11月15日ボストン美術館・ミレー展を見てきました。
ミレー生誕200年記念として、ボストン美術館からバルビゾン派や
ミレーの影響を受けたフランスの画家たちを紹介する展覧会が
三菱一号館美術館で、行われています。 ~2015.1.12
友達3人で、10時オープンに合わせて美術館中庭で待ち合わせました。
いいお天気の土曜日でしたから、ドアが開くまでに長い行列が出来ました。
自然を愛するボストン市民は、ミレー作品を愛好し、愛蔵し、美術館開館後
寄贈したので、美術館に多くのミレー作品が所蔵されているのだそうです。
日本美術もたくさん所蔵している豊かな、うらやましい美術館ですね。
「今回、」ボストン美術館3大ミレー」といわれる《種をまく人》、《羊飼いの娘》
《刈り入れ人達の休息(ルツとボアス)》が同時に初来日していて、話題です。
「バルビゾン村」 展示室にミレーの大作が展示してあります。
ミレー《刈り入れ人たちの休息(ルツとボアス)》
今回のミレー展で一番魅かれた作品です。色合いが優しく明るい。
働いている人達の自然で温かな雰囲気が好き。
「ボアスが自分の畑の刈り入れを頼んでいる村人達に、ルツ(新妻)を
仲間にいれてやってくれと紹介している場面。」
ミレー《種をまく人》 ミレー《羊飼いの娘》
左 山梨美術館にもある誰もが知っている画。農民画路線の原点でしょう。
蒔いているのは、麦ではなくて、そば・・だそうですよ。
右 これも大きな絵でした。逆光気味ですが、暗めのミレーの絵が
光いっぱいの絵に変わっています。
3年前に北フランスへ行ったとき、バルビゾン、フォンテーヌブローの森
へも行ってきました。秋だったので、バルビゾン派好みの秋色の
景色の中を歩いてきました。
パリから小1時間で近く、物価が安い、眺めが良い、空気が良い・・ので
芸術家にとっては、静かに仕事ができるところじゃないかしら?
もう一度行ってみたい美しい村でした。
「フォンテーヌブローの森」展示室では、
コロー、テオドール・ルソー、クールベ、などのバルビゾンに集まった
画家たちの作品が多く展示されています。
総点数64点でしたので、疲れも感じずにじっくり見て“わかる絵”を鑑賞できました。
友達を待たせてしまって ゴメンね。
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