早朝に関空へクルマを走らせてヨーロッパへ。
今回はKLMを利用するのだが、チェックインの際にとてもお得なプランがあると言うので40代最後となる今回の海外旅の往きのフライトをビジネスクラスに切り替えてみた。
KLMビジネスラウンジから広い機内座席へ、たらふくビールとグラスワインを飲みながら”THE SHAPES OF WATER”を観た。これが名作なのか…
よくわからない…
フラットになるシートで寝て、起きては飲んでまた寝てとアムステルダムまでのフライトを寛いだ。
今回の滞在は、先ずバーゼルにて2日間働き、夕方の列車でミラノに移る。翌日の日曜日はフィレンツェへ出向き、月曜日にミラノにまた戻りそこで働いた後、帰国するという流れである。
今年も昨年同様、我が誕生日はイタリアで迎える事になる。
今回は、というか以前にも同じミスをした事があるのだが、関西空港で借りるべきWi-Fiルーターを忘れて出国してしまうという過ちを出国後に気づいた。よって今回はソフトバンクの海外パケ放題を利用する事になった。
アムステルダム空港にて小さな春を見つけた。
バーゼル空港からバスでサンルイ駅へ。そこで鈍行電車に乗継ぎミュールーズへたどり着いた。想像より遥かに寒い3℃である。これは風邪をひかないように気をつけないといけない。コートを買わないといけないかもしれない。
翌朝、ミュールーズ駅で電車を待っていると今回もバーゼルに出展しているCHAIYANとそのスタッフらとバッタリ出会った。折角なので今夜晩飯食おうと話す。
バーゼル駅前の風景
寒い夜、CHAIYANらと晩飯へ、またまたご馳走になった。感謝
バーゼルの仕事を納得いく形でこなした夕方、ミラノ中央駅行きの特急列車に乗った。今夜、ヨーロッパは夏時間に1時間時計を進める事になっている。夏時間でも朝は氷点下なのであった。
アルプスを抜けてミラノに移る列車の中で、麻薬犬を連れたイタリア通関がパスポートをチェックしにきた。手持ちの現金を見せろというので財布を見せたのだが、他にないかとカバンの中を漁りだし、中にジュエリーの仕入れインボイスを見つけ疑わしいと思ったかカバンの内側にあるまとまった現金を密かに仕舞ってあるチャックを開けられたのだが、一番手前にあった日本円を入れた封筒をトラベラーズチェックと勘違いしたようで、その時点でカバンを返してくれた。
ばれても法に反するまでの現金を持っていた訳ではないが、他に持ってないと話した手前、ホッとしたのであった。
ミラノに到着するのが21時半になるので、連結している食堂車でビールを飲みながら晩飯としてサラダを頼んだ。
勝手知ったるミラノに入ると、知らずに張っている気分が楽になるのであった。
翌日曜日は、フィレンツェにてロレンツォとのアポが午後4時という事もあり、モデナで途中下車する事にした。
初めて降りる街である。思ったより田舎の小さな街であった。
この街はなによりも「モデナの剣」が有名である。フェラーリなのである。エンゾフェラーリ博物館なのである。
フェラーリはやはり格好良すぎるのであった。
モデナよりボローニャで乗り換え、フィレンツェへ。ロレンツォとイラリアに会い打ち合わせ後、まだイタリアでは早い時間だったが肉を食いに前にも訪れたマーケットへ。
豪快に出てきたTボーンステーキを食べた。ほとんどレアだが柔らかくて美味かった。
フィレンツェも春先なのに今年は信じられないくらい寒い。今月上旬には-10℃の日もあったらしい。街を歩く人々はみんなまだ真冬用のダウンを着ている。
今回、フィレンツェより鈍行列車で40分程離れたエンポリという町でアポがあり、朝の混み合った列車に乗り込んだ。
エンポリという町には2時間ほどしか滞在しなかったが実りある打ち合わせが出来た。又訪れる事になるであろう。
サンタマリアノヴェラ駅前で列車までの30分で急いで食べたポモドーロアラビアータがベーシックだが最高に美味かった。
ミラノに戻った夜、いつも通うリストランテへ。1人の夜は必ずここなのだ。
ドゥオモの前に立つ。ここに立つだけでカラダからの灰汁が抜けて行く気がする。
今回の旅の最後のタスクをミラノにて完了させて、アントニオとアンドレアとでいつものモンテナポレオーネのペパームーンへ。
この店に行けば必ず食べるスパゲティボンゴレとローストビーフのルッコラ和え、それが僕の40代最後の晩餐となった。
その後、ドルチェ&ガッバーナのBARで誕生日を祝ってくれた。
さてと、日本に帰ってまた上を向いていこう!
追記:
ミラノからアムステルダムへ移る機内にて、突然にCAに名前を呼ばれた。
「MR.清水、今日は貴方の誕生日ですよね?シャンパンでも如何ですか?」
そして手書きコメントが書かれたカードを手渡してくれた。かなりこっぱずかしかった。
なんでもない事なのかもしれないが、このようなサービスがきっと僕に仕事にも必要かもしれないとふと思った。
おもてなしである。
今回はKLMを利用するのだが、チェックインの際にとてもお得なプランがあると言うので40代最後となる今回の海外旅の往きのフライトをビジネスクラスに切り替えてみた。
KLMビジネスラウンジから広い機内座席へ、たらふくビールとグラスワインを飲みながら”THE SHAPES OF WATER”を観た。これが名作なのか…
よくわからない…
フラットになるシートで寝て、起きては飲んでまた寝てとアムステルダムまでのフライトを寛いだ。
今回の滞在は、先ずバーゼルにて2日間働き、夕方の列車でミラノに移る。翌日の日曜日はフィレンツェへ出向き、月曜日にミラノにまた戻りそこで働いた後、帰国するという流れである。
今年も昨年同様、我が誕生日はイタリアで迎える事になる。
今回は、というか以前にも同じミスをした事があるのだが、関西空港で借りるべきWi-Fiルーターを忘れて出国してしまうという過ちを出国後に気づいた。よって今回はソフトバンクの海外パケ放題を利用する事になった。
アムステルダム空港にて小さな春を見つけた。
バーゼル空港からバスでサンルイ駅へ。そこで鈍行電車に乗継ぎミュールーズへたどり着いた。想像より遥かに寒い3℃である。これは風邪をひかないように気をつけないといけない。コートを買わないといけないかもしれない。
翌朝、ミュールーズ駅で電車を待っていると今回もバーゼルに出展しているCHAIYANとそのスタッフらとバッタリ出会った。折角なので今夜晩飯食おうと話す。
バーゼル駅前の風景
寒い夜、CHAIYANらと晩飯へ、またまたご馳走になった。感謝
バーゼルの仕事を納得いく形でこなした夕方、ミラノ中央駅行きの特急列車に乗った。今夜、ヨーロッパは夏時間に1時間時計を進める事になっている。夏時間でも朝は氷点下なのであった。
アルプスを抜けてミラノに移る列車の中で、麻薬犬を連れたイタリア通関がパスポートをチェックしにきた。手持ちの現金を見せろというので財布を見せたのだが、他にないかとカバンの中を漁りだし、中にジュエリーの仕入れインボイスを見つけ疑わしいと思ったかカバンの内側にあるまとまった現金を密かに仕舞ってあるチャックを開けられたのだが、一番手前にあった日本円を入れた封筒をトラベラーズチェックと勘違いしたようで、その時点でカバンを返してくれた。
ばれても法に反するまでの現金を持っていた訳ではないが、他に持ってないと話した手前、ホッとしたのであった。
ミラノに到着するのが21時半になるので、連結している食堂車でビールを飲みながら晩飯としてサラダを頼んだ。
勝手知ったるミラノに入ると、知らずに張っている気分が楽になるのであった。
翌日曜日は、フィレンツェにてロレンツォとのアポが午後4時という事もあり、モデナで途中下車する事にした。
初めて降りる街である。思ったより田舎の小さな街であった。
この街はなによりも「モデナの剣」が有名である。フェラーリなのである。エンゾフェラーリ博物館なのである。
フェラーリはやはり格好良すぎるのであった。
モデナよりボローニャで乗り換え、フィレンツェへ。ロレンツォとイラリアに会い打ち合わせ後、まだイタリアでは早い時間だったが肉を食いに前にも訪れたマーケットへ。
豪快に出てきたTボーンステーキを食べた。ほとんどレアだが柔らかくて美味かった。
フィレンツェも春先なのに今年は信じられないくらい寒い。今月上旬には-10℃の日もあったらしい。街を歩く人々はみんなまだ真冬用のダウンを着ている。
今回、フィレンツェより鈍行列車で40分程離れたエンポリという町でアポがあり、朝の混み合った列車に乗り込んだ。
エンポリという町には2時間ほどしか滞在しなかったが実りある打ち合わせが出来た。又訪れる事になるであろう。
サンタマリアノヴェラ駅前で列車までの30分で急いで食べたポモドーロアラビアータがベーシックだが最高に美味かった。
ミラノに戻った夜、いつも通うリストランテへ。1人の夜は必ずここなのだ。
ドゥオモの前に立つ。ここに立つだけでカラダからの灰汁が抜けて行く気がする。
今回の旅の最後のタスクをミラノにて完了させて、アントニオとアンドレアとでいつものモンテナポレオーネのペパームーンへ。
この店に行けば必ず食べるスパゲティボンゴレとローストビーフのルッコラ和え、それが僕の40代最後の晩餐となった。
その後、ドルチェ&ガッバーナのBARで誕生日を祝ってくれた。
さてと、日本に帰ってまた上を向いていこう!
追記:
ミラノからアムステルダムへ移る機内にて、突然にCAに名前を呼ばれた。
「MR.清水、今日は貴方の誕生日ですよね?シャンパンでも如何ですか?」
そして手書きコメントが書かれたカードを手渡してくれた。かなりこっぱずかしかった。
なんでもない事なのかもしれないが、このようなサービスがきっと僕に仕事にも必要かもしれないとふと思った。
おもてなしである。