まあ、多くの人がレビューを書いているので読んでみると、案外「つまらない」と酷評している人が多いモノですねえ。
さて自分はというと、ともかく理解するのに頭がついていけない感があり、それは、セリフのやり取りに散りばめられた「笑い」の要素を理解するのに時間がかかるということです。
笑いについては素人の私が、お笑い論的な要素が多くを占めるこの小説をちゃんと理解したいと思いながら読むのに . . . 本文を読む
阿川佐和子さんの著書。帯には70万人が泣いた!・・・と大げさに書かれている。
阿川さんのことは、好きだ。かわいいし、頭脳もそこそこ聡明。
さてこの著書は彼女の貴重なインタビュー経験を元に書かれているので、説得力がある。
ひとつひとつに発見はないが、人とのコミュニケーションが苦手な人にはきっと役に立つと思う。
ふりかえって自分は聞く力があるか?というと、対談レ . . . 本文を読む
副題に、「経済学の常識をくつがえす資本主義の大転換」とある。
経済学の常識を知らない私にとっては、あまり意味がわからないのだが・・・。
でもこの本、とても面白いのでおすすめ。反面、ではどう解決したらいいのかについては、明快な解が書かれているとは言い難いのでその点は×である。
少し前に書いた「グローバル経済に殺される韓国・・・・」と共通する部分も多い。
  . . . 本文を読む
興味深い本だった。
サムスンに代表される韓国企業。その成功の裏で苦しむ韓国国民。サムスンを見習えという評論家。
私も解を見いだせずにいたこの問題を扱った本である。
企業ビジネスの成功という視点と、国の国民の幸福という視点では全く進む道が違うという話なのだが、この本では、国民の幸福を望むならデフレ経済からの脱却とゆるやかな保護主義が必要だと言っている。
そして、日本はどの国を . . . 本文を読む
ロックやポップスの歴史が知りたくて買った一冊。
さすがにミュージシャンが書いた文章はリズムが良くて読みやすい。
プレスリーに始まるロックの潮流がよくわかる本だ。
もうだいぶ読み進んだところでGSの話が出てきた。この日本独自のスタイル。そこで気になったのがユニセックス的なところで、これは現代の腐女子につながるといのだ。えー? GSというのはユニセックス的だったのかあ? 赤松愛は女の子みたいだっ . . . 本文を読む
週刊文春に書評が載っていて、つい買ってしまいました。
まだ、「日本」と「フランス」しか読んでないけど、面白い。
文春の書評以上に面白い(文春の書評は平凡な切り口で書かれている)。
牛肉を焼いて食べるという料理が、その国の文化によって異なるのだが、その文化のひもときかたがスルドイ。少しその辺の表現やページのさきかたがしつこいとも言えるけど、単に世界中へステーキを食べに行って、その顛末や感想を書 . . . 本文を読む
書店で見て気にはなっていたものの、流行りで買うのは悔しい?からまだ買っていない。
昨日、テレビでこの本を参考にした特集が組まれていた。
冒頭では「彼は人のアイデアにすぐケチをつける」 「人のアイデアでもいいと思うと、あたかも自分が思いついたかのように話す」というエピソードから始まった。
私はiPhoneファンだ。またiPodもいいと思うが、自分は同じ曲を繰り返し聞くのが好きではないので早々に . . . 本文を読む
たまにはいつもは通らないところを歩くべきと思い、今日は阪急三番街方面を散策。
紀伊国屋書店も久しぶりに行きました。
そしたら、表題のような雑誌が平積みされていたので買ってしまいました。
まだじっくりは読んでいませんが、前々から感じていた「朝鮮半島のあの頃って、ドラマで描かれているほどきらびやかだったのか?」という疑問に答えてくれていました。
答えはNOです。そして、どうしてドラマではそんな . . . 本文を読む
触発される題名だが、触発された私が悪い。
期待外れとは、まず何らかの「期待」があって、その期待と実際の間にギャップがあるという意味だから、もし何も期待せずに読んだら面白いかもしれない。
何を期待したかというと、「米国製エリートはこういうところが本当にすごい」というディーテイルが明らかになっているのではないかと思ったこと。もしくは、「米国製エリートはぜんぜんすごくない。実態はこん . . . 本文を読む
スーパーに買い物に行くと、家でごはんを作る人が減っているんだなあというのを実感する。
調理の手間の無い刺身、焼くだけの焼き肉用肉、鍋物の素材、お総菜、そんなものばかりが目立つ。
そんな事実をデータ的にうらづけながら、しっかり分析していることを期待して買った本だが期待はずれだった。
但し書きはあるものの、ライフステージ特性を十分にさっぴかないで数字が扱われているので説得性に欠ける。
2006 . . . 本文を読む