「見仏」と「札所巡り」と「仏教少々」

仏像鑑賞と札所巡りと受け売りの仏教を少し

牛久大仏2008

2008-07-14 02:47:39 | 見仏(茨城)
 2年ぶりの牛久大仏。この大きさは、はんぱない。
バスで近づくにつれ、大仏が見えはじめたころ、
その異様な大きさに気づく。
ダビンチの画法にもみられるように、遠くに
あるものは、ややかすみが、かかったように見える。
その大仏は、かすみがかかっていて、確かに
遠くにあるのだが、なぜか視界に入っている
そのものは、著しく大きい。

 門の前まできたとき、東本願寺派のお寺である
ことを始めて認識した。
本願寺派であることは知っていたが。
(ちなみに築地本願寺は西本願寺派)。

 大仏の全身がみえるところまでくると、
遠近感がなくなる。割と離れている距離なのに、
お顔がとても大きくみえる。
そして、もう見上げるところまできてみると、
もう笑うしかない。大きくて。

 世の中、一般的に、新しいぶつは、ありがたあられない。
仏像としての価値あるものとは認識されない。
明治以降あたりに作られた国宝級のぶつは、
そんなにないのではないかと思う。
想像するに、あと、200年もたてば、
(期待も含めて)、国宝になっている可能性は
高いのではと思う。

写真は、右足親指の実物大もけい。
爪の高さのところで160cmある。





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テーラワーダ仏教協会の法話part5

2008-07-07 23:55:59 | 仏教
 1000人以上聴衆がいたかもしれない。
これだけの大きな場所を確保して、
お金もかかると思われるが
無料で法話をして下さって、ありがたいことだと思う。
スマナサ-ラ長老と主催者に感謝をしたいと思う。
 
 9/17から東京国立博物館でスリランカ特別展が
開催されるという。楽しみ。100点ほどのレプリカと、
数十点の本物が展示されるという。
この開催の記念として、
9/21,スマナサ-ラ長老の話もあるらしい。
「輝く島の美に出会う」という題がついているので、
主は、観光と思われるが。

 インドでは、おそらく仏教のにおいはあまり
しなさそうなところであるのに対して、
仏教の雰囲気を味わう海外旅行なら、スリランカは、
よさそうなところだと思う。
スリランカもいつか行ってみたい。


(終わり)
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テーラワーダ仏教協会の法話part4

2008-07-07 23:51:23 | 仏教
 瞑想の仕方の講義の前に、少し戒律めいた内容の復唱
があった。その中で、お酒は飲みません。
という文章があり、復唱された人は守れるのかなあと思った。
これより前の昼休み、近くのインド料理店では、
法話を聞きにきていたと思われる人たちが席を
埋め尽くすほどいて、その中で、ビールを注文している
人がいて、法話を聞くのにお酒を飲むなんてと思った。

 さて、瞑想の仕方についての講義。
人は、考え、考え、考え抜いて結論を出そうとするが、
むしろ、直感的に出した結論がよかったりする。
思考を一時的にやめることが大事。
一時的に思考を止めることで、エネルギーの充電にもなる。
より良い結論も出せる。
 瞑想をするとき、雑念があるとよくない。
どうしても、何か考えてしまう。
そこで、思考を停止するために、
瞑想している今の状況を心の中で実況中継すると、
雑念がなくなり良いというのが、コツらしい。
じっとしていると、体の一部がかゆくなったり、
痛くなったり、そのかゆいとか痛いとかという感覚を
心の中で言葉にしていく。
 瞑想には、まったく動かないでする瞑想もあるが、
超スローモーションで動作をしながらの瞑想もあるという。
食事のときもしかり、歩くときもしかり。
超スローモーションで瞑想状態で食事をすると、
満腹感がすぐに得られ,ダイエットにもよいとか。

 瞑想については、知識がなく、どんなものだろうと
思っていたが、少しだけわかったような気がする。
たぶん、瞑想は、座禅での思考と同じような
ものなのだろうと思う。

(続く)
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テーラワーダ仏教協会の法話part3

2008-07-07 22:53:38 | 仏教
 聴衆と師の質疑応答。
質問1:豊かさとは何か?
 質問した方は、前日までカンボジアへ行っていて、
そこで、ゴミの山に埋もれて家のない子供たちが
生活しているのを目の当たりにして、
(日本等)豊かだと言われているなかで、
このような状況がある。どう思いますか?
という感じの漠然とした内容の質問をされた。
(自分がカンボジアへ行ってきたということも
 誇示したかったのかもしれないが、
 なぜそういう質問をされたのだろうと、
 ふと考えてしまったが)

回答1:
 貧乏だから、決して惨めな状況にあるとは限らない。
 一門無しでも、楽しく歌を歌う女性のむかし話を
 例にだして、お話された。

質問2:
 師が説く初期仏教(小乗)に対して、
大乗仏教についてはどう考えられていますか?

回答2:
 中国や、日本の仏教は、仏教というより、
浄土教や、日蓮教などと考えたほうがよい。
→これは、日本の仏教徒には
ちょっときつい一言かもしれない。
師が外人なので、直接的な言葉を使っても、
まるい表現になるが。
真の仏教は、初期仏教であるといわれた。
しかし、初期仏教が仏教なのだというと、
そこには限界がある。
初期仏教を信仰するためには、出家しなければならず、
お酒を飲まないなどの厳しい戒律がある。
それを一般人が目指すのはちょっと厳しい。

質問3:
 秋葉原のような事件は学校教育で、
仏教を教えれば起きないですよね。
それから、私の娘に対して子離れできそうに
ないんですけど、
何か私にかつをいれてもらえませんか?(前者は
その通りだと思うが、後者は公の場で話をするような
内容ではないのではと思ったりもする)

回答3:
 省略

質問4:
 うつになった彼女を助けたいのだけどどうすれば
よいですか?師の本とかも読んでみたらと言っても、
宗教に対して拒否反応を示している状態です。

回答4:
 まず、本人が救われたいと思う気持ちが
起きなければどうしようもない。・・・
ひとつ方法として、運動をするというのもいいかもしれない。


なんだかんだ言っても,質問を考えてもいない、
質問をしようとしない自分に
比べると、質問をされたみなさんは、りっぱだなあと思う。

(続く)
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テーラワーダ仏教協会の法話part2

2008-07-07 21:22:49 | 仏教
「生きるとは何か」について、4点あげられた。
(1)無常
常に同じ状態であることはないということ。
仕事を解雇されたり、死別したりと、
悲しいことも起きるし、
決していいことばかりではない。
いろんな状況が刻々変化している。
悪いときもあるけれどもいいこともある。
一部の無常は認め、一部は認めないのはダメ。
無常を直視すべき。
世の中は、無常であるということを認識をすれば、
気持ちをいくぶん
楽にして生きていけるのではないだろうか。
ということ。

(2)生きることは苦である
生きることは、動いていること。
たとえば、呼吸を止めたり、体の動きを
しばらくとめると苦しい。
生きるということは、苦を含んでいる。
また、例えば空腹苦→食べるという過程がある。
食べすぎると、満腹苦になる。
空腹苦から満腹苦への過程には幸せを感じる。
独身苦(結婚できない苦しさ)から結婚できたとして、
苦はなくならず結婚苦(結婚したらしたで、
結婚したことによる苦が生まれる)。
ここで、余談で、師が結婚式にちっとも呼ばれないが、
呼ばれても出たくない。
どうせ結婚苦になるのに、・・・と言って、
笑いを誘っていた。

(3)一切の現象は、因縁によって現れる。
悪いことがあっても、何か自分に非があったりするから、
起きたりする。何でも一方的に他人のせいにはできない。

(4)エゴでわがままで生活をすることではない
→ちょっと内容は忘れてしまった。

(続く)
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テーラワーダ仏教協会の法話part1

2008-07-07 20:47:21 | 仏教
 スマナサ-ラというスリランカのお坊さんの
法話と瞑想の仕方についての講演があり、
出かけていった。
長時間だったので、最後のほうは、疲れて体が
だれていたが、有意義な1日だった。
 スマナサ-ラという方は、
風貌はまさにインド系のお顔立ちで初老のお方。
ブッタは、こんな風貌をされていたのかなあと
思ったりした。
 仏教は反宗教的な宗教であると、
最初に言われたのに、少し驚いた。
他の宗教は、経典に書かれていることだし、
前前から言われていることなので、
と納得させるが、仏教は論理的に理解し、
納得する宗教。
 「仏教は、負け組みの溜まり場ではない。」
は、何かチクリとするものがあるが、
後々の師の話、私が今まで聞いた法話でも、
そうだなあと思う。付け足すなら、
仏教は、本来葬式をするためのものではない。

(続く) 

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