なつかしもん(移ってきました)

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小説版 ルパン三世 カリオストロの城

2014-10-04 22:15:00 | ☆コレクション
1982年 集英社 コバルト文庫「ルパン三世 カリオストロの城
著者 山崎晴哉
宮崎駿氏の好意によりノベライゼーションしたと書いてあります。

先に映像があってそれをノベライゼーションしたものは、ほとんど元のものと色々なものが違っています。

雰囲気だったり、セリフだったり、一番違うのは元にないエピソードや細かな情報が入っていることです。

この「カリオストロの城」も映画とはだいぶ違います。

ルパンはテレビシリーズのようにおちゃらけているし、この小説自体の文体もそうです。

映画と違う所を少し紹介。
◯ 伯爵に品がない。
◯ 庭師の老人は夫婦でいる。
◯ クラリスを塔から助け出す際にルパンが撃たれ、ルパンだけ救出されるのが映画だが小説ではクラリスも一緒に救出される。
その後老人夫婦や次元、五右エ門と会話したりしている。
◯ その場所にルパンに変装したジョドーと次元伯爵が現れクラリスをさらって行く。
◯ クラリス最初は「おじさま」と言っていたが途中から「ルパン」と呼ぶ。
◯ ジョドーには浪人中の息子がいて大学に入るのを見届けるまで死んでも死にきれないと思っている。
◯ ルパンとクラリスの別れのシーン。小説では銭形警部がこのシーンを見ていて気を利かして時間を置いている。
◯ 銭形警部のあのセリフはない。

既に映画で固まったイメージがあるので読んでいると変な違和感を覚えてしまうのでノベライゼーションは私にとっては読みにくいものだった。







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