ちょっと南に下ったところの山の稜線に万里の長城があります。白草口長城というよう。観光名所として売り出し中のようで、道路が整備され、きれいな公衆トイレもありました。観光バスも停まれる駐車場があり、車もけっこう並んでいました。
レンガ張りではなく、版築で造られた土の城壁なので、それなりに風化がすすんでいますが、それにしては保存のいいほうだと思います。
行けるところまで行ってみようと思って、どんどん . . . 本文を読む
1029話の写真、城壁から木が外にでてましたでしょ。あれを内側の根元のほうからみた写真で、ニレの古木です。どこからか種が飛んできて城壁に根をおろしたのでしょう。ニレはこの地方で一般的な樹木の一つで、「楡」のつく地名もたくさんあります。
2000年に、私たちが大同の農村で調査をしたところ、農民が植えたいと思う樹木のベスト5はつぎのとおりでした(果樹は別)。
ポプラ 88.2%
ヤナギ . . . 本文を読む
城壁のなかの町に、ちょっと変わった家がありました。門柱の対聨に「上帝賜福年年喜楽」とありますし、門の上に十字架もみられるようなので、キリスト教の信者さんの家だろうと見当をつけました。
現場では気がつかなかったんですけど、あとで写真をみると、ちょっと変わった字体で「已馬内利」とあるので、これを中国の検索サイト・百度にいれてみたのです。そしたら自動的に「以馬内利」がでてきました。音は同じなんですね( . . . 本文を読む
城壁の内側に階段があったので、上に登ってみました。城壁のなかはいまは普通の町で、城門からまっすぐに道路が延び、車も走っています。3つの門を通じてしか出入りできないのは不便でしょうけど、この広武古城は2006年5月、国務院(中国政府)によって全国重点文物保護単位に指定されていますから、それくらいの不便はしかたがないのでしょう。
この古城のなかにも最新のものがあります。ソーラー発電の街路灯です。大同 . . . 本文を読む
門です。東西の門は比較的大きく、南の門は小さいそう。これは大きなほうの門ですから、おそらく西側の門です。北側には門はないそうですが、それを確かめることまではしませんでした。敵が襲ってくるとしたら北の方角からですので、そちらに門は作らなかったのでしょう。
いまは開け放たれていますが、木製の厚い頑丈そうな門扉がついていました。外から中のようすはわからないので、門をくぐるときはどきどきします。
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この4月のことです。緑の地球ネットワークのツアーの人たちは帰り、前中久行代表と私が残りました。ああ、明日は日曜日だな、どこか遠出をしましょうか、と前中さんを誘いました。思いついたのが雁門関。
雁門関の北側は朔州市山陰県、南側は忻州市代県です。大同からちょっとだけ西に足を延ばすことになります。大同事務所の運転手の郭宝青さんは山陰県の出身なので、雁門関の前に広武古城に案内してくれました。中国の城は城 . . . 本文を読む
果物屋さんです。言わなくてもわかりますね。果物の種類はたいへん豊富だと思います。中国じしんにも亜熱帯から寒いところまでありますからね。そのうえに熱帯の果物をはじめ、諸外国からの輸入品もたくさんあります。
いつだったか、前中代表がドリアンを買って帰ってきたので、ドリアンパーティをしたことがあります。そして、「熱帯の果物を食べに大同に行こう!」というのはどうですか、という話まででました。
スイカに . . . 本文を読む
瓮(かめ)にはいった酒を量り売りしています。「散酒」というのかな? たいていは蒸留した白酒で、度数の低いものでも40度を超えています。ほかの店ではコーリャン酒の原酒75度があったのですが、この店では70度が最高でした。値段は1斤=500gが7元で、日本円にして140円弱。
酒だったらなんだっていいという私だって、あまりおいしいとは思いません。今年の4月にも2斤を買ったのですが、最後まで飲みきるこ . . . 本文を読む