東村山聖書教会がスタートしてから3年余、不定期ではあるものの、説教で「教会」をテーマにお話する機会を設けています。この前の日曜日は、『教会と御霊の賜物』というテーマで説教を語りました。
聖書によれば、聖霊が信者各自に多様な賜物を与えています。
「さて、賜物はいろいろありますが、与える方は同じ御霊です。」(Ⅰコリント12:4)
ここでは、「いろいろ」と言われ、「異なる賜物」(ローマ12:6)とも表現されています。しかもそれは、神の「みこころのままに」です。
「同じ一つの御霊がこれらすべてのことをなさるのであり、御霊は、みこころのままに、一人ひとりそれぞれに賜物を分け与えてくださるのです。」(Ⅰコリント12:11)
だとすれば、互いの賜物を比較したり、競争したり、誇ったりするのはナンセンスということになります。むしろ、「皆の益のために」とあるとおり、他者のために用いられることで本来の目的を果たしたことになります。
「皆の益となるために、一人ひとりに御霊の現れが与えられているのです。」(Ⅰコリント12:7)
東村山聖書教会は開拓期にある小さな集いですが、すでにいろいろな場面でそれぞれの賜物を役立てて自主的に仕える姿を目にしています。決して無理強いはいけませんし、同調圧力でもなく、自然体に喜んで、「互いの賜物をもって仕える」という教会の文化が培われていけばと願っています。