今年のGWはマイレージを利用して沖縄入りし久米島に住む親友ナカとキャンプをしながら釣りを楽しむ計画を立てた。ありがたい事にキャンプ道具一式はナカが所持しており全て持参してくれるという事で、僕はいつもの通り釣り道具と着替えのみ用意すれば良かった。
飛行機の兼ね合いで着いた日と帰る日は那覇にある沖縄船員会館に宿泊するという流れの5泊6日の旅程となった。
沖縄船員会館は当初フェリーで久米島に出入りするつもりだったところナカに立地が便利だと教えてもらい予約したのだが、サイトを見ると船員だと一泊2400円、一般でも3600円とシステムが面白く、又、すこぶる安いので結局空路で久米島入りする事に変更したのだが宿泊はそこに滞在する事にした。
久米島滞在3泊の内の1日は遠藤くんの大きい船をチャーターし近海ジギング、もう1日は小さい船をチャーターしインリーフキャスティングというこれまで体験した事のない釣りを楽しむ。また帰りの日は夕方までカヤックをレンタルして釣りを楽しむという釣り三昧の旅計画なのである。
様々な釣りに対応すべく今回の持参タックルはロッドを6本、リール7台という重装備となった。またいつものメタルジグに大物キャスティング用のミノーやポッパー、インリーフやショアキャスティング用のルアーなども色々持ち込んだ。PEは2号から4号まで、リーダーは8号から18号までをセットした。
5月3日:
自宅出発を夕方5時の目安としていたので、午前中に10kmWALKと岩盤浴へ行って汗を流してきた。
やはりまだ脚は完治ではなく踵に若干違和感があるので走るのはやめて歩き続けた。
帰宅して雑魚釣り仲間のマツモト兄が経営する製麺屋から頂いた麺を用いラーメンを作ってみた。無冠水のこの麺にはあっさり醤油味が1番だと聞いていたので、市販の醤油ラーメン用スープに前夜より削節と昆布と白ネギの緑の部分を煮詰めておいたスープと合わせてみた。更には茹で卵とほうれん草とワカメ、そして白髪ネギに辣油とコチジャンと胡麻を絡めた物をトッピング。
コレが美味かった!
出発前のひとときをゆっくり寛ぎながら色々釣りの事を考える。今回は前回イソマグロにアシストラインをぶち切られるという敗北を考慮してワイヤー入りのシングルフックを用意してきた。久米島の魚は本当にデカいのでドラグもかなりキツめにいかねばなるまい。とにかくデカい魚を釣り上げたい。またインリーフキャスティングは全くもって未知だが何か釣れればきっとハマりそうな気がする。当初4.5日のチャーターを天候の都合で5.6日に変更し、それにより6日は僕単独のチャーターキャスティングの予定だ。
GW故に駐車場や渋滞を気にして少し早めに関空に向かったのだが心配は杞憂で早めに関空に着く。どこかで飲もうと空港内を歩くも開いてる店はすき家のみ。結局、ローソンで酒とつまみを買ってベンチ飲みからの旅スタートだ。気持ち良く酔って、夜のフライトは寝ていたいと思う。
那覇へのフライトはガラガラだった。マイレージ利用者を除き、最終便を利用する客はそうそういないのであろう。
宿泊先の船員会館界隈は全く店が開いてなく、少し歩いてラーメン屋のような店でオリオンビールと泡盛を飲んだ。今夜も気持ち良く酔ったみたいだ。
5月4日:
朝6時に起きて船員会館を後にする。さて久米島に行こう。
左が南大東島行き、真ん中は宮古島行き、右は久米島行き。どこもなんだか魅力的だな。
鋭く甘かった沖縄バヤリース。
久米島空港にはリョーマと遠藤くんが待っていてくれた。しかし生憎の天気である。風速も12.13メートルありとても船を出せる海況ではない。
午前10時半に仕事が終わるナカを待って、沖縄そばを食べに行き、その後、買い出しをしてキャンプ場へ。
2人でテントを組み立てタープを張ったらまた雨が降り出した。
少し雨が止んだので陸っぱりから僕はルアーを、ナカは秋刀魚の切身を餌に竿を出すも魚は釣れず、早々に引き上げて薪を切り火を起こした。
なぜ焚火はずっと見ていれるのだろう…
肉を焼き、酒を飲み、色んな話をして笑う。
仕事上がりのリョーマとミサキが加わるも僕はかなり酔っ払い、先にテントの中のシェラフに沈没したのであった。
遠藤くんから翌日の欠航を聞かされ、チャーター船の全てのスケジュールを単独釣行にて6.7日に変更する事にした。
5月5日:
6時に目を覚めると焚火が消えていたのでまて火を起こし激しい雨の中、ぼんやり過ごす。
今日は予定していた釣りが欠航となり、ゆっくりと寛いだ時間を仲間と共に。
昼メシは亀吉にて沖縄そば。2日連チャンのソーキそばだ。
午後からショアキャスティングの道具を持ってナカとリョーマと海へ。
真泊港の脇の岸壁でキャスト。魚は釣れないが気持ち良かった。
ナカが釣ったオジサンを僕が捌き、焼肉の桐乃から取り寄せた肉を焼いて酒を飲む。
この日もあっという間に寝落ちした。
この季節のテントは暑くも寒くもなく、そして寝心地が良く快適であった。
5月6日:
この日は単身、遠藤くんの小さい方のボートでインリーフキャスティングに挑戦した。
いやはやコレが大変楽しいのだ。
水深1.5メートルから3メートルの透き通った海の根の脇へポッパーなどのルアーを投げて誘うとドン!と出る感じ。
一度カスミアジらしき強いアタリがあったのだがリーダーの結束が甘く切れてしまう。僕のミスだ。
その後、かなり立派なムネアカクチビがヒット!そばの30-40メートルの駆け上がりにてこちらもなかなかのバラハタをヒット。
このインリーフキャスティングはこれからもっともっと楽しみたい釣りである。やはりトップでの魚のバイトは面白すぎる。
夜は居酒屋にてムネアカクチビを捌いてもらい酒を飲んだ。
最高である!
5月7日:
この旅で最も天候が良い1日。
朝6時にナカに大洋丸が係留されている儀間漁港まで連れて行ってもらう。
この日は遠藤くんと遠藤くんの息子ソウタと僕はデカいカンパチを狙って一級ポイントとされるシューガマまで。約1時間半船を走らせてもらったのだが、今回も前回正月に訪れた時同様に掛かる魚がデカくて取りきれない。
カンパチらしい走りに翻弄されて根ズレでラインブレイクしてしまったり、その後も釣った魚が途中からサメに代わり鬼のようなトルクでドラグが出されラインをぶち切られたり。
結局、僕はこの日、これまで雑魚釣り釣行にてエースとして使用していたメタルジグ5個をロストし惨敗した。
ヒレナガカンパチの幼魚を釣り上げただけである。
しかし魚を掛けることが出来ても引きが強すぎてリールからラインが出されてしまう。
今のタックルでどうやったら取れるのだろうか…
出来るだけ海底より高いポイントにて魚を掛けなければ取り切れない気がする。
帰港してキャンプ場に戻り、急いで釣り道具とキャンプテントらをナカと2人で片付けて久米島空港に送ってもらった。
今回もナカには至れり尽くせりで本当に感謝なのであった。
那覇に戻り、かつてナカに紹介してもらい一緒に釣りに行ったジュンの営む居酒屋へ。
その後、焼鳥屋でビールからハイボールを気持ちよくなるまで飲み色々話した。
しかし楽しい時間はあっという間である。
次はいつ久米島に行こうかな。
久米島万歳!
釣りロマンを求めて〜🎣