マイペースで行こう

キリスト教会の牧師のブログです。更新も内容もマイペースですが、19年目に入りました。

何が大切かというと

2008-06-17 16:30:10 | 神学校・講座
今日は、牧会学の講義に出席しました。
牧会のリソースと原動力というテーマでした。
特に「使命感と召命」の違いに注目しながら、考えました。

簡潔に言えば・・・
使命感は自分が主体(私は何をするのか)と言えるでしょう。
召命は神様が主体(私がどのようにあるべきと望まれているか)であるということでしょう

例えば・・・
パウロは、異邦人宣教を自らの使命と認識していました。
しかし、その根底には、神様から選ばれて、使徒、宣教者としての召命が、彼にありました。

召命が根底にあって、それに基づいての使命があり、そして、実際の職務の遂行。

職務(特定の地域やポジションでの実際的な務め)
使命(牧師、伝道者、宣教師などの役割)
召命(神様からの献身<狭義での>への呼びかけと応答)

・・・という構造が成り立つということでしょうか。

使命や職務は、時とともに移り変わりはあります。
しかし、神様がその人に与えた召命は、生涯のものです。
ですから、牧会者は、常に自らの召命という点に照準を合わせるべきなのです。

それを疎かにして、使命感ばかりで行動していると・・・
神様を押しのけることにもなりかねません。
そう考えると
いつの間にか・・・神様ではなく、自分が主体になっていることもありうるわけです
自分の生き方が、本当に神様のみこころに従ったものであるのか、冷静に考える必要がありますね




最後に話題は変わりますが・・・
今度、この講演会に参加してみようと思います。
久しぶりに御茶ノ水にお出かけです。

「聖書翻訳文の日本語を考える」
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