扠):なんの疑いもなく“さす”にしてしまった(汗)ダメだろな・・・
24.こ(める)
25.かが(めて)
26.くろかど
27.と(わん)
28.うるお(す) 
29.ものう(く)
30.た(てぬ)

(2)書き問題
1.啓蟄
2.富籤(富鬮)
3.瓔珞
4.瞠若
5.身嗜(み)
6.雁字搦(め)
7.暈(して)
8.膀胱
9.平仄 
10.幽邃
11.疚(しい)・疾(しい)
12.咬傷
13.蠟纈・臈纈(染め)  他に、「蝋結」、「蝋纈」などがあるが・・・私は「蠟纈」・・・と思ったら、「蠟纈」で漢検2に出てた・・・
14.篩(う)
15.鯔背
16.咆哮
17.剪定
18.筌蹄
19.錵
20.癪


(3)語選択
1.涕洟 
2.尋繹 ・・・当ブログ2か所で掲載あるも問題化はしていなかった。こういうのも問題化しておいたほうが良いのか・・・ 
3.裨補 ・・・記事あり。漢検2大見出しだし・・・
4.感佩 ・・・この熟語も何度も問題化したり、記事にしている。「服膺」との違いは“ありがたく思って(忘れないこと)”というところか・・・。
5.比擬 ・・・「自分のブログから <27-3向け模試 & 27-2向け模試>の復習③ 2017年10月13日 | 模擬試験問題」の記事でしか提供していない。こういうのも語選択問題でつくっておいたほうがよいのか・・・


(4)四字熟語  
ー問1ー
1.緊褌
2.鏤塵
3.貪夫
4.眥裂
5.禹行
6.趺坐
7.流觴
8.逾邁
9.旰食
✖10.生動  ・・・「声動」にしちゃった・・・アホ。 
ー問2ー
1.ふざん
2.はんたく
3.しょうけい
4.いいん
5.ぼうじょ

(5)熟字訓・当て字 
1.さば
2.ハリウッド
3.どうさ
4.あおさ
5.かたばみ
6.やまかがし
7.つるにんじん
8.みるめ
9.リューマチ *漢検2は“リウマチ”(説明文中には“リューマチ”とはあるが・・・) ➪“リューマチ”でも〇だった・・・
10.しみ

(6)熟語(音読み・訓よみ) 
1-2 ✖そえん - さかのぼ(る) ・・・考えすぎた。たぶん“キエン”と書いちゃった (「泝(ソ)」じゃなくて(直前まで学習していた)「沂(キ)」熟語と勘違いした・・・「沂」は「浴沂(ヨクキ)の楽しみ」の「沂(キ)」だったわ・・・) 
3-4 きくごく - ただ(す) 
5-6 ひょうき - よ(る) 
7-8 しょうく ー おそ(れる) 
9-10 きょうき・ぎょうき ー もと(める)  

(7)対義語・類義語
1.矮屋(⇔大廈)
2.巍峨・嶬峨(⇦坦夷) 「巍峨」だろうな・・・。「嶬峨」と書いた・・・この熟語どこかにあったと思うのだが今のところ見当たらない・・・➪本日の変更通知で「嶬峨」も〇となった・・・
3.跼蹐(⇔闊歩)
4.天眷(⇔天譴)  *当ブログ模試等で出題済み。
5.甄別(⇔溷淆)
6.霄壌(=覆載)  *これも当ブログにアリ。
7.黄吻(=白面)  *当ブログで出題済み(と思う)
8.樗櫟(=秕糠)
9.流眄(=睇視)
10.布衣(=黎元)

(8)故事・成語・諺
1.膾
2.葷酒
3.渭浜
4.昆弟
5.烏鵲
6.豌豆
7.礼楽刑政
8.金鐔  ・・・標準解答「金鍔」・・・ 標準解答にはなかったが「金鐔」も勿論〇だった・・・
9.牖中
10.佚

(9)文章題(出典:Aは「ジュール・ヴェルヌ「新説 八十日間世界一周」」(川島忠之助訳)、Bは「中江兆民「東洋自由新聞」発刊への「祝詞」より」)
*以下のとおり、解答には(原文に当たっていないので)、不正確な部分が多々あります。
*原文に当ってくれたS+さんの情報で訂正した部分があります(2/4 19:05現在)
1.宛転      ・・・原文もこれらしい(〇)
✖2.瑳瑳      ・・・「些些」も「瑣瑣」もオカシイとは思っていたけど、とても思い浮かばない熟語ではあった。今回最大の難問では?
✖3.榴花     ・・・“リュウカ”とあったら「柳花」しか浮かばなかった・・・最初“リョウカ”って書いてあると思って「蓼花」と書いたから、それを引きずっていたかも・・・。この一文、しっかり読み込めていれば、2と3の熟語は連動して出たかも知れないけど、そんな余裕も時間もなかった。
4.彷彿(髣髴)
5.玲瓏 
6.円顱
✖7.枯槁  ・・・原文は「枯槁」の由。「糊口」とした。どっちも浮かんで、「糊口」のほうが適していると思ったのだが・・・。
✖8.有司 ・・・原文は「有司」の由。 「遊士」とした。 う~ん、これでも意味は通じるとは思うのだが・・・ダメだね。
9.延(いて)
10.寒陋  ・・・原文もこれらしい。(造語かと思ったら、新漢語林にこの熟語があった「貧しくていやしい意」。)・・・広辞苑の「寒生:貧しい書生」という熟語がおそらく頭に残っていて、文脈から「寒」と「陋」の字が浮んでくれたようだ。

ア.うんびん
イ.くしけず(って)
ウ.せんけん
エ.りょうこう(両鉤)  *標準解答も音読みで“りょうこう”だった。音読みか訓読みか、紛らわしい出題だった。
オ.いやしく(も)
カ.せんちゅう(鮮稠) 
キ.せん(する) (贍する) *標準解答も“セン”(音読み)。ま、こういう読み方しかできないけど、これも紛らわしいといえば紛らわしい。
ク.か(り)
ケ.ほしいまま
コ.こはん
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漢検1級(29-3) 188点  (採点結果変更+2点)

2018年03月22日 | 漢検1級受験歴
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             <漢字の学習の大禁忌は作輟なり>         <一跌を経れば一知を長ず>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級190点台復活(あわよくば200点満点) ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ☆☆☆
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む> <百里を行く者は九十を半ばとす> <為さざるなり。能わざるに非ざるなり。(孟子)>★★★
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●何の手紙かと思ったら、招待状でも段位認定でもなんでもなかった・・・採点結果変更通知だった・・・

●対義語の「坦夷」⇔(標準解答)「巍峨」以外に、「嶬峨」も正解とするだって・・・弊ブログの“答え合わせ”にも書いたように、この熟語、どこかで見たか書いたかした記憶があったんだよな・・・その後調べてないけど・・・で、結局、+2点で、188点になった・・・

●前回の“惷愚”ほど騒がれていなかったと思うけど、採点委員会ってのはよく見てるんだなあ・・・それとも、得点上位者の答案は念入りに調べてんのかあ(苦笑)これはちょっと“痛し痒し”ってところがあるな、特にトメハネクズシなんか、よく見られると、コマる(苦笑)

●チャートと結果コメントも変更になってら・・・<対義語・類義語>がこれで満点になったからか・・・

●“答え合わせ”も、その後の調査や情報も踏まえて、もう一回、最終更新しておこうかな・・・。
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お知らせ:「很 惓 愎」 関連記事の加筆

2018年03月22日 | 熟語の読み(音・訓) -その他-
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             <漢字の学習の大禁忌は作輟なり>         <一跌を経れば一知を長ず>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級190点台復活(あわよくば200点満点) ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ☆☆☆
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む> <百里を行く者は九十を半ばとす> <為さざるなり。能わざるに非ざるなり。(孟子)>★★★
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●「熟語の読み・一字訓読」シリーズの以下の記事につき加筆しております。
●過去(最初のころ)にまとめた“音訓整理(1級)”と主として漢検2掲載内容とを比較しながら、“自由演技”している際中・・・今後、断続的に、こういうお知らせをすることがあります・・・ちょっとした修正・加筆程度なら、お知らせしないこともあるかもしれません・・・
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●「熟語の読み・一字訓読 (その93)&(その94) 很 怎 怛 怕 怦 恁 恊 恍 恃 恤 恂 恬」(2015年05月04日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-)

很:コン、もと(る)、はなは(だ)
もと(る):很忤、很愎(コンヒョク・コンフク)=心がねじけもとる、很戻、很剛、很心・・・
・はなは(だ):很好(コンコウ)=甚だ良い、很鷙=凶猛、很恣=勝手気まま、很突=凶悪、很剌(コンラツ)=悪辣
(2018.3.22加筆)
(漢検2)
很忤(コンゴ):(大字源)もとりさからう。人の言うことを聞き入れない。同)狠忤
很戻(コンレイ):(大字源)ねじけもとる。道に背く。同)狠戻
很好(大字源は熟語掲載のみ。「狠好」も同義だが熟語のみ。)
下つき:傲很(ゴウコン)・・・(大字源)高慢で人に逆らう。同)慠狠 慠很 慠狠

●「熟語の読み・一字訓読 (その97)&(その98) 悸 惓 悴 悽 惘 悾 惧 惺 愃 愎 慍 慇」(2015年05月06日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級- )

惓:ケン、つつし(む)、う(む) *漢検2「う(む)」訓のみ。
 *「惓(う)む」の「惓」は「倦」と同義。「倦」の方が一般的。う(む)意での「惓」熟語はナシ。➪大字源に「惓怠」アリ
つつし(む):惓惓(ケンケン)=ねんごろ、真心をつくすさま
う(む):「惓む」=「倦む」 *倦厭・倦怠・倦労・疲倦・誨人不倦・倦怠疲労 ・孜孜不倦 (シシフケンン)・・・
      惓怠(ケンタイ):(大字源)いやになって怠ける。同)倦怠

愎:フク、ヒョク、もと(る)、そむ(く)  *「フク」は慣用音 ヒョク(呉音)
(「もとる」も「そむく」もほぼ同義なので区分する意味はそれほどない)
もと(る):愎気(フクキ)=剛愎=剛戻、愎戻=人に従わない、愎很(フクコン)=理にもとる、愎鷙(フクシ)=もとる、愎諫(フクカン)=いさめにもとる・諫言を用いない *「諫(カン)に愎(もと)り、卜に違う」(左伝)
そむ(く):愎勃(フクボツ)=逆乱
*その他熟語:狼愎、貪愎、很愎(コンフク・コンヒョク)、矜愎、頑愎・・・
(2018.3.22加筆)
(漢検2)意味:もとる。そむく。片意地をはる。「愎戻」「剛愎」
剛愎:(広辞苑)ゴウフク:強情で人に従わないこと。かたいじ。
愎戻:(大字源)フクレイ:心がねじけていて片意地である。
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慇慇と殷殷 憂心慇慇(殷殷)・・・

2018年03月21日 | 気をつけたい同音異義熟語
日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
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             <漢字の学習の大禁忌は作輟なり>         <一跌を経れば一知を長ず>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級190点台復活(あわよくば200点満点) ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ☆☆☆
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む> <百里を行く者は九十を半ばとす> <為さざるなり。能わざるに非ざるなり。(孟子)>★★★
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●「慇慇」「殷殷」ともに、漢検2に掲載アリ・・・「慇慇」は熟語のみ掲載。「殷殷」は、大見出しで意味説明記載あるも不十分。

●「慇慇(殷殷)」は、“憂えいたむさま”(大字源) (広辞苑では、「殷殷」で“②憂えるさま”の意アリ)

●「殷殷」には、「鐘・雷・鉄砲などの音がとどろくさま」「憂えいたむさま、憂えるさま」以外にもさらに意味あり。

●「慇慇」と「殷殷」関連の記事を、それぞれ、「音訓シリーズ」の該当記事のところにも加筆済みですので、併せてお知らせしておきます。

<慇:イン、いた(む)、ねんご(ろ)>
(漢検2)
音 イン 訓 いた(む) ねんご(ろ)
意味①いたむ。心をいためる。「慇慇」 ②ねんごろ。ていねい。「慇懃(インギン)」
「慇」から始まる言葉:慇懃(インギン) 慇懃無礼(インギンブレイ)

慇慇(インイン):(大字源)憂え痛むさま。(詩経・小雅)「我、独り念う、憂心慇慇たり」 同)殷殷

<殷:イン、アン、さか(ん)、おお(い)、ゆた(か)、ねんご(ろ)、なりひび(く)、にぎ(やか)、あか(い)>
(漢検2)
音 イン・アン 訓 さか(ん)・おお(い)・ゆた(か)・にぎ(やか)・ねんご(ろ)・あか(い)  *漢検2には“なりひび(く)”訓ナシ
意味:①さかん。おおい。ゆたかに富む。にぎやか。「殷賑(インシン)」「殷盛」
   ②ねんごろ。深い。「殷勤(インギン)」「殷憂」
   ③なりひびく。音の強く響くさま。「殷殷」「殷雷」
   ④中国王朝の名。 ⑤あかい。赤黒い色。「殷紅(アンコウ)」「朱殷(シュアン)」
下つき:朱殷(シュアン)
「殷」から始まる言葉:殷殷(インイン) 殷鑑遠からず(インカンとおからず) 殷墟文字(インキョモジ) 殷賑(インシン) 殷盛(インセイ) 殷富(インプ) 殷ん(さか-ん)
殷殷(インイン):鐘・雷・鉄砲などの音がとどろくさま。「―たる砲声」
 (注)「殷殷」には、「鐘・雷・鉄砲などの音がとどろくさま」、「「憂えいたむさま」以外の意味もアリ・・・詳細は下記参照。

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●「熟語の読み・一字訓読 (その97)&(その98) 悸 惓 悴 悽 惘 悾 惧 惺 愃 愎 慍 慇 2015年05月06日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級- 」記事の加筆のお知らせ

<慇:イン、いた(む)、ねんご(ろ)>
・いた(む):慇慇(インイン)=思いいたむさま・心痛するさま=殷殷、慇憂=殷憂=深くうれえる=痛切なうれい(いたむ)
・ねんご(ろ):慇勤(インキン)=慇懃(インギン)
・その他:(「殷」に通じ、「さかん」の意あり) 慇潤(インジュン)=さかんにうるおす
(2018.3.21加筆)
(漢検2)意味①いたむ。心をいためる。「慇慇」 *読み、意味とも記載ナシ。
慇慇:(大字源)憂え痛むさま。(詩経・小雅)「我、独り念う、憂心慇慇たり」 同)殷殷

●「熟語の読み・一字訓読 (その136)櫺 欒 殍 殷 2015年05月31日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級 」加筆のお知らせ

<殷:イン、アン、さか(ん)、おお(い)、ゆた(か)、ねんご(ろ)、なりひび(く)、にぎ(やか)、あか(い)>
・さか(ん):殷盛、殷強、殷昌、殷富、殷阜・・・
・おお(い):殷要=大いに肝要なところ。殷憂=大いにうれえる。
・ゆた(か):殷実=物がみちみちる、物が多く充実する
・ねんご(ろ):殷勤(=慇懃)
・なりひび(く):殷殷、殷雷=盛んに鳴り轟く雷
・にぎ(やか):殷賑=殷軫
・あか(い):殷紅(インコウ・アンコウ)、殷身(アンシン)=体を赤黒く染めること。殷色(インショク・アンショク) *大漢和は「イン」読みもあり。
(2018.3.21加筆)
(漢検2)「殷」から始まる言葉:殷殷(インイン):鐘・雷・鉄砲などの音がとどろくさま。「―たる砲声」
(大字源)殷殷(インイン):①憂えいたむさま。「北門より出づ、憂心殷殷たり」(詩経・北門) ②多いさま。「丈夫女子、振振殷殷」 ③物の倒れようとするさま。「殷殷田田、牆を壊すが如し」 ④雷や車の音のとどろくさま。「鞫鞫殷殷、三軍の衆、有るが若し」
(広辞苑)殷殷(インイン):①音の盛んなさま。雷や大砲や車などの音のとどろくさま。「・・・たる砲声」②憂えるさま。「憂心・・・」
*広辞苑には「慇慇」はナシ。
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お知らせ:「廬」 関連記事の加筆 

2018年03月21日 | 熟語の読み(音・訓) -その他-
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             <漢字の学習の大禁忌は作輟なり>         <一跌を経れば一知を長ず>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級190点台復活(あわよくば200点満点) ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ☆☆☆
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む> <百里を行く者は九十を半ばとす> <為さざるなり。能わざるに非ざるなり。(孟子)>★★★
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●「熟語の読み・一字訓読 (その91)&(その92) 廩 龐 廬 廱 弁 弋 弭 弸 彎 彙 2015年05月03日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-」記事中、「廬」のところを以下のとおり追加しております。
●過去(最初のころ)にまとめた“音訓整理(1級)”と主として漢検2掲載内容とを比較しながら、“自由演技”している際中・・・今後、断続的に、こういうお知らせをすることがあります・・・ちょっとした修正・加筆程度なら、お知らせしないこともあるかもしれません・・・
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<廬:リョ、ロ、ル、いおり、いえ>
いおり:廬庵(ロアン)、廬冢(ロチョウ)=いおりとはか(つか)、廬室(ロシツ)=草庵・いおり(または、家屋・家宅)
いえ :廬宅、廬室、廬宇=家屋・すまい(または、いおり)=廬宅、廬第(ロテイ)=邸宅、廬廡=家・屋宇
(2018.3.21追加)
(漢検2)意味:①いおり。草や木で造った粗末な家。仮の小屋。「廬舎」 ②いえ。建物。「精廬」
下つき:蝸廬(カロ)・結廬(ケツロ)・出廬(シュツロ)・草廬(ソウロ)・田廬(デンロ)
廬舎:粗末な小屋。草や木で造った小さな家。いおり
精廬:セイロ(大字源)①読書する所。学校。塾。②てら。精舎(ショウジャ)。*“セイシャ”読みなら、「大字源:①読書する所。学校。塾。②精神のやどる所。こころ。からだ。道士のいる所。」
結廬:いおりを構える。
田廬:耕作地のなかにある家。いなか家。
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お知らせ:「嵌」 関連記事の加筆 

2018年03月21日 | 熟語の読み(音・訓) -その他-
日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
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             <漢字の学習の大禁忌は作輟なり>         <一跌を経れば一知を長ず>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級190点台復活(あわよくば200点満点) ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ☆☆☆
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む> <百里を行く者は九十を半ばとす> <為さざるなり。能わざるに非ざるなり。(孟子)>★★★
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●「熟語の読み・一字訓読 (その85)&(その86) 2015年04月30日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-」記事中、「嵌」のところを以下のとおり補筆・追加しております。
●過去(最初のころ)にまとめた“音訓整理(1級)”と主として漢検2掲載内容とを比較しながら、“自由演技”している際中・・・今後、断続的に、こういうお知らせをすることがあります・・・ちょっとした修正・加筆程度なら、お知らせしないこともあるかもしれません・・・
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(2018.3.21 補筆・・・赤字部分)
<嵌:カン、あな、ほらあな、けわ(しい)、は(める)、はめこ(む)、ちりば(める)>
あな:嵌竇(カントウ)=あな 「遠川、曲がりて流れを通じ、嵌竇潜(ひそ)みて瀬(ライ)を洩らす」 (杜甫・万丈潭)、山嵌(サンカン)
ほらあな:嵌巌(カンガン)=山洞、嵌窟(カンクツ)=洞穴、
けわ(しい):嵌谷(カンコク)=深い谷、嵌巉(カンザン)=山がけわしい、嵌嵒(カンガン)=けわしい山・巌(いわお)・・・✕か。下記参照
は(める) :嵌金=象嵌、嵌工=象嵌工
はめこ(む):嵌合(カンゴウ)
 *その他(「上に大きく開き張るさま」の意)嵌空(カンクウ)=広々としたさま。穹嵌。空嵌。・・・✕か。下記参照。
 *他に「嶄嵌(ザンカン)」=けわしいあな?ほらあな?(不詳)・・・✕か。下記参照。 
(2018.3.21 追加)
(漢検2)意味①はめる。はめこむ。ちりばめる。「嵌工」「嵌入」
②あな。ほらあな。くぼみ。「嵌空」「嵌谷」類)坎(カン)
③けわしい。「嶄嵌(ザンカン)」
下つき:象嵌(ゾウカン)・(ゾウガン) 
「嵌」から始まる言葉▲嵌(あな)▲嵌工(カンコウ)▲嵌頓(カントン)▲嵌入(カンニュウ)
▲嵌まり役(はまりヤク)▲嵌め殺し(はめころし)▲嵌める(は-める)
嵌空(カンクウ):(大字源)①うつろ。ほらあな。②透き通ったような美しさ
嵌谷(カンコク):(大字源)深い谷。深谷。嵌嵒(カンガン)=深い谷。谷の深いさま。
嶄嵌(ザンカン):(大字源)山が険しく奥深いさま。

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