昨夜は演劇鑑賞でした。
劇団銅鑼公演「おとうふコーヒー」
新しい福祉政策下でもお年寄りにとことんつき合う、特別養護老人ホーム「おさんぽ」の辻所長と職員、ボランティアたちが入所者のふみ子の最期を看取る物語です。
ふみ子も他の入所者金山も認知症。タカ長たちの年代では他人事とは思えない物語でした。
出演した俳優さんなどについてはタカ長はコメント出来ませんが、舞台に立つ俳優さんの演技にはいつも感動させられます。
コロナ禍の中でもこの演劇活動は継続されています。昨年の5月には「文化芸術に関わる全ての皆様へ」と言う、都倉俊一文化庁長官の文書が配布されました。その中には次のような一文があります。
文化庁に設置した感染症対策のアドバイザリーボードの提言では、クラッシックコンサート・演劇等の公演は、観客が大声で歓声、声援等を行うものではないため、観客席における飛沫の発生は少なく、感染拡大のリスクは低いとされています。(中略)
また、来場者が静かな環境で鑑賞を行う博物館や美術館、映画鑑賞においても、飛沫による感染拡大のリスクは低いと考えられ、(中略)
実際に、このような感染症対策が適切に講じられている公演や展示において、来場者間で感染が広がった事例は報告されていません。
広島市民劇場では、当初は観客席2席に観客は1名と言うかたちで演劇鑑賞をしていましたが、コロナ禍の状況が分かってきた段階でそのように席を空けることは無くなりました。しかし、今日までコロナ感染の報告はありません。
ある面では当然のことでしょうが、その当然のことが行われていない段階での、文化庁長官の英断に感動し、支持したものです。
文化芸術活動は、断じて不要でもなければ不急でもありません。このような状況であるからこそ、社会全体の健康や幸福を維持し、私たちが生きていく上で、必要不可欠なものであると確信しています。
都倉俊一文化庁長官のコメントは鳥肌モノですが、今になってもこの種のコメントを出す大臣がいないのは何故でしょうか?
コロナ問題を純粋に科学的、医学的な問題としてとらえないで、ある種の利権で動いているからだ、と言ったら叱られるのかなぁ???
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