
あさイチにクリニックに行き、そのあと散髪屋に行くのが今朝の予定でした。
そのクリニック、今朝は何故かしら患者さんが少なくてタカ長が1番。そのため早く終わって散髪屋の予約時間まで50分くらいの空き時間が出来ました。
それなら団地住まいを始める前に住んでいたあたりをおおまわりして、と言うことで、散髪屋さんとは逆方向に歩き始めました。あまり行かない町の散歩です。

遠くに見える赤い屋根の近くに住んでいました。今では住宅地になっていますが、当時は田んぼの中に家がポツンポツンの感じでした。その住宅地の狭い道を歩いていると、、、、、、、
「○○さんでしょう」とご婦人から声をかけられてました。タカ長はその瞬間、「□□さんだ」と分かりましたが、それを口にする前に「□□です」と名乗られ、立ち話が始まりました。
□□さんは昔のご近所さんで、わが家と同じような子どもがおられ、「源流を訪ねる会」に所属されていて、山の話を色々して、、、、、、
50年も前の記憶が一気に噴き出して、楽しい立ち話をさせてもらいました。それにしても奇跡的な偶然、町を歩けばそのようなことに出逢うこともあるのです。

立ち話の余韻を楽しみながら、左に見えるビルの向こうの散髪屋さんに向かいました。
余談ですが、その頃はこの川もキレイで、季節になればホタルが、少しオーバーに言えば、川が明るくなるほど飛んでいました。もちろん、子どもを連れてホタル狩りに行っていました。

散髪屋さんに着くとさっそくその話。
「いつもとチョッと変わったことをされたからそのような偶然に出逢えたのですね。多くの人はいつもと同じような生活をしながら、『何かいいことはないか』と言っている。そのようなことは無いですよ。自分の行動を変えないと、変わった経験は出来ないですよ」
と散髪屋さん。この散髪屋さんは若いのですが、深いことを口にするのです。その通りですね。
山歩きは自然が相手なので日々の変化はありますが、それでも歩くコースを変えたり、行く山を変えれば出逢う感動も大きくなります。
家にこもって古女房にグチグチ言いながら、「何か面白いことはないか」なんて言うのは虫が良すぎますね。小さなドラマに出逢いたければ、自分の行動を変えるしかないのでは。
散髪してもらいながら、そのようなことを考えていました。