栃木の方の住職。45歳くらい。
その前は、大阪にあるお嫁さんの実家のお寺にいたそうだ。
大阪で、一味会という、いわゆる法話のようなものがあった。
この住職の先輩が、住友金属重工業の社員を集めての法話を
していたという。
ナマステというインドの言葉があるが、ナム(南無)と意味が
関係しているという。
南無は、従うとか、聞きいれる存在。帰依。
何に帰依するか。浄土真宗では当然、阿弥陀さん。
この住職は、お腹の子供を死産させてしまった女性の法事に。
とても明るい人という印象。
実は夜は泣いていたという。
この住職は、自分をわかっていなかったと反省。
(悲しいのだけれど、明るさをよそおっていた)
金子みすずの詩「さびしいとき」の引用
さびしいとき
わたしがさびしいとき、
よその人は知らないの。
わたしがさびしいとき、
お友だちはわらうの。
わたしがさびしいとき、
お母さんはやさしいの。
わたしがさびしいとき、
ほとけさまはさびしいの。
仏心は、みかえりを求めない大慈悲。
仏様はさびしいというのは、この慈悲につながる。
(自分が寂しいまま、仏さまは、同感してくれて、
自分の気持ちをわかってくれる。
見仏家が思うに、つまり、仏像鑑賞のひとつのよさ
を示していると思う。)
インドのむかし話。
ある女性が子供をなくし、嘆き悲しんでいた。
ある師が、救ってあげようと、その女性に言った。
普通の家庭にどこにでもあるとあるものを、
身内を亡くしていない家からもらってきて、ほしいと言った。
その女性は、たくさんの家を回って、そのものを入手しようと
するが、身内を亡くしていない家など、どこにもないことに
気づく。
(・・・身内は、いずれ死ぬ。自然の摂理。だから、
そんなに嘆き悲しむな)
その女性は後に出家したという。
この話は、2ヶ月ほど前に見た映画「道元」の中にも
同様にあった。
ここで、浄土真宗的な教え。
亡くなったことを、かわいそうに、と、
生きている人は思う。それは生きている人の傲慢さ。
(浄土にいけるのになぜかわいそうなの?)
とある新聞に、野球選手の小林繁、不運、57歳で亡くなる。
江川問題で、阪神にトレードに出され・・・というのもあり
不運という内容だった。
(浄土は素晴らしいところなのになぜ不運なの?)
眠くならず、よいお話が聞けたと思う。
その前は、大阪にあるお嫁さんの実家のお寺にいたそうだ。
大阪で、一味会という、いわゆる法話のようなものがあった。
この住職の先輩が、住友金属重工業の社員を集めての法話を
していたという。
ナマステというインドの言葉があるが、ナム(南無)と意味が
関係しているという。
南無は、従うとか、聞きいれる存在。帰依。
何に帰依するか。浄土真宗では当然、阿弥陀さん。
この住職は、お腹の子供を死産させてしまった女性の法事に。
とても明るい人という印象。
実は夜は泣いていたという。
この住職は、自分をわかっていなかったと反省。
(悲しいのだけれど、明るさをよそおっていた)
金子みすずの詩「さびしいとき」の引用
さびしいとき
わたしがさびしいとき、
よその人は知らないの。
わたしがさびしいとき、
お友だちはわらうの。
わたしがさびしいとき、
お母さんはやさしいの。
わたしがさびしいとき、
ほとけさまはさびしいの。
仏心は、みかえりを求めない大慈悲。
仏様はさびしいというのは、この慈悲につながる。
(自分が寂しいまま、仏さまは、同感してくれて、
自分の気持ちをわかってくれる。
見仏家が思うに、つまり、仏像鑑賞のひとつのよさ
を示していると思う。)
インドのむかし話。
ある女性が子供をなくし、嘆き悲しんでいた。
ある師が、救ってあげようと、その女性に言った。
普通の家庭にどこにでもあるとあるものを、
身内を亡くしていない家からもらってきて、ほしいと言った。
その女性は、たくさんの家を回って、そのものを入手しようと
するが、身内を亡くしていない家など、どこにもないことに
気づく。
(・・・身内は、いずれ死ぬ。自然の摂理。だから、
そんなに嘆き悲しむな)
その女性は後に出家したという。
この話は、2ヶ月ほど前に見た映画「道元」の中にも
同様にあった。
ここで、浄土真宗的な教え。
亡くなったことを、かわいそうに、と、
生きている人は思う。それは生きている人の傲慢さ。
(浄土にいけるのになぜかわいそうなの?)
とある新聞に、野球選手の小林繁、不運、57歳で亡くなる。
江川問題で、阪神にトレードに出され・・・というのもあり
不運という内容だった。
(浄土は素晴らしいところなのになぜ不運なの?)
眠くならず、よいお話が聞けたと思う。