8月23日迎賓館・赤坂離宮を参観してきました。
一年に一度だけ、抽選で内部の参観ができる日があります。
5月下旬に内閣府のHPに詳細が発表され、6月に受付け、
7月に、抽選結果の通知がありました。
お友達がその旨、教えてくれたので、申し込んでおきましたら
夫と2人分当選しました。 うれしいことに無料ですよ。
1909年に東宮御所として建設され赤坂離宮と呼ばれていたもので、
ジョサイヤ・コンドルの最初の弟子の一人、片山東熊の設計で建てられた
ネオ・バロック様式の洋風宮殿で、日本では唯一でした。
その後、村野藤吾の設計協力により、昭和45年から5年かけて改修し、
現在の迎賓館となりました。
建設されて丁度100年後の2009年には、国宝に指定されています。
正門 上部に菊のご紋章
第二次世界大戦後は、皇室から国へ移され、今は、国家元首や国賓を
招いたりと外交の場になっています。
日本を印象づける松が140本(だったと思う)植えられています。
左: 正門から右へ曲がって、西門へいきます。ユリノキ通りと言って、5月ごろは
ユリノキ(チューリップ・ツリー)が見事です。
右: 受付で身分証明書の提示をして、セキュリティチェックを受けます。
思ったほど混んでいませんでした。
西門を入った所の花壇 ここから入場します。
公開される部屋は、彩鸞(さいらん)の間、花鳥の間、朝日の間、羽衣の間、
中央階段と2階ホールですが、ボランティアの方の丁寧な説明を受けながら
絢爛豪華な内部を参観しました。 写真はダメです。
西洋建築の中に日本の細工が随所に取り込まれていて、素晴らしいものでした。
そのあとは、主庭にでました。
建物の裏側。玄関から噴水まで左右対称の軸が通っています。
関東大震災にも耐えた頑丈な建物です。
南に面した主庭の噴水
儀式の場に飾られる立派な盆栽 150年の松
主庭を東へ回って、前庭にでたところ。 正面玄関の扉 「五三の桐」の文様
正面の屋根は緑青で、天球儀と鳳凰(でしょう?)が見事です。
正面中央には、バルコニーがあり、この下が玄関です。
甲冑をかたどった青銅製彫刻が見られ、日本らしさを表しています。
日常からかけ離れた贅沢な時間を過ごさせてもらいました。
夫は中学か、高校の頃、当時あった国会図書館へ勉強に行ったことがあり、
私は、国会に勤めていた時に、離宮の庭で職場の運動会があったりして、
ともになつかしい場所でした。