破格的な演出、多様な試みの先駆者パク・チャンホン監督
この間ドラマは一度見ればそれだけの消費的なコンテンツと見なされてきたが、パク・チャンホン監督はドラマが映画のように一つの文化として認められるように願うので、たとえ商業的な成功とは距離があってもこつこつと十分に作り込んだ主題を持ったドラマを作ろうと思う。
Interview by Chung Sun Kyung, Photography by Lee Jae Ha
監督として魔王という作品を通じて最も伝えたかったメッセージは何ですか?
人は絶対善良だったり絶対不道徳でありません。 不幸、葛藤、傷などの何かの契機によって選択をしなければならない瞬間がくるが、最もやさしい方法が復讐することです。 世の中を生きながらちょっと問い詰めてみるとそんなことがとても多いが、その数多い場合に人間は誰でも悪魔になりうるし、天使にもなりうるということでしょう。 それで自身が処した状況を静かに見つめて‘私はどんな決定を下すだろうか’を<魔王>を通じて一緒に見て回って悩んでみようということが私が魔王を通じて提示したい部分でした。
監督の演出作の大部分がキム・ジウ作家とともに製作されていますが、キム・ジウ作家に固執する理由がありますか?
大部分でなく全部です!(笑い) 私が金先生に固執する理由は視聴者たちがもっとよくご存知だろうと考えられるが、文をとてもうまく書かれるためでしょう。作家が文をうまく書くということは最も重要ながらも基本的な徳性ですが、金先生はそれよりより大きい徳性を持っています。まっすぐ行かれることが出来ない人、足りない人、すなわち弱者に対する配慮がとても大きいという点でしょう。作品でそうだというだけでなく普段にもそのように考えて実践しながら生きる方です。 その一方で自身の作品にはあまりにも謙虚なのでその方の謙遜により私がさらに演出を熱心にするべきだとの考えを持つようにさせられる方です。
ひょっとして企画過程や製作過程で作家と意見衝突はなかったんですか?
もちろんあります。そうする時は話をして合意点を見出します。対話をしてみて‘こういう方法ですればどうでしょうか?’と私が懇請をします。(笑い) 先生がそれでもだめだといえばそれは何か理由があることと深く考えてみて、それで私が納得すれば金先生がしようといわれるというままします。しかし、私の意見が合っていると考えられる時は金先生が快く許諾されるから、どんなに大きい意見の相違が出ても、皆さんが期待する争いのようなことはありません。(笑い)
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