大分放浪2024秋彼岸
まだまだ暑すぎる彼岸の3連休、僕は30数年ぶりに大分を旅してきた。
サラリーマン修行時代に2.3回、先輩に同行して大分出張した記憶がある。街の記憶は全くなく当時は大分空港からホーバークラフトに乗り市内まで移動した事だけが記憶に残っている。
今回は大分にあるトキハ百貨店の催事協賛としての旅である。
秋の彼岸法要にはスケジュール的に伺えないので出発の日の内に西蓮寺へ向かい滝汗の中、墓参りをし親父と兄貴と先祖代々に挨拶してきた。そして和尚さんにまたキチンと拝んでもらうようお願いしてきた。
今回は手荷物キャリアが大きいので私物はリュックに入れて背負い陸路で大分を目指した。新幹線を小倉で乗り換えて特急ソニックで大分に向かった。
大分は陸の孤島と言われるだけありやはり遠かった。しかしトキハ百貨店は大きくて、街の規模に対するその売上高はローカルな百貨店では恐らく日本一だという事を初めて知った。
九州に単身赴任していた雑魚釣り仲間の旧友アキヒロとユーキに大分では何を食うべきか事前に確認しておいた。
取引先が用意してくれたホテルに投宿した後、僕は近くの郷土料理を出してくれる店で食べログポイントの高い『こつこつ庵』という居酒屋へ向かった。
なかなか昭和レトロの味わい深い店である。入口を入ると大きな水槽にデカい関アジと関サバが泳いでいる!かなりデカい!
先ずは「とり天」である。聞けば1人客の為にハーフサイズがあると言う。
いやはや美味い!
次に「リウキュウ」と「椎茸のコロッケみたいなん」を頼む。
めちゃ美味い!
「リウキュウ」は醤油と味醂と胡麻のタレに漬けにした魚の刺身である。カンパチを頼んだのだがこれは雑魚釣り基地で間違いなく作れそうである。
しかし更に驚いたのはお店に地元の焼酎と酒のメニューがものすごく多い事多い事!せっかくなので僕は大分の麦焼酎をその中から適当に選びつつ嗜んできたのであった。
翌日夜も同じ店を目指したが、やはり人気で満席であった。仕方がないので適当に近くのお母さんが作るお惣菜の店に入ったのだがこちらは失敗であった。レベルが違いすぎるのであった。気になり食べていなかった「だんご汁」を頼んだのだが、これは東北の「ひっつみ」の白味噌仕立てといったところであった。
そうそう、展示会にて用意してくれていた昼食弁当にも普通のように「とり天」が入ってあり僕は滞在中毎日それを食べたのであった。
1日目は朝が早く、2日目は大雨で早朝ウォークが出来ず街を見渡せなかったがまた次回機会を作り訪れる事が出来たらと思っている。
商圏としては想像していた以上にパワフルな街である事は分かった。
連休最終日、和歌山近鉄での催事協賛をスタッフらに任せて、僕は北摂のお客様へ納品の予定があったので前日大分での催事終了後に小倉まで戻り小倉で投宿したのだが…
翌朝なんと…
山陽新幹線が運行見合わせしているではないか!
結局僕が小倉を発ったのは昼過ぎである。翌日また新幹線で尾道への反復横跳びとなる。
やれやれだったが郷土料理大満足の旅であった。
大分バンザイ!