11月2日 世田谷美術館へ行ってきました。
都立砧公園の一角に位置する世田谷美術館では、
「アンリ・ルソーから始まる 素朴派とアウトサイダーズの世界」展が
行われています。 ~ 11月10日まで。
めずらしく友達が誘ってくれたので、3人で小田急線・千歳船橋で待ち合わせ
環八通りに出てバスで美術館入口まで。連絡がよくて30分、11時に着きました。
ちょっと早いけど先に食事をしたほうがいいんじゃない?…ということで
美術館とつながったレストラン、ル・ジャルダンでランチセットのステーキを
食べました。全面ガラス張りの窓越しに、広々した砧公園が眺められて
ゆったりと食事が出来ました。
「アンリ・ルソーから始まる 素朴派とアウトサイダーズの世界」展の
展示作品(137点)は、すべて世田谷美術館の所蔵作品だそうです。
「素朴派」とは、美術教育を受けたことがなく、プロを目指してもいない素人画家。
「アウトサイダー」とは、精神疾患などを抱えつつ、絵を描いた人々。
アンリ・ルソー(1844~1910)の油彩画3点、版画1点
40歳から独学で描き始め、どんなに嘲笑されようと画くことをやめなかった
アンリ・ルソー。初期の風景画、人物画がゆったりした室内で 展示されていました。
「フリュマンス・ブッシュ」の肖像
絵の説明によれば、ルソーは、最初の奥さんを亡くし、
2番目の奥さんにしたいと思った女性が、他の男と
結婚してしまったが、程なくして未亡人になり
寂しく暮らしていた。
ルソーは、その女性を慰めるため彼女の夫の
生前の姿を書いてプレゼントした・・・のだとか。
恋敵・・・って事じゃないですか?
彼って、本当に一生懸命で、生真面目で
「ただ好きだから画く」人だったようですね。
70歳過ぎてから、ペンキで絵を描き始めた グランマ・モーゼスや
イギリスの大政治家 サー・ウエストン・チャーチル他
人生の達人たちの豊かな作品に会えました。
この絵は、出展していません。
これは、今人気の原田マハさんが 「キャンパスの楽園」という作品の
テーマにしている「夢」です。アート・ミステリーとかいうジャンルで、
大変な人気で、とても面白い。この本を読んでから、わたしはルソーが
好きになりました。
砧公園に冬桜が咲いていました。
5~6歳位の男の子が「お母さん! 桜が咲いてるよ!」と言ったら
「今頃桜は咲かないわよ」とお母さん。
『八重のサクラ』ですよ!