今年も盆休みの後半を利用してBKKを旅してきた。
ギリギリに予約したという事もあろうが、この時期、LCCと正規航空会社との旅費価格差が3倍という事もあり深夜便のエアアジアにてBKK入りしたのだが、やはりギュウギュウの座席が辛かった。
ドンムアン空港に降り立ったのが朝の3時半、さすがにそのまま何処かで時間を潰して働くのも辛いので、以前家族で訪泰した時に利用したトンローにある安宿へ入り2時間ほど仮眠を取りシャワーを浴びた。1泊800バーツ(約2800円)の部屋である。
タイを訪れたら先ずは朝食にバーミーをと近所の道端で食した。今回も短い滞在だが屋台飯中心でいくつもりだ。
出発の際にエンジェル投資家としてシンガポールにて活躍している箕面高校同期のKATOもBKKに入っている事を知り、プロンポンの屋台飯にて再会乾杯をしてお互いの近況報告をし合った。
KATOと別れた後、シーロム通にあるクライソンのオフィスへ。
その後、アジアホテルのそばにあるチャイヤンのオフィスを訪ねた。
クライソンもチャイヤンもともに6月の香港フェアは史上最悪だったらしい。
この夜、チャイヤンの計らいでスリランカからのジェムマーチャントらと合流し総勢7名で最高に美味いローカルタイレストランへ連れて行ってもらった。
スリランカ人同士はシンハリ語、タイ人同士はタイ語、人種を越えた会話は英語となり、独特の発音でいささか聴き取りにくい内容もあったが楽しい晩餐であった。
前回もこのレストランに連れて行ってもらったのだが最高に美味かった。ソフトクラブのソムタムはやはり最高だった!
そしてその後はなぜかタニヤへ流れて深夜まで。チャイヤンはたまにタニヤに訪れているようであった。昔サミーと夜な夜な酒を交わした10年近く前よりほとんど出向かなくなったタニヤだが、以前にもまして場末感が溢れていた。
朝が早かった僕は最後はくたびれモードになりながらもごちそうになったチャイヤンにお礼を言い、タクシーでスクンビットにある常宿に戻ったのであった。
ぐっすり寝た翌朝も道端の屋台を探してバーミーを頼んだ。40バーツ(約130円)也。この店のバーミーはあっさりとした鶏出汁でこれまた美味であった。タイで食べるバーミーは量的にはランチには少ないのだが朝食には適量なのだ。相席のテーブル真ん中のカゴに入れてあるモヤシやミントをバーミーに適当に放り込んで食べるのである。
あまりハエなどが止まっていなさそうなカゴの底の方のモヤシを一掴みし我がバーミーに投入した。
しかし今回のBKKはとても過ごしやすい気候である。日本の方がはるかに湿気もあり暑いのだ。
相変わらずの渋滞の中、この日もタクシーで取引先へ向かった。
昼メシはシーロムビレッジの奥にあるローカルなレストランへ。ここでは最初にクーポンを求めて支払うスタイルなのである。帰りに余ったクーポンで返金してもらう。このスタイルはスワヌプーム空港にも従業員用のフードコートとして在り何度か訪れた事がある。
よくわからないが美味そうなのでこの2品を指差した。60パーツ(約200円)也。安い速い美味い!因みに瓶ビールだけ200パーツ(約660円)となんでやねん?的に高かった。
この夜は、25年来の親友であるサミーとリンゴ、日本から同じタイミングでやってきた幼馴染のFUJII家族とディナーに出向いた。
サミーに促され、またイモムシを食べた。まあまあ美味い。
みんな変わらず元気そうで何よりであった。FUJII家族はこれから1週間、バンコクで余暇を楽しむとの事。うらやましい限りだ。
FUJIIはこれからは毎年1カ月くらい休みを取ってゆっくり過ごす時間を作りたいと語った。そんな生活が僕も出来たら良いと思う。FUJIIにはずっと昔から働きすぎだと言われてきた。この歳になり毎日のペースを考えて過ごすというのも良いのであろう。
サミーもリンゴも相変わらず元気そうでなによりであった。
サミーも若かりし頃の様に飲む事はなくなったが、それでも変わらずビアチャンのボトルを1本、2本… また1本と僕らは空けていった。
サミーとは人生の半分以上の付き合いだなと話した。20代30代の頃は毎晩深夜3時頃まで酒を飲みカラオケに行っていたあの頃とは違い、今僕らはゆっくり落ちついて飯を愉しむようになった。
僕らもそういう年齢に到達したのだなとふと思った。
翌日、前回のBKK訪問同様、夜のフライトまで最終日は出来るだけゆっくりと思いつくまま放浪の時間を過ごそうと決めていたので、朝食の常である道端バーミーを食べた後、気の向く方に歩いた。
そして個人的にBKK随一とここ最近は思っているタイマッサージ『 THE THAI 』へ出向いた。
多少痛いが爪先から頭のてっぺんまでゴシゴシとマッサージされて全身ふにゃふにゃ状態にしてもらった。
その後、アソーク駅ターミナル21にあるMKにタイスキを食べに行ってきた。昼からビールを飲んで腹パンである。 腹一杯食べて600パーツ(約2000円弱)。
腹一杯となり、買い物して部屋に戻り、ごろ寝してチェックアウトしてまた1人タイ料理屋へ。今回の旅はとことんタイを食らおうと決めていたのである。
活きたまま飛び跳ねる川海老を辛いタレに絡めてそのまま食べてしまうメニューは初めてだったけど、アンニャオ(もち米)と食べると美味かった。所謂、おどり食いスタイルである。
本場のタイ料理を色々食べながら、やっぱり僕はタイという国が好きだと思っていた。また近いうちにやってきたい。というか本当に老後はタイで生活出来ないかなとか改めて真剣に思ったりしているのだ。
次回の訪泰は出来ればもう少し長く滞在して、BKKから少し離れたタイの街を放浪したいと密かに思っている。
タイ万歳!