
ひょんなことから10年前の記憶を追うことになりました。今日はその時に買った小冊子とともにその日の記憶をたどることにします。
タカ長の友だちに、毎年のように高千穂の神楽を見に行く人がいて、その人の強い勧めで2007年に初めて高千穂の神楽を見に行きました。その後も2回行き、2014年のときは徹夜で見ました。文字通りの「高千穂の夜神楽」でした。今日紹介するのはその時の写真です。
その神楽の起源は、天照大御神が天岩戸に隠れられた折に、岩戸の前で、天の鈿女の命が調子よく面白く舞ったのが始まり、と伝えられていますが、確かのことは分かっていないようです。
この高千穂の夜神楽は昭和53年に国の重要無形民俗文化財に指定されています。

これは天の鈿女の命の舞です。
天照大御神の岩戸隠れで闇となった世界に再び光をと、岩屋の前で衣もかなぐり捨てて踊り狂い、神々の大爆笑を呼んだ天の鈿女の舞です。ストリップの元祖と言われているようですが、それにしては気品にあふれた優雅な舞でした。



戸取、手力雄命(たぢからおのみこと)の舞です。
天の岩屋の岩戸の音を掘り、髪をふり乱す手力雄命の力強い舞です。



舞開き。天照大御神がお出ましになり、暗黒の夜が明け、光あふれる世になったことを喜び祝う舞です。


このような神楽を見ながら夜が更けてゆきます。夜神楽の鑑賞も体力勝負だと言えます。



鎮守、大屋津姫命(おおやつひめのみこと)と爪津姫命(つまずめひめのみこと)の舞です。「つま」の字がパソコンの中にはありませんでした。小冊子には手偏に爪の字になっています。
杜の樹木などを司る二神によって、諸神が社に降臨し、鎮まりたまうことをあらわした舞です。
このような舞が続いて、夜が更けて、、、、、、そして、、、、、、、、、、、


「中入り」と言うのかどうか知りませんが、湯茶の接待がありました。夜神楽鑑賞もひと休みです。
夜神楽はまだまだ続きますが、更新のほうもひと休みにします。次の更新が明日になるかどうか、それは未定です。